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閑話 ライブビューイングⅡ

前話に引き続き中継で賑わクランメンバー達です。

ちょっと長め。


「飛竜のHPが3割を切った!」

「ここからは未知の領域だな……」

「それでもリコリス1なら、きっと……!」


 クラングリュプス本部洋館の一室で、中継される飛竜とアスカの空戦を息つく間もなく見入るクランメンバー達。

 ここまで対物ライフルで先手を取り、片翼にダメージを集中させるという作戦で戦闘を優位に進めてきたアスカ。


 だが、飛竜のHP3割を切り能力上昇状態になったことで、状況は一変する。


「ヤバいよヤバいよ、アイツ機動力取り戻してるって!」

「ミサイル……回避機動取るまでもねぇってか」

「マシンガンも非貫通が明らかに増えてる……これは厳しいぞ」


 能力向上により、低下していた機動力を取り戻し、上昇した防御力の前にピエリスは非貫通の火花を散らす。

 レイライフルのエルジアエも飛竜の鱗を赤くするだけでダメージになっていない。


 誘導性能の低いミサイルなど、旋回するだけで躱されている。


「飛竜……さすがエイシーズ。やるわね」

「あわわ……アスカさん、大丈夫でしょうか?」

「攻撃が全く効いとらんばい!」


 今までの有利が消し飛んでしまったかのような状況に、焦りを隠せないクランメンバー達。

 それはヴァイパーチームやアスカのフレンド達も同様だ。


 ただ一人、ロビンを除いて。


「……これはあの作戦を使うしかないでしょうね」

「ロビンさん、あの作戦ってなんなん?」

「レイン立案のアレよ。万が一用のとっておき」

「アレって……まさか!」

「二手目はない一発勝負。でも、アスカちゃんなら」

「で、ですね……!」


 飛竜討伐前、皆で作戦会議をしたときにレインから出された作戦。

 フレア以上の欺瞞性能をもつ魔法を使い飛竜の意識を逸らし、一瞬のスキを突いて致命の一撃を入れるという、文字通りの必殺技。


 博打要素が強すぎるため、使わずに済むならそれにこしたことはない。

 だが飛竜に対しどうしても一手届かない時。

 その最終手段としてアスカとロビンが用意したもの。


 この状況下では、使うしかないだろう。


 ロビンがそう思うという事は、実際に戦闘をしているアスカは余計にそう感じているのだろう。

 それまでの空戦機動から一変。

 エンジンを吹かし、姿勢制御スラスターをも推進力として、空に分厚くかかる曇へ向かい上昇してゆく。


「なんだ、リコリス1はどうする気なんだ?」

「雲へ逃げるのかな? でもそれじゃあ……」

「駄目だってリコリス1、その動きだと後ろに飛竜が……!」

「避けろ! 【ホーミングレイ】が来る!」

「フレア、フレア! 急いでぇ!」


 後ろを見せ上空へ上ってゆくアスカを、飛竜が当然見逃すはずもなく。

 すぐさま追従、口から白い光を出し、上昇するアスカを見据える。


 アスカも後方の飛竜に対しピエリス、エルジアエで攻撃を繰り出すが、致命傷にはならないと飛竜はこれを無視。

 【ホーミングレイ】を撃ち放つ。


 同時にアスカはフレアを展開。

 飛竜が放った大量の光線がフレアに幻惑され散って行く中、致命的な被弾だけは避けたアスカが雲の中へと消えてゆく。


「ま、間に合った……」

「どうする気だ? 雲へ逃げても状況は変わらないぞ」

「飛竜討伐諦めちゃったのかな?」

「まさか! でも、打つ手なしだよな、畜生……」


 アスカが雲へ入った理由は分からないが、能力上昇した飛竜に対し有効な手立てがないのは明らかだった。

 フライトアーマーが重武装出来ない事は、蟲毒の空を生き残った彼らであれば十二分に理解している。


 現状ではエイシーズ飛竜を倒すのは無理だったか、と重い空気が部屋に広がった、その時。

 アスカが雲から飛び出した。


「出た! どうする気だ!?」

「急降下しながらの射撃……駄目だよ、効いてない!」

「あれだけ連射して怯みもしないのか!」

「リコリス1避けろ! 飛竜が!」

「避けて! よけ……あぁっ!」

「つ……捕まった……」

「そんな……」


 雲から出ると、急降下姿勢のまま落下してゆくアスカ。

 飛竜は当然これを追い、アスカは迎撃のためピエリスとエルジアエを連射する。


 だが、飛竜は先ほど同様これを気にも留めず、脚を広げアスカを捕縛する事に成功した。


 その一部始終を見ていたクランメンバー達からは悲鳴が上がり、やがて諦めが入ったため息へと変わる。

 決して装甲の厚くないフライトアーマー。


 飛竜の凶悪な爪の前にフライトアーマーの装甲などアルミ缶も同じ。

 画面越しに飛竜が笑ったかと思うと、そのままアスカを握りつぶした。


「リコリス1でも駄目か……」

「畜生、なんてやつだ」

「ミニイベントは今回だけじゃない、次こそは僕が飛竜を倒してやる……!」


 フライトアーマートップの技量を持つアスカですら倒せない事に悲観する者、悔しがる者、怒りを露わにする者など、その反応は様々だ。

 共通するのはアスカを墜とした飛竜を射殺さんとするほどの強い視線で睨みつけている事だろう。


 そんなクランメンバー達の視線を知ってか知らずか、勝ち誇るように空を飛ぶ飛竜。

 異変に気付いたのは、ほんの数人だった。


「なにあれ……」

「えっ?」

「飛竜の後ろ。ほら、あそこ」

「何だ?」

「えっ、マジ?」

「嘘だろ、あり得るのかそんな事?」


 ほんの数人だったのがまた一人、また一人と気付き、部屋が異様な雰囲気に包まれてゆく。


「リコリス1だ!」

「やられたんじゃないのか!?」

「一体何が起きた!」

「リスポーンするには早過ぎるぞ!?」


 アスカが飛竜の爪に握りつぶされ、光の粒子となって消滅したのとほぼ同時。

 飛竜真上の雲の中からたった今やられたはずのアスカが姿を現したのだ。


 ありえないその光景にいままでの重苦しい雰囲気が一変。

 驚愕と混乱の渦に包まれるクランメンバー達。

 だが、その正体にはすぐ気付く事が出来た。


「そうか【デコイ】だ!」

「さっき飛竜に潰されたの【デコイ】だったのか!」

「そ、それだわ!」

「リコリス1にはそれがあった!」

「この土壇場で【デコイ】!? なんて作戦だ、俺達まで騙された!」

「嘘だろ!? 【デコイ】は火器使えないしあんな機動取れないはずじゃ……」

「お前知らないのか? 【デコイ】はMOB相手なら【支援AI】で操作できるんだよ」

「なん……だと……!?」


 そう、飛竜が潰したのはアスカ本体ではなく【デコイ】による欺瞞体だったのだ。

 それも通常の動きが緩慢なAIではなく、アスカの相棒【支援AI】アイビスによる火器も使用出来る【デコイ】。


 アイビス操作の【デコイ】はアスカと同じ技量で飛行するため、瞬時での判別は不可能に近い。

 1発当てればすぐに消滅するのだが、逆に言えば1発当てない限りどちらが本体か分からないレベルなのだ。


 この戦闘ではここまで一回も使ってこなかった【デコイ】をここ一番で使用したアスカ。

 結果は見ての通り。


 【デコイ】に釣られた飛竜は高度を落とし、対するアスカは飛竜の上を完全に取っている。


「いけっ、やっちまえリコリス1!」

「こんなチャンスもう二度とないぞ!」

「で、でもどうするの? 飛竜に有効な武器なんてもう……!」


 飛竜の上を取るという千載一遇のチャンス。

 しかし、アスカにはこのチャンスを生かせる武器がない。


 ピエリス、エルジアエともに【デコイ】が使用していたため、【デコイ】消滅と共に地上へ落下。

 ロストしてしまっている。

 仮に手に持っていたとしても、能力上昇状態の飛竜相手には有効打にはならない。


 歓声の中に不安が混じり始めた時。

 アスカのようすが今までと全く違う事に気が付いた。


「あれ……あのエグゾアーマー……」

「あっ、違う! トゥプクスアラじゃない!」

「なんだあのフライトアーマーは!」

「全開で吹かしてるのは……追加ブースターか!」

「あの主翼形状……エンジンノズル形状……彩光かよ!?」

「彩光!? あの直線番長をこの場面で!?」

「まって、リコリス1が手に持って構えてるの、太刀じゃない?」

「マジかよ、本当だ!」

「彩光にあそこまでブースター満載して飛べるのか!」

「馬鹿野郎、無理に決まってるじゃねーか!」


 それまでの機動戦仕様のトゥプクスアラとは違い、最高速のみを追求した彩光を身に纏い。

 ただでさえ不安定な挙動をさらに不安定にしながら、それでもさらに最高速度を上昇させる大型ブースター。

 その手に持つのは、前に大きく突き出した大太刀。


 これだけ見れば、アスカが何を狙っているのかなど、この場にいるメンバーであればすぐに理解できる。


「か、神風特攻だ!」

「マンマミーア!」

「リコリス1最後の切り札がこれか!」

「いけ、リコリス1、行ってくれ!」

「ベイパーコーンが出てる……」

「か、かっこいい……!」

「これ、音速超えてるんじゃないのか!?」

「おぉ、神よ!!」


 中継を固唾を飲んで見守るメンバー達の理解が追い付くよりも早く、アスカは飛竜との距離を詰める。


 ある者は成功を祈り。

 ある者は白熱して拳を握り。

 ある者はすさまじい作戦に腕を組み。

 ある者は見てられないと顔を手で覆い。


 その場にいる者すべてが走馬灯の様な一瞬を感じる中。

 アスカと飛竜が『衝突』した。


「やったあぁぁぁ!」

「すげぇ、あの速度で飛竜を捉えやがった!」

「嘘でしょ、ほ、本当なの?」

「飛竜の完璧に胸を貫いた! 勝ったッ! 第三部完!」

「リコリス1はまだ生きてる、リコリス1の勝ちだ!」


 まるでスポーツ中継の決勝打が決まった瞬間の如く。

 アスカの大太刀が飛竜を捉えたと同時に大歓声が上がる中継会場。


 歓喜に沸き立つメンバー達。

 だが、アルバやヴァイパーチーム、表情は険しかった。


「すげー! ねーちゃんかっこいい!」

「さすがアスカお姉さんですね、ワンチャンスを見事に決めました」

「ロビンさん、アスカさん決めましたよ!」

「駄目よ、仕留めそこなったわ」

「えっ……」


 メラーナ達の声を受けながらも、視線を中継画面から離さずにいるロビン。

 それは普段の彼女からは想像できないほど険しい物だった。


「飛竜の奴、アレを耐えるの……?」

「ちくしょう、なんて奴だ」

「乱数の下振れか?」

「飛竜にとっては幸運、リコリス1からしたら不運、と言ったところでしょうか」

「アスカさん……」


 ロビンの言葉に不安を覚えたメラーナ達がまわりに目を向ければ、ロビン同様険しい表情をしているアルバ達の姿が目に映った。

 事実、アスカ渾身の一撃が決まり、胸部から貫通した大太刀が見えているにもかかわらず、飛竜は消滅しない。


 それは飛竜のHPがまだ残っている事に他ならない。

 飛竜はあの一撃を受けてなお、生きていたのだ。


「え……嘘だろ……?」

「仕留めきれて……ない?」

「や、やべぇ、リコリス1、離脱しろ!」

「駄目、駄目、駄目えぇぇ!」

「クソッ、この化け物め!」


 歓声を上げていたメンバー達も、飛竜が消滅しない事に気付き、まだ勝負が決まっていない事を悟る。

 そこからは皆、もはやパニック状態だった。


「マズいマズいマズい!」

「飛竜がまだ生きてる!?」

「その速度で墜落はヤバいって!」

「リコリス1もういい! 太刀を放して離脱しろ!」

「ブースターを切って、リコリス1!」

「もう、なんで生きてるのよ! あれだけやったのに!」

「ま、まだ何か……何か手があるはずだ!」

「リコリス1、みすみす死ぬな!」


 映像から見えるのは胸部を貫かれもがく飛竜。

 その背と左右の翼の合間からわずかに確認できる彩光のフライトユニットと追加ブースターからの噴射炎。


 衝突時そのまま、ブースターを全開に吹かし音速に近い速度で急降下してゆくアスカと飛竜。


 撮影しているレインも必死に追うが、パイロットの速度では間にあわない。

 中継映像は山岳の山間へブースターの噴射煙を残して消えてゆく2人を、ただただ映すのみ。


「墜ちる……墜ちる……!」

「もういい、もういいんだリコリス1、離れろぉ!」

「もうそこまでしなくていいの! やめてえぇぇ!」

「リコリス1!」

「ちくしょおおぉぉぉ!」

「いやああぁぁぁ!」


 中継を見つめるメンバー達から響くのはもはや悲鳴と絶叫。

 勝利を確信した、次の瞬間に絶望を突きつけられ、もはや叫ぶ事しかできなくなっていたのだ。


 そして……。

 アスカ達の消えていった山岳の向こうから、爆発音と爆煙が昇った。


「墜ち……た……」

「リコリス1……」

「あ……あぁ……」

「そんな……」

「必ず……勝ってくるって言ったのに……」


 アスカ達が消えていった先で爆発が起きたという事はすなわち、アスカが墜落したという事。

 あの速度で墜落すればどれだけフライトアーマーを強化していようと、どれだけスキルを積んでいようと墜落死は免れない。


 それが分からない者はこの場所には誰一人としておらず、皆がっくりと項垂れ、嗚咽をこぼす者もいた。


「アスカさん……」

「リコリス1は全力で戦った。結果は相討ちだったが、皆で迎えよう」

「そうね。相討ちでもエイシーズ飛竜を倒したことに変わりないわ」

「よくやった、アスカ……」

「これだけやれば……上出来でしょう」

「な、なんなん皆して! まだアスカさんが墜ちたって決まった訳やなかろうもん!」

「ホロ……」

「そうだぜ! ねーちゃんは飛竜なんかに負けねーって!」

「まだアスカお姉さんの墜落は確認できてません。諦めるのは早いはずです!」

「カルブ、ラゴも……」


 状況と今までの経験から、アスカは墜落死したものと確定付けるヴァイパーチームや首脳陣。

 だが、メラーナやホロ達は今にも泣きそうな表情でアスカの生存を信じる。

 そして……。


「なぁ、そうだろ、でっけーねーちゃん!」

「…………」

「な、何とか言ってくれよぉ……!」

「カルブ……」


 彩光のカスタムも担ったロビンは、カルブ達の言葉に耳を傾けながらも険しい表情は変えず、ただただモニターを見つめるのみ。

 中継映像を撮影してくれているレインも、結果を確かめるべく両者の墜落現場へと急ぐ。


 山間を抜け、いまだ煙が昇る山岳中腹へ。

 いよいよ墜落現場が見えてきた時。


「あ……あれ?」

「え……嘘……嘘ぉ……」

「は、はは……おいマジかよ」

「こんな……こんな事ってありえるのか……?」


 中継映像に映し出されたのは、ブースターが無くなり、フライトユニットの両翼が折れ、ひしゃげたフライトアーマー各部から火花を散らし。

 それでも撮影しながら向かってくるレインへ向け、大きく手を振るアスカの姿だった。


「リコリス1だ!」

「生きてた!?」

「ウッソだろおまええぇぇ!」

「あの速度の墜落から生き残るのかよ!」

「飛竜の姿がない……今度こそ勝ったんだ!」


 手を振るアスカから少し離れた位置ではクレーターのような穴が開いており、炎と煙が上がっている。

 そしてその煙に交じり、モンスターが倒された時に発生する光の粒子も確認できた。


 これこそ、飛竜が死亡し、アスカは生き残ったことの証明。


「アスカさん! アスカさん、生きてます、手を振ってます!」

「どーだ、ねーちゃんは勝つって言っただろ!」

「アスカお姉さん、さすがです!」

「うちらん言った通りやろが! アスカさんはこんくらいでくたばるような人じゃなかばい!」


 瞬間、勝利が確定したと大歓声に沸き立つ中継室。

 お互いに抱き合ったり、感極まり泣き崩れたり、精根尽き果てて脱力したり。

 中には終盤の目まぐるしい状況変化について行けず、混乱するものまで。


 皆アスカが勝ったとこに歓喜し、戦いざまに打ち震えていた。

 それはメラーナ達はもとより、ヴァイパーチームやファルクら首脳陣も同様だ。


「あははっ、すごいわねリコリス1。あの状況で生き残るなんて……!」

「さすが、我らの空神様は格が違うな」

「どんな困難でも挫けず、諦めず、戦い抜いて、生き残る。まるで不死の華のようね」

「アルバ、あなたが見つけた空人は私たちが思った以上の方のようですよ」

「…………そうだな」


 それまでの険しかった表情が一変。

 アスカの生存をよろこび、笑顔を見せている。

 どこか疲れたような雰囲気があるのはご愛敬。


 そして、ロビンは……。


「よくやったわね、アスカちゃん」


 モニターが映し出す、レインへ向け手を振り続けるアスカを誰よりも優しい表情で見つめていた。


たくさんのいいね、感想、評価、ブックマーク、誤字脱字報告ありがとうございます!

うれしさのあまりルーズベルトから発艦してしまいそうです。


本編レベルに長い閑話にお付き合いいただき、本当にありがとうございます。

閑話は本話で終了、次回から3章スタートになります。

書き溜め終了までしばらくお待ちください。

12/30


だいぶお待たせしてしまい、申し訳ありません。

半年ほど、新作の方の執筆に注力しておりました。

今後はこちらを書き進めてまいります。その間、新作の方を楽しんでいただけますと幸いです。

古の大魔導師が転生に失敗し、宿った少女を育ててゆく成長物語です。

https://ncode.syosetu.com/n3169hx/

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― 新着の感想 ―
次回話も楽しみにしています‼
書き溜め12に更新されている 2年待ってるんだ・・・あと1年でも2年でも待ちまっせ!
[一言] なろうがアップデートされて、ちょっと慣れるまで触らないとなぁと思って、とりあえず見に来てみたら、7になってるなぁ… また最初から読もうかな
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