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第二話「入学式とフラグ式―何でフラグって簡単に立つの?―」中編

『新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。生徒会長の鈴音香織(すずねかおり)です。』


生徒会長と呼ばれた彼女は壇上に上がり話しだした。


「おい、あれが噂の生徒会長だぜ」

「あの3年間連続生徒会長っていうやつか?」

「そうそう」

「すっごい美人だよな」

「あんな人と同じ学園とかマジ幸せすぎ」


周りの男子生徒が声を潜めて話していた。

みんながそういうのも無理はない。

身長は160くらいでモデル顔負けのスタイルに

見ているだけで吸い込まれそうになる漆黒の髪を

肩の少し下まで伸ばし、少し吊り目だが柔らかい雰囲気を

醸し出す整った顔をしている。


『皆さんはこの学園で3年間様々な学習をします。

辛いと思うことも出てくるかもしれませんが

友達や先輩や先生方と一緒に頑張っていきましょう。』


生徒会長が話し終えると新入生たち(主に男子生徒)から

大きな拍手が起きた。


その後は何事もなく入学式が終わり

講堂に張り出された紙を見て自分のクラスへと

向かった。


クラスへ行く途中のこと


「離してください!」


という女子生徒の声が聞こえた。

声がしたほうへ行くと上級生と思われる3人の男子生徒が

新入生の女子生徒1人を取り囲んでいた。


「なかなかの上玉じゃないっすか?」

「そうだな、おいお前、学校なんざバックれていいとこ行こうぜ」

「まぁあんたにとってはどうかわかんないけどな」

「いやっ、、、お願い離して!」


女子生徒は持っていたカバンを振り回して抵抗していた。

するとそのカバンが1人の男子生徒に当たった。


「いてっ、てめぇ、、、こいつぁひとつお詫びしてもらわねえとな、

おい、お前らこいつを連れてけ」

「ヘイ」

「ウス」

「やめて、離して」


一人の男子生徒は残り2人に命令するとその2人は

女子生徒を両端から羽交い絞めにした。


俺はそれを見ていたのだが

こんな時ほど自分の性格を快く思わないことはそうめったに無い。

だって


「おい、てめぇらその子を離してやんな」


勝手に出て行っては首を突っ込んじまうからさ。


「あん?誰だてめぇ」

「俺か?俺は只の新入生さ!」


仕方ない、さっさと片付けますか

次回でやっとフラグが立つ予定です。

次回も宜しくです。

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