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Angel Life  作者: 飴ノ飴子。
プロローグ
6/70

人通り



「おかしいな……何でこんなに人が居ないんだよ」


ㅤとある街の入口を見下ろす、1人の男。


「俺の居場所が悪いのかな。でも、あそこの街でけぇし……」


ㅤ街の入り口に居るが、人通りが少ない。

ㅤ何もない場所で何を探しているのかはわからないが、退屈そうにあくびをして大きく伸びを1つ。

ㅤ人を探しているのなら街に入ってしまえばいいものを、何故かわざわざ入口に佇んでいる。


「ん?あー。また……か」


ㅤ全くと言ってもいいほど、人の通らない街の入り口に人が現れた。

ㅤ女だと都合が悪いのかもしれないが、彼はこの場でまた何十分も待っていられる程、我慢強い方では無いらしい。

ㅤ「仕方ない」とだけ呟き、その場から姿を消した。








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