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ある男の一言  作者: 桜野亜零士
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第一章 告白 (連載)

昨今地球温暖化で3月だと言うのに寒いのか寒くないのかわからない桜が咲いているのか咲いていないかわからないようなそんなある日僕達は何気なく生きている!

自分がご飯を食べお風呂に入り時には仕事をしていたり恋人との時間を楽しんだりしているその時あなたは全く同時刻に他で何が行われているか考えたことはあるだろうか?


3月のある日のことである大阪地裁でのある男が裁判中に奇妙なことを口ずさんだ!


その奇妙な発言により一瞬みんながポカンとした表情でただでさえ静かな裁判所が静寂に包まれたのである裁判は一時中断!弁護士は新人弁護士だったのか突如1人あたふたしてるようだった


その奇妙なことを口ずさんだある男とは

大阪在住の35歳の赤井隆である


この赤井隆は2年前に大阪の堺市の民家に泥棒目的で忍び込み20万と通帳を盗んだところを隣人の通報により警察官が駆けつけ御用になったのであるが彼は抵抗もせずにあっさり逮捕されたのである!


この男を逮捕した警察官はのちにこう証言している!

見た目も悪党ではないしいたって真面目な感じである!しいてゆうなら小柄で猿っぽい見た目な男でした


でもそれは見た目の話でありこの赤井と言う男が口ずさんだ一言で救われた人間が数人いたのである!


1人目は最高裁判所で死刑判決を受けた荒川義雄である

この荒川義雄は奈良県で生活してた2010年近くに住んでいた吉井龍美さん一家殺害を金銭目的で起こした罪で逮捕されたのである。だが一貫して無罪を主張したのだが意見を受け入れてもらえることもなく凶悪犯として極刑を言い渡されたのである!極刑を言い渡された際荒川は涙を流しながら『母ちゃん迷惑かけてごめんよ』と言ったのである


2人目は荒川義雄の一家である

荒川義雄はそんなことをする人間ではないと一貫し逮捕された時からこの事件は冤罪だと一家は主張!警察とは別に捜査を独自に行ったのである

嫁の荒川美穂はパートを辞め息子の荒川義美は殺人者の息子と言われ当時勤めていた会社をクビになりストレスから酒やギャンブルにハマり自暴自棄になったが母の協力もあり立ち直り母と2人で父はそんなことをする人ではないと確信し行動を起こしたのである!


荒川義雄が逮捕された大きな要因として現場に残された靴跡と現場周辺の聞き込みによる荒川義雄と吉井龍美さんの間には金銭トラブルがありそれにより警察によって荒川義雄死刑囚は逮捕されたのである!


確かに吉井龍美さんとはご近所さんでゴルフ仲間であり吉井龍美さん一家はいかにも奈良の一家と言う様に浪費をほとんどせず裕福な一家であり多少のお金のやり取りがあったのであるが一家殺害するほどではないが当時捜査に当たった奈良県警の捜査により荒川義雄が吉井龍美さん一家に恨みを持ち金銭目的で殺害したと断定したのである!

それにより荒川義雄死刑囚は10年近く刑務所に収監され死刑囚として過ごしたのである!


その凶悪事件から10年経った今あの大阪地裁で赤井隆が口ずさんだのである


『僕が奈良の事件をやりました。』と。


地裁では堺市の事件の裁判であり奈良の事件と言っても地裁にいた人達はその一瞬では何の事件かはわかりませんでしたが!


赤井がいいました!

『あの吉井龍美さん一家を殺害したのは僕です。吉井龍美さん一家と荒川義雄さんとその一家の皆様すみませんでした。』


裁判官が問いました!

『事件とは一切関係ありませんので一時閉廷しその件についてお話ください』と。


異例ではあるが事が重大な為機転を効かせたのである


赤井は淡々と話しました。


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