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天罰転生~男、不死者となる~  作者: エドきちザリッパー
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智里との交渉

天也は、頭の中で纏めると口火を切った。


「硬くならなくても宜しいぞ?智里よ。我は、武者修行の旅をしている身の上。平民の世を知りたいと思っておる。だから、貴族だからと恐れる必要は無いのだ」


ハラハラドキドキしながらも、智里の返事を待つ天也。これが吉と出るか凶と出るか…


元服(げんぷく)の儀で御座いますね。解りました。では、いつものアタイでいかせてもらうよ」

「それは重畳(ちょうじょう)。こちらも砕けた言い方でしますね」

「それでも、丁寧語なんだね、アンタは」


天也は、掌で口を隠しながら笑む。


「そちらの方が角が立たなくて良いのではないでしょうか?先に礼を持ってすれば、相手も礼を返してくれると思っていますので」

「そうかい?アタイは、舐められるだけだと思うわよ」

「まあ、そう言う(やから)も少ないとは、言えませんな」


奇跡である。今までの会話でボロが出ていないことがだ。一歩ずつ目隠しの状態で綱渡りしている様なものである。これからが本番である。


「クズ野菜でも、良いから譲ってくれませんか?実は色々不幸な事故があって、持ち物を全て失ったのです」

「いいよ!」

「本当ですか!?」

「た・だ・し、、、、一日アンタを貰うよ」


天也の隠していた口角が引く着いた。

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