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第50話 魔素溜まり
「こっちの方はこんな感じなのね」
ヤナギの依頼で魔素の集まる場所に向かうサクラ。
サクラが向かっている場所は柴犬コボルト里を出た西側方面。
少し荒れた感じの場所で、乾いた地面の所々に草が点々と生えている。
元からこうなのか魔素の影響なのかはわからない。
進んで行くと、
「あそこね」
サクラは淀んでいる場所を見つける。
浄化する前の手乗りベアの森のように重々しい空気の空間が目の前にあった。
早速浄化してみることに。
「えーと、確かスキルを使えばいいのよね?」
サクラは練気スキルを発動させる。
ヤナギに教わった浄化の方法だ。
どうやらサクラがスキル練気を使うと魔素を浄化できるらしい。
そのおかげで手乗りベアたちも浄化できたらしい。
スキルにそのような効果があるのか。サクラだから浄化できるのか。
理由はわからないが使えるのなら使ってしまおう。
サクラは深く考えるのをやめた。
サクラのスキルにより魔素は徐々に薄くなっていく。
数分後。
魔素により淀んでいた場所は元の状態に戻った。
「これでよし」
仕事を終えたサクラが一息つこうとすると、
「…ここにもいるのね」
黒い影に覆われたモンスターが現れる。




