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3.わたし逢坂ひかり32歳、初奴隷がヒャッハーになるかもしれない

会話形式だとミミナーガの説明が長くなるので省略しましたが省略したら話短くなりました。

街へ出て奴隷たちとの出会い編です。

私は昔から頼まれごとされやすい上に断るのが苦手である。

要約すると頼まれごとはこうだ。

この街にいる3人の黄金奴隷と契約して欲しい、ただそれだけという。

この街は世界4大奴隷都市『フレイマ』というところでご主人様不足とご主人様レベルの低下からくる高位奴隷の契約難が社会問題になっているそうだ。

以前は異世界人が頻繁に転生して高位奴隷と契約するパターンが定着していたけど最近は転生者が来ないため高位奴隷が余ってきているとのこと。

ただ問題なのは未契約奴隷の寿命である。

未契約奴隷は18歳の成人式までに契約しないと肉体が滅び魂が消滅するらしい。

この街で奴隷契約安定所職員のミミナーガさんはこの街で3人だけ未契約な成人前寸前奴隷をどうしようか悩んでいたところで私を拾ったそうだ。

依頼受けますとも。私は断るのが苦手で下手なのだ。


「ありがとうございます、少ないですがこれを」

ミミナーガさんはお金をくれた。

「これは依頼の前金です。依頼を達成していただけたら残りをお渡しします。」

・・・奴隷契約してお金貰えるってどんだけ切羽詰まってるんだろう。

私は街へ繰り出した。


まず例の黄金奴隷たちだ。

彼らは毎日自分たちが仕えることのできるご主人様を探しているらしい。

匂いでご主人様を見つけることができるので私が歩いているだけで彼らから来てくれるとのことだ。

すると遠くから何か爆音が聞こえてくる。

「やっ奴らがきたぞーっ!」

知らないおじさんが叫ぶ。周囲の人が物陰に隠れる。

私も隠れようとしたが鈍足なせいでその爆音の存在に追いつかれた。

それにはモヒカンのケンタウロスが馬車を引きその上には某世紀末救世主伝説に出てくるア○バとフ○ウに似た男たちが乗っていた。

「ヒャッハー!見ぃ〜つけたぜご〜主人様よぉ〜!!」

モヒカンが叫んだ。

・・・もしかしなくてもこの悪党みたいな連中が黄金奴隷!?

「申し遅れましたが私はフドーノ・トーサンと申します。」

フ○ウ似の男フドーノが私に丁寧な挨拶をする。

「我ら黄金奴隷三人衆、主を探して早数年。貴方様のようなご主人様をお待ちしておりました。」

「いや私ご主人様経験なんてないんで・・・」

つい怯んでしまった。お前ら何年も奴隷活難民してたんかい。

「こいつは臭えーっ!奴隷共が跪くようなご主人様臭がプンプンするぜ―っ!」

「ミヴァやめろ、ご主人様が怯えている」

ア○バ似の男ミヴァをフドーノが静止するが彼は止まることはなかった。

「こんなご主人様には出会ったことねぇなーっ!ご主人様経験がねぇ?違うなっ!彼女は生まれついてのご主人様だっ!フドーノ、早いとこご主人様と契約しちまいなっ!」

お前どこのスピードワ○ンやねんと思いながらも私は言葉を発することができなかった。だってこいつら怖いもん・・・。

「フヒヒ頼んますよご主人様ぁ〜」

モヒカンが私に顔を近づける。

やだマジで怖い!子供の頃のあることがきっかけで私は男の集団が苦手なのだ。

その時である。

「あなた達その薄汚い野良ご主人様から離れなさい!」

「誰だ!」

私とモヒカンがそちらを向くと黒髪縦ロールのお姫様のようなメイドっぽい人が立っていた。

「これはこれはゴリーナ公爵奴隷嬢様。我らは何も悪いことはしておりませんよ」

モヒカンが返答する。

こ・・・公爵奴隷嬢・・・奴隷の令嬢かな・・・。

「大の男3人が薄汚い熟女に群がる姿はみっともないと思わないのですか?」

んんん〜???なんか私のことディスってないこの奴隷嬢様?

「ともかく、あなた達にはその野良ご主人様は任せられません。私がその方と契約いたしますわ!」

公爵奴隷嬢とやらも混ざってなにやらややこしいことになってきたぞ・・・。

確認してから書いているのですが劇中説明がダブってたらすみません。

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