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東方亜幻空 ~Fantasia of another sky  作者: とも
四章「無限に廻り続ける黙示録」
55/56

50 二回目の始まり

 ………………どこだ、ここ?


 俺は再び生成された世界を見渡していた。

 虚空に浮かぶ扉、果てまで続く暗闇の星………………


 後戸の国か……………


 俺はそう言ったように思えた。

 どうやら、喋れないようだ。

 前もこうだった覚えがある。


 「ごほっ!」


 俺は無理矢理喋られるようにした。

 ただ単純に、能力を使っただけ……………


 「待て、今の俺は能力が使えるのか?」


 そうなのであれば、本当に運命を変えられるかもしれない。

 俺は掌に弾幕を生成した。


 「身体能力は落ちてるな……………」

 「どういうことだ?」


 ここで、俺はズボンのポケットに紙が挟まっている事に気づいた。

 確か、こんなものはなかった筈だ。


 『辰へ

  この世界は二周目の世界です。

  あなたの身体能力はリセットされます。

  しかし、魂に刻み込まれた能力、システムと深く関わっている能力はリセットされていません。

  今のあなたの力の大半はシステムに頼ったもの。

  システムに頼らない、自らの力そのものを見付けなさい。

  

  first skill:complete

  second skill:NO USE』


 手紙か。

 どうやら、シオンからだったようだ。

 システムに頼らない力、コマンドに頼らない力だ。

 権限的にはフォールンは5。

 今の俺と同じではあるが、何かしらの力によってフォールンが優先されて能力を行使している。

 システム内において、能力の優先行使権限はとても有利だ。

 相手よりも先に能力を発動できる、それだけで勝敗は決まってしまう。


 「……………行くか」


 俺は進もうとして、首に掛かっている物を見つけた。

 

 「時計、か」


 内側が開けるようになっているようだ。

 内側には、「私からのプレゼントですよ」という文と共に、文が添えられている。


Don't forget.

Remember.

Memory is there.

 

 記憶はそこにある、か。

 俺は時計の蓋に彫られた文字を見た。

 そして、時計を見る。

 普通の時計ではない。

 本来、12と書かれている筈の場所には無限大のマークが描かれている。

 そして、分針は二分目を指している。

 秒針は動いていない。

 時針はどうやら逆向きに動いているようだ。

 そして、内側には、「The end timer」と彫り込まれている。

 終末時計。

 分針は世界をやり直した数を表し、時針は終末までのカウントダウンだろう。

 これが、これからの俺の行動を決める時計になるだろう。

 まったく、便利なものを寄越してくれたものだ。

 

 これで全部やり直せる。


  

 

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