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悪役同盟!〜同じ事故が原因で転生した4人の悪役令嬢は同盟を組んで断罪を回避したい!〜  作者: 里和ささみ


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24 初めての魔力測定②

初日の訓練はこれにて終了。

キリがいいので短めです。

「他に質問はございますか?」


「もうありません。」


「わたくしもけっこうです。」


「ヴァイオレットは殿下はいかがですか?」


「おふたりがきいてくださったのでだいじょうぶ。」


「では、オリヴィア様、始めてください。」


 オリヴィアが魔法陣に手を置いて魔力を注ぐ。


「……ろ、6200……」


 まさかまさかの成人王族平均値超え。


 宰相さんが驚愕の表情。リアクションはアーテルの時以上。何の訓練もしていない子どもがこの数値。アーテルは色々と報告があったんだろうから知ってたんだろうけど、オリヴィアに関しては前情報なし。まあ、ビックリするよね。


「すごいじゃない、オリヴィア!!既にお母様より魔力が多いわよ!」


 オリヴィアのお母様、オッキデンス公が感嘆の声を上げる。まあ、6000超えてるからそうなるのかな?


「どうなっているんだ……?」


 お父様が分からないという顔で測定器を覗き込んでいる。


「で、では、次はスカーレット様、お願い致します。」


「はい。」


 スカーレットもあっさりと5800を叩き出した。成人王族の平均値内の中でも高数値だ。


「うちの娘が……本当に?」


 メリディエス公は信じられないとでもいう風に口元に手を当てて絶句してしまった。


「6000こえられなかったわ…。」


 スカーレットは手のひらを見つめてそう呟いた。とっても残念そう。メリディエス公はハッとしてしゃがむと娘の視線に高さを合わせ、スカーレットの手を握った。


「落ち込まないで。既に大人と同じくらい、その中でも多いくらいなのよ。5500以上は国でもトップクラスなの。まだ二歳なのだから、充分すぎるほどよ。」


「わたくし、くんれんがんばるわ、おかあさま!おかあさまもいろいろとおしえてね?」


「もちろんよ!ああ、貴女は自慢の娘だわ!」


 メリディエス公はスカーレットをギュッと抱きしめた。スカーレットはやめてくださいまし!と言いながらも嬉しそうだ。


 さあ、次はいよいよ私の番!


 大人たちは、今度も高い数値が出るのではないかと期待を込めて私を見てくる。特にお父様な!プレッシャーになるからやめてほしい。高いに越したことないけど、別に高すぎなくてもいいよ。先は見えてる話だし。

 まあ、そのためにはカスミズブートキャンプをしなくちゃいけないんだろうけど。ゲームのステータスだって、才能だけじゃなくて本人が努力した結果なんだから。


 自分がこれから十年以上それをやらなきゃいけないと思うと気が滅入るね。もしかして、お父様の執務を手伝う方が楽なんじゃない?


「それでは殿下、こちらへどうぞ。」


 スカーレットの魔力を抜き終わった宰相さんに促される。デイジーに手伝ってもらって座る。早く自分のこと自分で出来るよーになりたぁーい。


 魔法陣に触れると金属独特のひんやり感。目を閉じて、魔力をデイジーの手に流したように流し込む。出だしは目を閉じないとイメージ出来ないな。

 いーち、にーい、さーん、しーい、ご!ゆっくり数えて手を離す。


「5300、ですね。」


 おおっと、私が一番低かった!王女様なのに!


「ええーッ!!ヴィオが一番低いわけないよ!もっかいやってみて!」


「何度やっても同じよ。充分じゃない。ね、ヴィオラ。二歳で5000台なんて、すごいことなのよ。」


 お母様が励ましてくれた。お気遣いはありがたいけど、別に落ち込んでないよ。

 それよりもゲームのヴァイオレットが高慢ちきになったのって、何でも全肯定するお父様のせいな気がしてきた。娘贔屓が過ぎる。


「わかっております。これからくんれんしてのばしていけばいいのですもの。おとうさまもだだをこねてないで、わたくしのこと、おうえんしてくださいましね?」


「うう〜!応援したいけど、ヴィオと遊ぶ時間が減るのは複雑だよ……。」


「それならば、貴女が稽古をつけてあげれば良いではないの。時間は有効にお使いなさいな。」


 香澄様にそう言われて、お父様の表情がぱぁっと明るくなった。なまじ顔がいいから背後に花が飛んでるように見える。理由がくだらなさすぎて呆れしかないけど。


「ヴィオ!あとでお父様とも魔力交換しようね!」


「はい。ぜひおねがいします。」


 お父様の魔力ってどれくらいなんだろ?婿養子で王様になるくらいだからきっと多いんだよね。


「お夕食のあとになさってね。午後は執務でしょう?」


 お母様に釘を刺される。信用がない。


「わかってるよ!なんだか午後の仕事、頑張れそうな気がしてきた!」


 ぜひ頑張ってください。国のため、国民のためにね。もしかして私、前世と余り変わらない?またもや、公僕なの?


「さあ、これで魔力測定はおしまいね。目標は最終日までにひと目盛り分、100上げること!周囲は助力を惜しまず、子どもたちを導くように!よろしくて?」


「かしこまりました。」


 大人はみんな香澄様に頭を下げた。これ、もう、聖女の強権発動で訓練続けられるんじゃないの?


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