第30話 サクラたちの日常
ある日のサクラたちの日常。
side:アンズ
まずはホームに露店に出す料理の仕込み。用意ができると露店へ向かう。
1時間後。
ホームに戻ってきたアンズ。忘れ物をしたわけではなく持っていた商品が完売したため帰って来たのだ。
ここ最近アンズの店はNPCたちの間で更に評判となり、店が開くとすぐに完売してしまうのだ。
一仕事終えたアンズはまた食材の用意をはじめる。すると、
「「「ワフ」」」
「こんにちは、今用意しますね」
集まってきたコボルトたち。どうやら今度はコボルドたちの料理教室をするようだ。
アンズの教え方が良いのかコボルドたちの料理の腕はどんどん上がっていく。
コボルトの里でもコボルトの作る料理のお店が生まれる日も近いかもしれない。
side:カレン
「hahahaha!」
ホームの作業場からはカレンのハイになった声が響く。
最新の設備を使える上に、あこがれだった和風の町で好きな衣装を作れる幸せでカレンのテンションは限界突破していた。
今まで思い通りにできなかった分の鬱憤を晴らすかのようにカレンは作業にのめり込んでいた。
カレンは一仕事終えるとコボルトの里に出て英気を養い、そしてまた作業へと戻る。
そんな日々をカレンは過ごしていた。
side:サクラ
忙しそうにしている2人のことは気にせず、サクラは相変わらずウタマルやツバキたちと遊んでいる。
時々アンズの露店の店番をしたりするが、基本的には自由気ままに過ごしていた。
何が起ころうとサクラのやりたいことは変わらない。
もふもふと戯れることがサクラにとって何よりも大事なことなのだ。
そんな風に過ごしていると、
「サクラさん、1つお願いを頼まれてはいただけませんか?」
ヤナギから依頼の話がくる。
その内容はコボルトの里の外の見回りだった。




