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05 撃ち合い


 うほっ、みんなの本気の立ち合い、たまらんですわ。


 って、なんだかあっちの方がチカチカ眩しいんですけど。



 アレは、ハルミスタさんと、イヴさん。


 って、なにアレッ、


 あんなの見たことないよっ。



 ほどほどの距離を取ったふたり、


 ハルミスタさんがいろんな種類の魔法弾を放って、


 すかさずイヴさんが魔法弾で応酬。


 相反する属性の魔法弾がふたりの間で次々にぶつかり合って弾けちゃって、


 メッチャキレイですよっ。



 ってか、いつからやってたんでしょ。


 おふたりとも、どんだけ魔法力を持て余してるんですかっ。



 ……



 ようやく終了、ですね。


 思わず最後まで見惚れちゃいましたよ。



「こんにちは、モノカさん」


「こんにちはっ、モノカさん」


 こんにちは、ハルミスタさん、イヴさん。


 おふたりとも、すっごい魔法合戦でしたね。



「メネルカの子供たちの魔法遊び、教えてもらったのよ」


 えーと、ハルミスタさん、あのスゴいのが遊びなんですか。



「スゴいのはイブさんの方」

「私が受け手だったら、あんなに早い撃ち合いは無理ね」


 いえ、ハルミスタさんだって、ちょっと引いちゃうくらいスゴかったですよ。



「発動速度は私の方がほんの少し早いですけど、ハルミスタさんの凄さは桁外れな魔力量ですよ」

「もし上級魔法の撃ち合いになったら、私の方はあっという間に魔力切れ、ですね」


 いえいえ、そんな怖いこと、ここでやったりしないでくださいね。



「そういえばイヴさん、メネルカにはふたりが手繋ぎして発動させるスッゴい魔法があるって、噂で聞いたんだけど」


 マジすかっ、それってめっちゃ必殺技ぽいですねっ。



「シーッ、ダメですよ、ハルミスタさん」

「あの手の必殺魔法は、極秘のトップシークレットなんです」

「もし使えるのがバレたら謎の組織から狙われちゃいます」

「使用する際は変身して正体を隠すのがお約束なんですよ」


 マジすかっ、もしかしてイヴさんも変身出来ちゃったりっ、



「ごめんなさい、モノカさん」

「変身コンパクト、メネルカに置いてきちゃったの」


 オシッ、今すぐにメネルカに取りに行きましょっ!



「イヴさん、もしかして私たちをからかってるんじゃないかしら」


 ほえ?



「うふ、メネルカの子供たちの間で、変身コンパクトが大流行したのは本当、ですよ」


 むはっ、変身コンパクト、めっちゃ欲しいですっ。



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