表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/9

第三話 俺たちの学校生活


「すいません遅れました!!」



教室に後ろのドアから入る。

先生が朝の連絡を言っているところだった。



「遅い!遅刻だぞ、神崎兄妹……杉田はどうした?」



大路は途中で置いてきちゃったなぁ…。



「さぁ?死んだんじゃないんですか?」

「誰が死ぬか!!」



教室の入り口で先生と問答していると後ろから大路が来た。



「人を勝手に殺すな!!」

「いいからおまえら早く席につけ」



先生に言われて席についた。大路はなんかぶつぶつ言いながら。





今の状況を説明すると

①舞につづいて全員が部室を出て、校外へ

②舞を追いかけ走り回った挙句(あげく)何も見つからず、やばい時間に

③急いで部室に戻り、かばんを持って教室へ

といったかんじだ。



6月だが朝ニュースで「7月中旬並の気温になる」って言ってたとおり、暑くて汗だくになっちまった。



それにしても舞の底なしの体力はなんなんだろうか。

ずっと「アハハハーみんな遅いよーー!!」

とか言って笑顔で走り続けてた。



俺と美咲と大路はまだよかったけど愁哉と来夢ちゃんはかわいそうだったなぁ…。

二人ともあんまり体力無いから…



キーンコーンカーンコーン



チャイムが鳴った。

1時間目は理科か……








 



「明日は体育祭の練習をするから体操服忘れんなよー。じゃあ挨拶」

「きをつけー礼」

「「「さようならー」」」



「やっと放課後だー」

大路が両手を挙げてのびをしている。

「今日はまっすぐ部室に来いよ。遅刻するとまた愁哉に言われるぞ」

「わかってるよ」



「二人とも早くしろよー」

美咲はいつも行動が早い。もうドアのところにいる。



「お前はもう少しゆっくりしてもいいと思うぞ」

美咲と大路と一緒に部室へと廊下を歩く。

「さーて、今日はなにすっかなー」












「全員そろったか?」

「永沢さんがいません」

愁哉がパソコンに何か打ちながら言う。

「はぁ……またか……せっかく大路が遅れずに来たっていうのに」

「いちいち一言多い!お前はいつもいつも……」

「あの~」



大路がなんか言っていると来夢ちゃんが小さく手を挙げた。



「どうしたの?」

「あの…永沢先輩はなぜいつも遅れてくるんですか?」

「あーそれはねぇ…

自由奔放だからかな」「馬鹿だからだろ」「自分勝手だからだ」「ねじがほとんど外れてるからでしょう」



みんなが口々に言った。



「…………一部ひどい言われようですね」

来夢ちゃんが苦笑いしながら言う。

「誰に聞いてもこんなもんだろう」

大路がそう言うと



「みんな言ってくれるじゃないかー!!」



部室の後ろの方から舞の声がして、見るとそこにあるダンボールが揺れた――――が、何も起きない。



「あれ?あれれ?出れないよー」

もう一度舞の声がし、ダンボールが揺れた。

よく見るとダンボールのふたにガムテープが張られている。

「うわーん!誰か助けてーー!!」

……哀れだ。



仕方がないからガムテープをはがすと中から舞が飛び出してきた。

「マイマイ登場ーー!!」

「元気だなぁおい、さっき『うわーん!』って言ってたのは誰だ」

「なんのことかな~?それより!マイマイを閉じ込めた悪いやつは誰だ!!」

自業自得な気もするが…



というか俺には犯人がわかっている。さっきからニヤニヤしている……

「俺だよ」

大路だ。



「部室に着いたら部室には置いてないはずのダンボールがあったんでな。ガムテープでふたをとめといた」



いつの間に……



「ぷーー、オーちゃんのいじわるー!」

舞が頬を膨らませて言う。



「朝たっぷり走らされたお返しだ」



根に持ってたんだな…



「なにをーー、せっかくみんなを驚かそうと思ったのにー!この遅刻常習犯めー」

「それはお前もだろ!」



はぁ…このままでは埒があかない…



「まぁまぁ、全員そろったんだし始めようぜ」

美咲が間に入った。



「そうだな、じゃあ全員席について!今日なにするか決めるぞ」

「おーー!!」

舞がいつの間にか席について高々と拳を拳げている。



「切り替え早!」

「ふ、ふ、ふ、コーちゃん。過去はすぐに過ぎ去っていくものなのだよ」

「何を言ってんだか……」

大路は呆れ顔で席につく。



「で、みんな何をしたい?」

「はい!」

舞が手を挙げた。



「ここはやっぱりk…」

「狩りは無しな」

大路が舞の言葉を阻んだ。



「え~なんでよ~」

「こっちは朝走らされて疲れてんだよ!」

「私は全然だけど?」

「お前はな!」

まぁ確かに朝は舞にふりまわされただけだったな。



「俺は別に狩りでいいぞ」

突然美咲が言った。

「僕も別に何でもいいです」

「わたしも…」

愁哉も来夢ちゃんも同意見らしい。



「マジで!?」

驚く大路。

「じゃあもう狩りでいっか。よし。じゃ狩りに決定」

「ったく…しょうがねぇなぁ」

大路もOKらしい。



「よーし、そうと決まったら早速……」

「「「「「それはやめて」」」」」

舞が走り出そうとしたので全員で止めた。



「わかったよー」

「じゃあ、ゆったり行きますか」



部室の明かりを消し、廊下に出た。











なぜわが同好会のメンバーが全員異格者なのか。



後で話すって言って、結局話してないなぁ。



じゃあ今はゆっくり行けそうだから歩きながら話そうか。



俺たちの昔話を――――








どうもお久しぶりです。(にくづき)です。またかなり間が空いてしまいました。次こそは!と意気込んでますが次もどうなることか…


ところどころ後で都合のいいように前の話を編集したりしています。

今回は手帳をパソコンにしちゃいました。色々都合いいんで。


こんな感じでマイペースにやっていきますが、温かい目で見守ってやってください。感想等等もよろしいお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ