表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/19

第二話「入学式とフラグ式―何でフラグって簡単に立つの?―」後編

お待たせしました。色々用事が立て込んで更新できませんでしたが

再開いたします。

side girl


私は目の前の光景がすぐには理解できなかった。


私は入学式が終わると張り出された紙を見て自分のクラスに向かっていた。

その時急に現れた上級生に囲まれてどうにもできなかった。

抵抗しても、力で勝てるわけも無く両端から押さえつけられた。

もうだめだと諦めかけたとき


「てめえら、その子を離してやんな」


そういう声が聞こえた。


「あん…?てめぇ誰だ?」


リーダっぽい人が声のした方を見たので私も同じように見ると

一人の男子生徒、それも私と同じ新入生がいた。


所々はねているけどきちんと整って見える黒髪

前髪は目に掛かるか掛からないか

襟足も首の真ん中辺りまである。

目は、少し薄めの水色と銀色のオッドアイ

背も高く170ぐらいはあるようで

一言で言うとものすごいイケメンだった。


「俺か?俺は只の新入生さ!」


彼はそう言うと私の右側にいる上級生を

なぜか後ろから蹴り飛ばした。と思ったら

今度は左側にいる上級生の鳩尾を殴りしゃがんだところを

同じように蹴り飛ばした。この間おそらく3秒程度。


「てめぇ何者だ!」


上級生のリーダーさんが怒ったように叫ぶと


「だからただの新入生だよ」


彼はそう言って目にも止まらぬ速さでリーダーさんの目の前に行くと

相手のお腹に手を置いて


「光よ、我が右腕に宿りて砲弾を放て…」


そう詠唱を唱えた。すると彼の手とリーダーさんのお腹の

間に光の玉が出てきて


「シャイン・バースト!」


その光の玉を打ち出しリーダーさんをぶっ飛ばした。


そして

「もう二度と俺達に近づくな。

もし言うこと聞かなかったら、、、わかってるよな?」


そう言ってこちらに振り向いた。


side out



side 黒斗


とりあえず馬鹿3人をぶっ飛ばした俺は

後ろを振り返って、手を差し伸べながら声をかけた。


「大丈夫か?怪我とかしてないか?」

「う、うん大丈夫。ありがとう」

「おう」


そうして彼女は俺の差し出した手を取って立ち上がった。

心なしか少し顔が赤い気がする。なんでだ?


「あぁ、そうだこのことは誰にも言わないでくれるか?」

「えっいいけど、どうして?」

「後々面倒になると嫌だからな」

「そうなんだ。わかった秘密にしとくね」

「あぁ、頼む。俺は刈鬼黒斗、A組だ。君は?」

「私は天野美咲(あまのみさき)。同じくA組よ。よろしくね」

「あぁ、、、っとさっさとクラスに行くか。」

「えぇそうね」


そうして俺たちは、自分のクラスに向かって走り出した。


やっと2話が終わった。

というかようやく主人公の容姿が出てきた。

これからは頑張って一日一話ずつ更新していく予定なので

長い目で見守っていてください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ