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悪役同盟!〜同じ事故が原因で転生した4人の悪役令嬢は同盟を組んで断罪を回避したい!〜  作者: 里和ささみ


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55 子ども宰相

このタイトルをやっと出せた!感無量です。

お話はまだまだ続きますが、閑話のようなものを。

 朝だっ!今日から聖女の御技訓練(ブートキャンプ)だよ!またヒイヒイ言われされる毎日?一ヶ月も?恐ろしいよ。


 朝食を終えると、香澄様の部屋へ行く前に子供部屋に連れて行かれた。そういえば、ここ数日、お父様が朝食にいらっしゃらない。災害対策で忙しいんだろうけど、食事はちゃんと摂ってて欲しいな。


 子供部屋に入ると、ドドンと巨大な執務机に、子どもには分不相応な超豪華ステーショナリーセット、大量の資料が詰め込まれた書棚が来ていた。パーテーションまで贈られて来ていて、ダスティンてば気が利くぜ、チクショー!!

 試しに椅子に座ってみれば、高さもバッチリだ。座り心地も悪くない。働かせまくる気満々なのがありありと伝わってくる。


 子ども宰相みたいね、とはお母様の言。どっかのCMの店長みたいに言うのやめて欲しい。嬉しくない。朝イチでどっと疲れた。


 机の上には、バインダーが置いてあった。バインダーはバインダーなのね。英語なのに。頭で考えたことが勝手に翻訳されて口から出て来ていて、日本語にない言葉はそのままなのかもしれない。


〝専属侍女の件に関して、王宮侍女長より、退職した元王妃殿下付きの者に当たってみると伝言を頂いております。本日、妃殿下にも希望を伺う予定で御座います。〟


 ふーん。これはお母様にも伝えて、先に考えといてもらった方がいいかな。


「おかあさま、いままでたいしょくしたじじょで、もどってきてほしいものはいらっしゃいますか?」


「あら、どうして?」


「ひとでがたりなくて、わたくしのせんぞくじじょのせんていがむずかしいらしいのです。それならば、はたらいているあいだはこどもをあずかるたくじしょというものをひらいて、こそだてのためにたいしょくしたものにもどってきてもらって、じじょのしごとをしてもらおうとかんがえたのです。こどもがいるとよるははたらけないでしょうから、にっちゅうだけになりますが。」


「まあ、ヴィオラが考えたの?」


「そうです。おばあさまからおそわったいかいのちしきですけど。」


「昔からついてくてれいた侍女に戻って来てもらえれば安心だけど……上手く行くかしら?」


「たくじしょで、こどもたちにきょういくをほどこそうとおもいます。かていでおやがおしえたり、かていきょうしをやとうよりは、じかんやおかねのせつやくになるとおもいます。りようりょうはきゅうきんからのてんびきですが、かていでかていきょうしをやとうよりはおやすくなるはずです。おうとないでもおうきゅうからはなれたばしょにすんでいるものには、のりあいばしゃのようなおおがたのばしゃでこどものそうげいをするよていです。あと、おひるをはさむのでちゅうしょくもだそうかと。」


「勤務時間はどれくらい?」


「あさのくじからゆうがたのごじでしょうか。じたんきんむやしゅうになんにちかのしゅっきんでもよいとおもっています。」


 この国、というか、王宮内の勤務体系の問題なのか、休みがみんなバラバラなんだよね。夜勤の後は、夜勤明けの次の日の朝まで休みなんだけど、王妃付き侍女は人数が少なくて、それすら回ってない気がする。

 一週間のうち、託児所の休日は固定してしまってもいいんだけど、そうすると正規雇用の侍女たちの連休は難しいかなぁ。詰めが甘かった。教師の人数を増やして毎日開く?


 とりあえず、思いついた事をバインダーに挟まれた紙に書き付けていく。サラサラと、とはいかない。羽ペンにも慣れてないからもたついた線の字になった。

 あー、もっと字がキレイになりたいわぁ。まだ二歳児の手じゃ、ペンが上手く握れないっていうのと、字を書くという微細運動も向いてない。羽ペンはカッコイイからテンション上がるけど、インクが続かないから面倒くさい。


「ヴィオラは字が上手ね。」


「そうですか?まだまだだとおもうのですが。」


「わたくしが二歳の頃は字なんて書けなかったから、それを考えれば充分よ。」


 それはそうだろうけど、ダスティンの字と比べると線がへにょへにょしていてマヌケに見える。


「それで、戻ってきて欲しい侍女の候補かしら?」


「はい。きょうおかあさまにおうかがいするよていだそうです。かんがえておいてくださいますか?かていきょうしのつくねんれいのこどもがいるかたがよろしいかとおもいます。あまりちいさいと、しせつのじんいんをふやさねばなりませんし、ひようもかかるので。」


「そうねえ。後でマーガレットと話し合ってみるわ。」


 よしよし、こっちはこれでいいだろう。後は、なになに?


〝別途用意した地図は書き込んでくださって構いませんので、治水工事について思いついた事は全て書き込むように願います。〟


 ええー、しょーがないなー。机の上には地図がなかったので、書棚の下を見てもらって南部の地図を出してもらう。


 定規という名の平たい棒を使って、シャッシャとペンを滑らせて、所々メモを書き込んでいく。

 ここは川を整備して真っ直ぐにする、と。あ、遊水池ってどう表現すればいいんだろ?溜池?もう池でいいか。人工池って書いとけ!そんでこっちは人工河川、と。物流にも使えるかもね。一応、メモっとこ。


「本当にすごいわ。やっぱりヴィオラは子ども宰相ね。」


 お母様やめて!フラグ立てないで!本当に仕事まみれになりそう!

ブックマークが日々少しずつ増えていて嬉しいです。


お読みいただきありがとうございました。

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