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第4話
被害者と言うことは・・
考えることもなく、答えは出ていた。
「と、言うことは~あなた様は王様で亜人で…」
俺は閃いたことをすらすらなぞった。
「うむ」
と言う、合間に誰かドアから入ってきた。
「あら、自分の国の王も知らないの?」
青い髪が印象的な、綺麗な女性だ。
「こちらは、この世界での四天王でもある、バン王であらせられます。」
「うむ」と王が言うなり、問い詰めてきた。
「お前は、プログラムを操って、世がどこで何をしていたか、知っておるな?」
俺は答えた。
「プログラムを作っただけで、お前のことなど知らん。」
グキ。首が締まる。
「ググぐぐぐ。知らんって。」
魔法で首を絞められているようだ。
意識が薄くなってきた時、青い髪の女性の声がした。
「知らないのなら…殺しましょうか?」
俺は思った。死ぬのか!?
「死にたくない」