第151話 デパートの屋上にあるアレ
増えすぎたゴーレムのマスコット化計画が進められる。
それから数日後。
ビギンの街の妖精広場。
そこにいたのは動物の姿をしたゴーレムたちだった。
よく見るとゴーレムたちは四足歩行の姿をしており、背中にはコボルトや子供たちを乗せていた。
これは一昔前にデパートの屋上にあったパンダカーと呼ばれる乗り物を模している。
他にもテーマパークで見るような着ぐるみのフォルムをしたゴーレムたちが子供たちと遊んでいる。
ビギンの街でも妖精広場ならサクラたちがある程度好きにできる。
そこでまずゴーレムたちをここに置くことに決めた。
その上でゴーレムの姿を万人受けするように改造する。
妖精広場の主な利用者はコボルトや子供たちだ。
彼らに受け入れられる必要がある。
そこで思い付いたのがパンダカーや着ぐるみでだった。
子供たち向けに特化したこれらなら、拒絶されることはないだろう。
それに大人たちから見ても危険ではないとアピールできるのも大きい。
妖精広場なら万が一ゴーレムに不備があった場合でも精霊樹のゴリラを頼れば何とかなる。
結果は大成功。
ゴーレムたちはコボルト、子供たちの人気者となる。
妖精広場が公園からテーマパークの一角のようになってしまったが、利用者が喜んでいるので問題ないだろう。
後日。このパンダカーを気に入ったコボルトたちのリクエストにより、コボルトの里にもパンダカーが配備されることになった。
これなら残りのゴーレムたちの処遇も何とかなりそうだ。
こうして無事ゴーレムたちは新たな姿と生まれ変わり、各所に受け入れられるであった。




