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第22話 猫と謎の石
サクラが女の子に料理を渡して数日後。
いつものように露店の店番していると、
「お姉ちゃんこんにちは!」
元気な挨拶で女の子がやってくる。
「こんにちは。猫ちゃん元気になった?」
「うん!ほら見て」
女の子の腕の中には1匹の猫。
「ニャ」
気だるそうにダランとしているがこの猫は普段からこんな感じなのだろう。元気になったのなら良かった。
「ニャ」
猫は口にくわえていた何かをサクラの前に置く。
「ん?石?」
小さな石ころ。
とりあえず鑑定してみると『???』と表示された。
「私にくれるの?ありがとう」
サクラは小さな石ころを手に入れた。
女の子と猫は帰っていき、サクラとウタマルもコボルトの里に戻る。
現在サクラはコボルトの里で過ごすことが多い。
「サクラさん、おかえりなさい」
「ただいま戻りました。あのヤナギさん、これって何だか分かりますか?」
ヤナギにもらった石ころを見てもらう。すると、
「これは…。サクラさん、これは大切に持っているといい。きっといいことがありますよ」
と意味深なことを言われる。
サクラはひとまずこの石ころを身につけておくことにした。




