第35話 修行しよう
「新しいスキルを習得するためにしばらく留守にします」
ジュリに会った翌日。
AQOにログインしたサクラは新しいスキルを習得するために行動していた。
スキル『錬気』の習得方法は判明しており、その条件は一定数のモンスターとの戦闘と討伐。
要はたくさんモンスターと戦えばいいだけ。サクラにとっては簡単なことだった。
「サクラさん本当に森に向かわれるのですか?」
ヤナギが心配そうに尋ねる。
「ええ、せっかくいい狩場を教えてもらったのですもの」
サクラはたくさんモンスターいそうな場所をヤナギに聞いたところ、コボルトの里の外を北に進んだ先にある森を教えられた。
しかしそこはコボルドたちが近づくのを恐れるほど強いモンスターたちがうようよしている。
「それに出るのはクマのモンスターなのよね?私クマと戦うの初めてだから楽しみ」
ヤナギの心配を余所にサクラはウキウキしていた。
「それじゃあ行ってくるわ」
サクラが出発しようとすると、
「ちょーっと待ってください、サクラさん!」
カレンが待ったをかける。
「サクラさん、修行といえば必要なモノがあります。それは…」
「それは?」
「それは修行着ですっ!」
そういうとカレンは一着の道着を頭上に掲げる。
カレンが用意したのは白い道着。空手や柔道で使われるものと同じタイプだ。
「うん、いい感じね。カレンちゃんありがとう!」
道着に着替えたサクラはカレンにお礼を言う。
「いえいえ、こちらこそありがとうございます」
道着を着こなすサクラを見てうっとりするカレン。
「それじゃあ改めて、行ってきます」
こうしてサクラは森へ向かって行った。




