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第三話「野郎と彼女-男の友情って大切だよね-」

寝落ちして投稿できずにいました。

ほんとにすいません。

続き投稿いたします。

良い子のみんなー、こーんにーちわー!

みんな元気ー?黒斗お兄さんだよー!



…ごめんなさい、謝りますからその振り上げた拳を降ろしてください。


さてと、俺は自分のクラスの前に来ている。やっぱ新しいクラスって緊張するね。

意を決してクラスの中へ入って席を確認。窓際最後尾だった。ラッキー。

自分の席へ向かい座ると前の席の奴が声をかけてきた。


「よう、俺は萩野圭高(はぎのけいすけ)。圭高って呼んでくれ。よろしくな!」

「あぁ、俺は刈鬼黒斗。俺も黒斗でいい。よろしく」


圭高が手を出してきたから俺は握手で答えた。

圭高は少し短めの茶髪に黒い目を持ちそこそこがっちりしていて

尚且つ痩せて見える体格だった。


「しっかしあの学園長ぶっ飛んだ挨拶してたな」

「だな。びっくりしたぞ」

「全くだな。ちなみに黒斗はこの学園に

伝説の騎士がいると思うか?」

「さあどうだろうな。興味ないが圭高はどうだ?」

「そうだな、、、俺もあんま興味ないわ」


そういって俺たちは笑いあった

うん、こんな感じでバカみたいに笑い合える男友達って

大切だよな。

俺たちが他愛ない話をしていると隣から声をかけられた。


「あれ、刈鬼君?」


そう呼ばれて振り向くと天野がいた。


「ああ天野か。お前の席ってもしかして、、、」

「うん、刈鬼君の隣だよ。よろしくね」

「そうか、よろしくな」


さっきはよくわからなかったが

今見たらめちゃくちゃ可愛いな。

身長は160くらいで茶色のウェーブがかった長めの髪を腰の辺りまで伸ばしている。

目は明るいメタリックブルーで細身の体で、しかし出るとこはしっかり出ている。

うん、この学園生活、少しは楽しくなるかもな。

そんな時、圭高が俺の肩を掴んで声をかけてきた。


「お、おい黒斗、お前天野さんと知り合いなのか?」

「あぁまぁ色々あってな、なんだそんなに慌てて」

「ちょ、おまっ、まさかあの天野さんを知らないのか?」

「ふむ、、、詳しくは知らん」


そう言うと圭高は俺をガクガク揺らしながら声を張り上げた。

つーか痛い痛い


「あのな天野さんは文武両道、容姿端麗、入学試験では主席合格

魔力も高く第一学年のアイドルじゃないか!!」

「わかった、わかったから揺らすな」

「ったく、、、」


そう言って手を離す圭高


「にしても、確かに可愛いとは思うが、そんなに興奮することか?」

「当たり前だろ。普通話しかけるなんて許されねえんだぞ」


それを聞いた俺は天野に振り返り


「とか言われてるが、お前はどうなんだ?」


すると天野は苦笑いをして


「そうだね、、、本当は私もたくさん友達欲しいしその、、、かっ、彼氏とか

恋人とか普通に欲しいんだよ」


と、後半は少し声が小さくなりながらも言った。


「だから、刈鬼くんも、えっと、、、」

「あっ、俺は萩野圭高、、、圭高でいいよ」

「うん、、、だから刈鬼くんも圭高くんも仲良くしてくれると嬉しいな」

「と天野は言ってるが?」

「も、勿論俺は断る理由もないし断らないよ」

「ちなみに俺もだ。つーわけで天野、改めてよろしくな」

「お、俺もよろしく」

「うん、よろしくね!」


こうして俺は学年一のアイドルと友達になったんだが、、、

俺、静かに暮らせるよな…。

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