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第三幕 第一話 【 The calm time 】

第三幕 第一話です! 通い妻??

「そろそろ起きなさい」

俺が覚醒すると目の前にきらめく白髪が映る。

「ありがとう。」

すると、彼女の無表情にすこし驚きが混じる。

「意外と感謝とかするのね。」

ひどいことを言われているのはわかるので不満という表情を顔に作り出す。

「なかなかひどいことを言っている自覚はあるか?」

と不満のような声色でいう。すると、

「あなたに遠慮する必要はないと思って。」

当然のように返された。

——まあ、別に遠慮する必要はないか、別に気にすることもないし。

「そろそろ、晩御飯にするそうよ。」

と、母さんの言伝をいって、部屋から出ていく。

——思っていたより馴染んでくれているようで助かる。変な空気で母さんを困らせたくないしな。

そう考えながら部屋を出て軽やかな音を立てる階段に耳を澄ませながら、献立を考える。やはり食べ物の香りというのは生物の本能をくすぐるらしい。昼飯を食っていないことをいまさらながら思い出し、それを母さんに伝えていないことを思い出す。

「母さん?」

「はーい、どうしたの?」

母さんに声が届いていることはわかったので、リビングに向かいながら謝る。

「ごめん。今日人に囲まれていて昼飯を食う暇がなくて昼飯食ってない。」

彼女は少しふざけたように

「もう、ちゃんと食べなさい?夜のチカラつかないわよ?冬だから傷んでいないだろうけど。あとで、出しておきなさい。」

冗談は無視するが、これは完全に俺が悪いので素直に謝る。

「ごめん、わざわざ作ってくれたのに」

「いいわよ、もう。ほら、凪白ちゃんもそこで突っ立ってないで座りなさい。夫は出張で帰ってこないし、もう食べましょう!」

というわけで、家族と漆川でだんらんをする。最近は二人きりだったうえに、あれのせいで静かだったが漆川が来たおかげで話が盛り上がり、いつもより母さんの顔に笑顔が増えた。

「母さんたちいつの間にそんなに仲良くなったんだ?」

俺は疑問に思っていたことを口にする。すると、母さんが

「あなたが眠っている間に色々話したのよ。そしたらだんだん表情を緩めてくれることが多くなってふと見せる笑顔とかが最高にきれいなのよ!」

恋する乙女になっている母さん。

——父さんはどうした父さんは。まあ、今日の表情は陰りが全くない。これは、母さんにとっていいことだ。

そのような会話の中夕食の時間はゆるやかに流れていった。


「凪白ちゃん馴染みすぎwww」

「お父さん、奥さんとられてますよ~」

「美少女に起こしてもらうとか最高か??」

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