第62話 癒しの鈴
弟子となった甲斐犬コボルトと共に山の頂上へ向かうサクラ。
「ここにアイテムがあるらしいのだけど…」
山の頂上は見晴らしの良い草原となっていた。
サクラが周囲を確認すると、
「これかしら」
宝箱を見つける。
早速開けてみると、
「鈴?」
サクラが手に入れたのは1つの鈴。
鑑定してみると『癒しの鈴』と表示された。
「あっ、ウタマルにも装備できるのね」
この『癒しの鈴』はウタマルに装備ができるアイテムだった。
「それじゃあ帰りましょうか。あなたもついてくるのよね?」
「ガル!」
無事アイテムを手に入れたサクラは甲斐犬コボルトと共に柴犬コボルトの里に帰る。
柴犬コボルトの里に戻ったサクラは早速甲斐犬コボルトを紹介する。
「おや、おぬしは…」
ヤナギは甲斐犬コボルトを知っているようで、
「おぬし無断で里を出ただろう。一度戻って話をしてきなさい」
どうやら甲斐犬コボルトは自分の里を無断で抜け出し、山にいたらしい。
甲斐犬コボルトはこのあと甲斐犬コボルトの里に戻ることとなった。
「バウ」
「ガル」
弟子コボルトことチワワコボルトと甲斐犬コボルトが何やら話をしている。
「バウ!」
「ガル!」
握手するチワワコボルトと甲斐犬コボルト。
何だかわからないがどうやら意気投合したらしい。
その様子を見て仲良くできそうでよかったと安心するサクラ。
「ウタマル、はいお土産」
サクラはウタマルに手に入れた『癒しの鈴』をつける。
「キャン!」
チリンと鳴る鈴の音をウタマルは気に入ったようだ。
この『癒しの鈴』は装備している者に癒しを与える効果なので、サクラ自身が装備する必要がある。
しかし楽しそうに鈴を鳴らすウタマルを見ているだけで十分癒され満足なので問題なかった。
サクラの新衣装を試すことから始まった山登りは新たな弟子とアイテムを手に入れて無事に終わった。




