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双狐炎狼伝  作者: おかかのみやつこ
白骨の陣
14/39

最後の足搔き①(輝視点)

はい。膝は痛くなくなりました。でも暑い。現在室内二十九度です。いろいろお知らせがあるのですが、それは後書きでお伝えしようと思います。

「そういうおまえたちこそ誰だ?相手に名を聞くなら、先に名乗るのが礼儀だと思うが。」

「死人に口なし言うやろ?それと一緒や。

今から死にゆく畜生に、名乗る必要なんや無い。」

「今から死にゆくもの、ね…」

「果たして、それはどっちの台詞かなぁ?」

「…大将は?」

俺がそう尋ねると、先ほどまでしゃべっていた、背に「呪」と書かれた甲冑を着た侍が前に出る。

「ま、あるていどの予想はついていたが。じゃ、あとの二人は…」

「皆まで言わなくてもわかるよぉ。」

「心配されるほどでもない。」

「威勢だけはええみたいやな。まあええ。こっちとしても、倒すなら張り合いのある方が気分が乗る。」

「そうか。」

俺が応答すると、まるで示し合わせたかのように、おれと相手の大将から七尺ほど(今で言う約二メートル)飛び退く。

それをまた合図にし、俺と相手も、それぞれの刀に手をかける。

「準備は万端、てか?」

「冗談は言えるうちに言っとけよ。」

瞬間、俺と男はほぼ同時に刀を抜き、万力の力で刀を打ち付け合う。

が、互いの力は拮抗しており、一向に押し切れる気がしない。

『このままでは埒があかないな…って!?』

相手の間合いから飛び退いた直後、避けたはずの刀が俺の左肩を抉り斬る。

『な、刀は避けたはず…もしや』

相手の刀をよく見ると、その紫に鈍く輝刀身に、いくつかの線が横向きに入っているのがみえた。

「見るんは初めてか?」

「…蛇腹剣か。」

「せや。やから…!」

途端、武者はもう一度刀を振るう。

本来届かないはずである刀身が2倍に伸び、次は右肩を抉ろうと迫る。

その刀をはじき返しても、蛇腹の部分が刀に巻き付き、後ろから襲われる羽目になる。

「クソっ!」

「さっさと死んでくれねえか?こちとらひまじゃないんだよ。」

そう言って、敵は剣をふるいつづける。

なるべく被弾しないように刀を弾き避けるが、刀の勢いを殺しきれず戻ってきた刀に切り傷を入れられる。

「さっさとしてくれねぇか?」

「…」

「おい!」

「…いいこと思いついた。」

…すいません。

なんか変な終わり方ですいません。

ちなみに、次の話はちょっと変わって双子視点で行くつもりですので、楽しみにしていてください。

あとお知らせ①来週、再来週は、パソコンの不具合(バッテリーが死にました)と諸事情により更新がありません。

ご迷惑をおかけますが、この機会に一から見直してみてもいいかも…(実は次の章につながるものもいくらか…?)

そしてお知らせ②

再々来週、双狐炎狼伝とはまた別で話を書こうと思っています。

(飽きてきたとかではなく、ただ単に作りたかったから作るだけです。ご安心ください。)

双狐炎狼伝とは大分違う路線になるので、気に入る人とそうでない人で分かれるかもです。

基本的にはこっちを更新して、ちょくちょく更新していく感じになると思います。

今後ともよろしくお願いします。

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