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はぐれ宇宙人  作者: 曉 論
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私たちは人間と共存して生きています

愛想笑いもしたくない。

他人に合わせたくもない。

みんなでみんなで、同じことをしたくない。

私は、私は、はぐれ宇宙人。


私は、固まっている人間が嫌いです。

男は男と、女は女と。

固まって、いちゃつき合っています。

そんな、集合体でしか生きられないような人間が嫌いです。


私は、学校が嫌いです。

それこそ、学校なんて集合体の集まりです。

巣です。大きな、大きな巣穴です。

クラスは、その中の小さな小さな巣です。

生徒は、そこに平日毎日やってきています。

この国の法律で、健全な子供は学校に行かなくてはならない義務があります。

生徒は、学校に行くことを喜んでいます。

なぜならば、自分という名の集合体の一部に出会えるからです。

それは、人間の言葉でいうところの友達です。

先生は、生徒よりもすごく大変です。

なぜなら、小さな小さな集合体が学校という名の大きな巣穴の中で暴れまくっているからです。

先生は、そんな集合体に教育の鞭を打ち付ける教育係です。

しかし、それは仕事でしている人間と小さな小さな集合体の一人一人を世話したいという世話係の思いの人間もいます。

それでも、私は学校が嫌いです。


私は、社会で生きていきたくありません。

この国は、社会で成り立っているという人間もいます。が、そんなの所詮人間の戯言にしか過ぎません。

私は、集合体の人間とは違う。

私は、この地球に人間と一緒に共存しているはぐれ宇宙人といわれる中の一人です。

全く、姿や形は同じです。

ただ一つ違うのは、考えることも感じることもそれを他人(ひと)に伝える手段も表現も違うということです。

自己の自由が許された現代でも、いまだに多くのはぐれ宇宙人が人間と同じ世界に住んでいて肩身の狭い思いをしていること。

それが最悪、死に至る(至っている)事も貴方はご存知でしょうか?

全国には、そういうはぐれ宇宙人が存在していることを貴方は知っていますか?

私は、こういう事がありました。

それは、物心ついた時から始まります……



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