第1話
IT技術者ミクラ。
全てを失った彼は、どうやって復活するのか。
ありえない話。
すべてが終わった。
俺はそう思った。
なぜか、すごく晴れやかな気分でミクラはそう思った。
今しがた、全財産が無くなり、借金を帳消しにしてもらうために弁護士に頼み、免責がおりたところだった。
さて、生活をするのにお金が必要だぞ。
ここは小さな町で、借家に住んでいる。
亜人が支配している町で、IT技術を生業として暮らしていた。
あいつらのせいですべてが無くなった。
そうミクラは呟いた。
亜人に頼まれて作っていた、プログラムがヒットしなかったため、仕事が潰れたのだ。
作ったプログラムというのは、ほとんどの亜人が持っている、テレクシリア(通信機器の様なもの)にインストールするマップアプリだ。
このマップアプリは表向きには、便利なお店をマップに表示できるものだったが、裏の機能として、亜人のすべての行動が記録されるという、悪質なものだった。
普及しないと、こういった機能も意味をなさない。
雇い主の亜人が何を考えて、このアプリを作らせたのかは分からないが・・。
潰れた仕事はどうしようもなかった。
俺はこの先どうしたらいい?
自分で作ったAI(人工知能)に語り掛けた。
実際、このAIを作ったのも全て秘密にしてある。
と、言うのも、IT技術を持っていると言うことで、亜人からかなり危ない目に遭わされることもあるからだ。
AIはこう答えた。
データが足りないですが、「死んだらどうですか?」
気が向いたら、続きを書こうと思います。