第43話 弟子入り希望
サクラの前に現れたチワワコボルト。
「バウ!」
その愛らしい外見とは裏腹に勇ましい声をしている。
「やっぱり、この前近くにいた子なのね」
このチワワコボルトは以前、サクラがフォレストベアと戦っていた時に感じた視線の正体だった。
敵意はなかったので、サクラは気付いていたが特に何もせず放置していた。
「バウ、バウ!」
チワワコボルトはあの戦いを見てサクラに弟子入りしたいとやってきたのだという。
「うん、いいわよ」
サクラあっさりとチワワコボルトの弟子入りを認める。
(やった!これで合法的にもふもふできるわ)
内心そんなことを考えているサクラであった。
チワワコボルトの弟子入りを認めたサクラは、チワワコボルトを連れ一度コボルトの里に戻ることにした。
「フォッフォッ、これはこれは」
ヤナギは嬉しそうにチワワコボルトを見る。
「彼は手乗りベアの森の先にある別の里からやってきたのでしょう」
ヤナギの話によると、チワワコボルトの里が手乗りベアの森を進んだ先にあるらしい。
その里はおそらく皆チワワの姿をしたコボルトなのだろう。
近い内に行こうと決めるサクラ。
その後カレンにチワワコボルトの道着作ってもらい、それを着てもらう。
「バウ!」
「うん、よく似合っているわ」
こうしてサクラに初めての弟子が誕生した。




