真っ黒剣士の学園生活

第一章～入学式と魔法大会～

第一話「入学前とチート―チートってやりすぎると面白くないよね―」

はーいみんな元気？みんなの黒斗お兄さんだよー♪

……はいすいません、真面目にしますね。

改めて、やぁみんな、俺は刈鬼黒斗、16歳。

一年前に魔王の首はねた本人だよ。

つっても今はそのこと隠してんだけどね。

今日は上城木(かみじょうき)魔法学園の入学式なんだ。

俺も新入生で、今日からこの学園で魔法や学問、体術など

いろんなことを学ぶ予定なんだ。

「ふう、、、」

俺は校門をくぐって学園に入った。

周りには俺と同じ新入生が目を輝かせながら、これから来る

学園生活に夢はぜているようだ。

もちろん俺は、、、

「めんどい、、、」

…いや本当にめんどいんすよ。

学問？俺のIQは300あるぞ。

体術？全世界の体術の達人、1000人と一斉に戦って無傷で勝てる自信があるぞ。

魔法？俺の魔力は100万オーバーでまだ限界じゃないときた。

ちなみにこの世界の人間は全員魔力を持っている。

大体大人の平均魔力は15000

16～18の奴は12000

くらいだ。

歴史上最高魔力を持っていた人は

英雄「オーディン・クレイ・ソールド」という人で

生まれて一度も負けたことがないらしく

その人でも魔力は53000だったらしい。

…はい今お前どんだけチートなんだよって思ったやつ

大丈夫、俺も同じように思ったから。

ちなみに俺はこの学園では普通の生徒を演じるつもりだ。

さぁ、この退屈な学園生活を目立たない程度に楽しくしていこうか。