6話
久しぶりの外というのもあって僕はものすごく足が遅かった
いつの間にか二人の姿が消えてしまった
というか人が集まりすぎて前が見えない
「はぁーい!不思議の国のアリスちゃんだよー!今日はこの不思議なクッキーです!」
なんだ、あのいかにもぼったくりしてそうな店は
誰が買うか…いや、あれ目当てで皆来ているのか!?
いやいやあんなの必要ないだろ!!
あのアリス、可愛い顔してなんて奴だ
「さっきの人だ」
「あ、白雪姫か。あの二人知らないか?はぐれてしまって」
「二人ならアリスのところに行って話してるよ」
指でさした方向にはアリスに対して説教している二人がいた
何やらもめているようだけど…
大丈夫なのか
「白雪姫、ありが…っていない;」
まぁ、また今度お礼を言うしかないか
また人込みに飲まれるわけにはいかない
早く二人のところに向かった
近づくにつれてギャンギャン言ってる声が耳障りになっていた
「何やってんだよ。探したんだけど」
「あ、忘れていた。君は運動能力が低いのだな」
「余計だ。それでこちらの方と何話してんだよ」
アリスは僕を見るなり目を輝かせていた
そして驚きの言葉を言ってきた
「超好みなんだけど!!お兄さん何歳?彼女いる?私と遊ばない?」
「待て待て待て。助けてくれ!怖いぞ!」
「アリスちゃん!新は私のです!」
「お前まで何言ってんだ!」
さっきよりも雰囲気悪いんですけど
ここはもう結にお願いするしか…
って何一人がお茶していんだ!
「なんだ、新はこちらに来るな。飛び火が来るではないか」
「助けてくれよ;僕、こういうのなれてないんだ」
「若いうちに経験しておくことも大事だ。まぁせいぜい頑張りたまえ」
悪魔だと思ったけど口にしたら僕の命が危機にさらされる
はぁ無理にでも止めるしかないか
「お二人さん落ち着いてください;」
「仕方ないなー!お兄さんがいうならいいよ」
「新が言うなら…」
それでこれから僕はどうしたらいいのだろうか
冷や汗ばっかり出てきて何も思いつかない




