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2.わたし逢坂ひかり32歳、なんか異世界に放置されてるっぽい

異世界ついてからの導入部分です。

結構不快な点が多いと思いますのでここまで来てギブという方はまたあとがきまでお願いします。

「ことば。わかりますか?」

ゼスチャーで表現しながら彼女は喋った。

「わかるかどうかわかりません、でも今ことばわかりますかと聞こえました。」

私がそう答えると

「ああよかった、言葉の通じない異国の人じゃなくて」

彼女はホッとしたような表情になった。私もホッとしたよ。

「あの。私なぜここにいるかわからないんですけど」

私はエルフの美人さんに聞いた。

「神の使いが公園にあなたを捨てていったので私が保護しました」

「捨て・・・!?」

は?となった。捨てるって何?

「申し遅れましたが私はミミナーガ。エルフ族です。」

あーやっぱりエルフか。でも名前ミミナーガって安直な・・・。

「私は逢坂ひかり。人間です。」

自分を人間とか名乗ったの初めてだよ。

「異国、あなたがたのいう異世界からいらしたのですよね?」

「はあ、多分そうだと思います」

ごめんミミナーガさん私もまだ状況わかってないからそのあたり聞いてほしくないんだ。

「えっとですね、私もこの世界来て今目覚めたばかりだからよければこの世界のこと教えてもらえませんか?」

まずは情報収集である。言葉のわからない世界に突然放置じゃなくてまだよかったよ。

「それではご説明しますね。」

彼女も待ってましたかという感じで話しはじめた。

「この世界は神と神の使いが管理していて私達は人間・エルフ・ドワーフなどの異種族と共存しながら比較的平和に暮らしています。」

うーん、普通?

「そして重要なことですが私達はマスターとして『奴隷』を使役する義務を持たされています」

「ど、奴隷!?」

ヤバい。多分異世界人の私は奴隷だ。お約束だ。

「ひかり様からは高いご主人様力を感じます。基本異世界から来た人はご主人様力が高いですからね」

「あ、私奴隷じゃないんだよかった」

ご主人様力ってなんやねんと思いながら話を進める。

「ご主人様力というのはランクの高い奴隷を使役するのに必要なレベルと思ってくれて結構です。

大抵の人は青銅奴隷を数人使役する程度のご主人様力しか持ち合わせていませんが異世界人の方々は黄金奴隷や更にランクが上の神奴隷を使役する方もいます。」

「か・・・神奴隷?」

神奴隷ってなんやねん、某聖闘士みたいなランク付けしやがって。

「これは伝説ですが皇帝奴隷を使役したというご主人様王も異世界人だったと言われています」

皇帝奴隷・・・ご主人様王・・・この世界創った神様はアホなのか?

「ひかり様はどうなのでしょうね」

ミミナーガさんはどうやら私のご主人様力がどの程度か興味があるらしい。

「ミミナーガさん、私に何か期待してます?」

「ふふ、してますよ。久しぶりの異世界の方ですもの」

なんか怖い。

「あ、そうだ。この世界って生理、いえ月の物・・・うーんオリモノ?お馬さん?」

漫画や小説などでめっちゃ気になってたことの1つに女子の生理どうしてるのかな?というのはあったので聞いてみたかったのだ。

「ああ、もしかしてナプキンご所望ですか。タンポンもありますよ。」

「え、マジで?」

「過去に異世界から来た方が発明して今では全ての国に行き渡っています。」

ちょっとファンタジー世界の生理事情知りたかったけど実際にはありがたい。

「あとですね、ブラジャー・・・とかわかります?」

思い切って聞いてみた。

現在私はノーブラだ。

「立派なものお持ちですものね、ありますよブラ。」

ミミナーガさんが手をパンパンと叩くとネコ耳のメイドさんが入ってきた。

何かこそこそと話をしたあとネコ耳メイドさんが私のそばに来る。

「服の上からですが胸のサイズを図るため失礼します」

そういうとネコ耳メイドさんは私の胸を軽く持ち上げた。

正確には手で色々測っているようだ。

手慣れているのかそれほどくすぐったくはない。

「F70ですね、色は何がよろしいですか?」

「無難に白でお願いします」

ホントはババ臭いベージュ以外なら何でもよかったんだけどね。

でも手で測ってわかるのか、すごいな・・・。

こういうときは女同士っていうのは安心する。いや私が警戒心なさすぎな気もしてきた。

そして最後に聞きたいこと。

「産婦人科、というか出産とかそっち方面のお医者さんってこの街にいます?」

「いますし産婦人科はこの街にもありますよ。」

良かった、異世界に来た時お腹の子がどうなってるのか調べてもらわないと。

そしてここからが本番だ。

「ミミナーガさん、私に何か頼みたいことあるんですよね?」

「いえ、大したことではありませんよ。しいていえばこの世界のルールに則った行動していただきたいだけですので。」

そう言うと彼女は含み笑いをした。

異世界に来て神の使いに捨てられていたところをミミナーガ嬢に拾われたお話です。

拾われた側もご都合ですが拾った側もご都合です。結局はお互い様になっていきます。

主人公の質問事項ですが異世界モノで気になってた部分をぶち込んでみました。

この物語では過去の転生者が段取りしてくれていますが。

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