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東方亜幻空 ~Fantasia of another sky  作者: とも
有り得たかもしれないもう一つの歴史
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異史「東方憑依華」ACT1

 有り得たかもしれないもう一つの歴史

 「東方憑依華」


 それは、もう一つの歴史。

 歴史と歴史の狭間に出来た世界。


 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 「嘘だろ、こんなことが今…………!?」


 俺は驚愕していた。

 「完全憑依」。

 霊夢からそれを聞かされたとき、また異変が起こったのかと驚愕していた。

 俺が摩多羅を倒してから僅かに3時間であった。


 「行くわよ、辰!」

 「お、おう」


 俺は疲れていた。

 だから、少し遅めに飛んだ。

 まあ、それが幸いであった。


 「辰、横!」


 俺は横を見る。

 すると、唐突にレーザーが放たれてくるではないか。

 俺は急いで能力を発動させ、そのレーザーを回避した。


 「よお、霊夢!」

 「魔理沙!?」


 俺は目を細めると、その人物を見た。

 それは、箒に乗った少女であった。


 「完全憑依、こうするんだろ!?」


 魔理沙と呼ばれた少女が少し動くと、その姿がぶれた。

 次の瞬間、魔理沙の姿が全く違う物に変わった。

 

 「こいしだよー」

 「誰だ?」


 俺は首を傾げた。

 すると霊夢が、俺に耳打ちしてくる。


 「妖怪よ」


 俺は頷くと、また相手を見た。

 すると、再び姿が魔理沙に戻っている。


 「これが完全憑依なのね………」


 霊夢が呟く。

 恐らく、霊夢はこれを見たことが無かったのだろう。

 首を傾げて魔理沙を見ている。


 俺は後で知った事だが、この現象を利用して行う戦闘を「完全憑依戦」と呼ぶらしい。

 また、これも後に知った事だが、完全憑依とは「波長」だとかが揃っていると起こるらしい。

 

 「まあいい…………… 霊夢、早く行くぞ」

 「通すわけないだろ、1回戦おうぜ」


 俺は舌打ちした。

 道を急いでいると言うのに、何故邪魔されなくてはいけないのか。


 「……………魔理沙、1回だけよ。私達は急いでいるの」


 俺も頷いた。

 同時に、腰の刀を抜く。


 「行くぜ!」


 魔理沙がレーザーを放ってくる。

 それを俺は刀で防ぎ、魔理沙に肉薄する。

  

 「ずるいぜ、武器は………………」

 「辰はスペルカードルールを知らないわ!」


 霊夢が叫んだ。

 俺も少しは知っているが、武器を使ってはいけないとは聞いていない。

 俺は武器を取り、魔理沙に振りかざした。


 こうして、俺の戦いはもう一度始まった。

 

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