第149話 妖精に会える街②
コボルトたちがネクスの街に店を出してからしばらく。
ネクスの街は以前とは比べ物にならない程、賑わっていた。
柴犬コボルトたちと甲斐犬コボルトたちの料理店は大盛況で、毎日行列ができていた。
またチワワコボルトの道場も物珍しさからか訪れる人々が多い。
その中にはプレイヤーもおり、中にはチワワコボルトに教えを請う者まで現れる。
NPCからスキルを学ぶことはできるが、コボルトから学べる場所はここしかない。
習得できるスキルは特別なものではないが、チワワコボルト目当てで道場に通うプレイヤーは少なくなかった。
妖精フィーバーにより、ネクスの街全体は大いに盛り上がる。
ネクスの街の関係者たちは大変喜んた。
お礼を言われるサクラたちだったが、頑張ったのはコボルトたちだ。
何か謝礼がしたいと言われたが、それならコボルトたちの手助けをして欲しいとお願いした。
コボルトたちの近くにサクラたちが常にいられる訳ではない。
なのでもしもの時、力になってくれる存在が近くにいるのは心強い。
こうしてサクラたちはネクスの街と協力関係を結ぶこととなった。
そしてコボルトたちは新たな街の仲間として、ネクスの街の住人たちから歓迎されたのだった。




