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第26話 呉服屋
呉服屋と書かれた看板を見つけたサクラとウタマル。
「ウタマル、呉服屋だって。行ってみようか」
「キャン!」
看板を掲げる店に向かうとそこは露店で、
「ヘイ、ラッシャイ!」
ねじり鉢巻きを頭に巻いた法被姿の黒髪の少女が出迎えてくれた。
「うわ~素敵。あ、これとかウタマルに似合いそう」
「キャン」
サクラは露店に並ぶ和柄のスカーフをウタマルに当て品定めをする。
その様子をニコニコ笑顔で見つめる店主の黒髪の少女。
「うん、これに決めた!すみません、これください!」
サクラが選んだのは唐草模様のスカーフ。
「はい、毎度アリ!」
サクラは早速購入したスカーフをウタマルの首に巻く。
「キャン!」
ウタマルは嬉しそうに顔を上げスカーフをアピールする。
「うんうん、凄く男前になりましたヨ」
「ですよね!」
サクラが食い気味に同意する。
「ところでお客さん、こういった和のモノが好きなんですか?」
「ええ、持ってるホームも日本家屋なんですよ。あっ、よかったら見に来ます?」
「是非!お願いします!」
店主は食い気味に即答する。
サクラは呉服屋の店主をホームに招くこととなった。




