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偽界説  作者: ひうか
もう一つの世界
15/20

やっぱり世界は救いたくない説

「なっ、無いって……」


 俺の動揺をまたしても予測していたのかソレラは落ち着いた表情で頷く。レノにはあるのに俺にはないのか?俺は世界で一人の存在のはずだよな?何か使えても良いと思うのだが……


「なっ何の力も無いのか?」


「いえ、一つだけ……」


 おおっ、それはもしやとても大きな力じゃないか?俺にしか使えなかったりして……俺は少し期待の混じる声で訊く。


「そっそれは?」


「大きな力……できれば使いたくな……」


 デクレッシェンドのように声が小さくなって最後あまり聞こえないのだけど……とにかく大きな力なのか、今確かにそう言ったよな!やったーよしよし何もできない非力であってはみんなに迷惑をかける。


「えっ、でっできれば、なんだって?」


 ソレラは何も言わない。微妙な間の後、ソレラは剣の手入れをしているアレラの方へ向かっていく。おーい、話聞いてますかー?人の質問を無視していったい何をするつもりなんだ。


「姉さん、説明を」


 姉さん?えっ……アレラは、ソレラのお姉さんということなのか!ソレラにも姉がいたとはな……まあいてもおかしくはないけど。でも、髪の色全然違うのに姉妹とは、青と金だし……


 そういや前に、何か聞いたことあると思ったのは、ソレラとアレラの響きが似ているからだったのか。そう考えれば二人が姉妹でもおかしくはないかもしれない。


 俺の頭の中の整理も収まり納得する。


 が、またしても驚くはめになる。


「なーに、分かってる心配するな、王女様」


 えっ、今また何か衝撃ワードが聞こえたような気が。グキッ、俺は驚き過ぎて腰が痛くなってきた。なぜかこいつらと暮らしていると驚きと新発見しかない。そのせいで疲れが溜まることは言わずもがなだ。


「その名を……」


「そう怖い顔するなよ、すまんすまん、早く行くぞ」


 その後いくつか二人は何やら言葉を交わしてからこちらに来た。仲良いみたいだな。二人から座るように合図があり皆が火を囲むようにして座ったところで説明が始まった。


「それでは簡潔に説明しておく。君たちも気になっているだろうからな」


「そっそうですねお願いします」


「お願いしま〜す!」


 俺とレノのテンションの違う声により話が進行する。レノは全く元気なもんだ……


「この世界は君らの地球とは少し異なるところはある。文化とか民族とかの違いはもちろん、もしかすると地球のいかなる物理法則や当たり前とされてることが通用しないかもしれない」


「なるほど〜それはつまり、違いますね」


 異なるとアレラは言ってただろ、つまりじゃねえ。


「で、民族というか、タイプというか、この世界の者は二種類に分かれる。光の者と、闇の者というふうに。詳しい説明は省かしてもらうが、エルフとか、そういう御伽話の類いは存在しないことは理解しておいてくれ。ちなみに、我々が光の者である。光も闇もさほど見た目的な違いはないので気をつけろ!」


「わっ分かりました」


 二種族しかいないのなら分かりやすくていいな。だけど、ケモ耳とかエルフとかが居れば良かったな。そうすれば少しは楽しそうなのに。


「一応言っておくが、普段と違う環境に来たからといってはしゃぐのではないからな!」


「はっはい」


 俺に向けてアレラはそう言う。もちろん、分かりきってるし同意するが近くにいるレノに言って欲しいのだが……


「では、本題に入ろう。この世界は魔王の手により支配され、危機に瀕している。ある文献によると調律者であるお前なら魔王をどうにかして倒せるらしい。それを倒さないとこっちもお前のところも両方が滅ぶのだ。ここら辺は前話したと思うが、理解したな?」


「は〜い! お兄ちゃんは魔王を倒す切り札ってことだね〜!」


「凄いね、お兄ちゃん!」


「そう……だな」


 ほぼ何の能力も使えないらしいのだけどな。俺みたいなのが切り札になるのだろうか自分でも疑問だな。


「もう少し喜んだら〜?」


「いやっ、まあ……」


 喜ぶものなのかな?よく分からないが、どうなんだろうか……正直あまり喜べないんだが。


「でだ、そのために最初にソレラと儀式をしてもらいたいと思う。儀式といってもそんな大掛かりのものではないが重要だ。で、これから……」


「ちょっちょっと何言ってるんですか? めっメガネ探したら帰りますから!」


 勝手に話を進められてもそもそもここに来た理由はメガネ探しのはずだ。いちいち意味の分からないことをしてられない。俺はゆっくりとのんびりと暮らしたいんだ。悪いがお断りだ!


「君、分かっているのかい? 君がやらなきゃ誰がやるんだ! 滅ぶんだぞ!」


 また勝手に意見を押し付けて俺だって人間なんだから考えや意見ぐらいあるっていうのに。頭にきた俺は言葉が詰まることなく一気にまくしたてる。


「そんなことは知りません! だいたい自分の世界に特に友達なんていないし、はっきり言って滅んでも何も悲しくないんです! 言うならば妹ぐらいです!」




 …………アレラ達は驚いた顔をして、妹でさえ驚いている。アレラは何か言おうと唇を動かすが、その言葉を呑み込む。俺は皆に構わず続けて言う。


「みんな各々に大切な人がいるからきっと俺の気持ちなんて分からないのかもしれない。彼女なんて高望みは捨ててせめて友達と思ってもそれすらできない俺の気持ちなんて……分かりっこない! 世間で広がるクリスマス、ハロウィン、海水浴、家族と暮らしてきた。けど今は親の行方すら分からないままで…………もういいんだ、この世界にそこまで楽しみも幸せも見出せなかった。むしろ辛いことが多かったな、今も……だから、ごめん。滅んでもいいとさえ思えてしまうんだ……」


 俺は叫び伝えるが、だんだんと言うスピードが落ちて最後になっては一つ一つの言葉を紡ぐのに時間がかかった。しかしなぜだろう?とんでもない自虐だと分かって言っているはずなのに、涙が頬を伝う。俯く俺に優しく手をかけてくれた。俺はその手を縋るように掴む。


 俺の言ったことは残念なことに何も間違っていない。俺が小学生のころでもあまり上手くいっていたほうではない。むしろ苦しかった。小学生の頃俺はいじめにあっていた。そう、あの時のことは今でも覚えている。

 いや、忘れられなかった……今、俺はそれを思い出した。

 


 ―――――



 あれは、俺が小学五年の頃だった。


「うっ…………」


 俺は掠れる声を絞り出してその音を出した。ん?何かが起きたのだろう、体が痛い。……あー、そういえばそうだったな。


「お兄ちゃん大丈夫?」


 あぁ、この声は妹のレノか。俺は目を僅かに開けて心配そうに見つめるレノを確認し、うんと頷いてそう答える。だが、とても大丈夫な状態じゃないことは自分でも分かる、妹を安心させるためにそう答えただけだ。顔から足に至るまで数々の傷の跡があり、内出血はもちろん外出血まである。幸い大きな怪我は指の骨折ぐらいで命までは落とさないだろう。しかしながら、気が狂いそうな痛みは常に俺を襲ってくる。


 その痛みは肉体的にだけじゃない、精神的にもだ。俺は下校中、同級生にこの傷をつけられてしまった。ただ普通に道を歩いていただけなのだが、何かが気に食わなかったのだろう、逃げ道を封鎖され周りから袋叩きだ。


 前々からそういった傾向があったし、いつかはこうなると予想もついていたからさしては驚かなかった。だが、自分が友達だと思っていた奴にまで裏切られて殴られた時は衝撃的だった。その瞬間は痛みよりも驚きが勝り守りが遅れてしまった。その結果中途半端に守った俺の右手の人差し指が犠牲としてポッキリと折れることになった……


 そこからのことは、目を瞑り痛みに耐えていたのでよく知らないがそこからは何の衝撃もなかった。痛みに悶絶し震える俺を見て流石に恐怖を感じたのだと思う。記憶はおぼろげで、レノに発見されるまでなく。よく分からない。


 妹によると、下校中にその状況を発見してくれたようでサササッと応急処置をしてくれたようだ。けれど、当たり前だが折れてる俺の指までは治せないので病院に行くことになったらしい。


「お兄ちゃん! お母さん呼んだから!」


「そうか」


 ゆっくりと体を起こそうとすると、目立つ赤の車が近づいてきた。あの形であの色は多分母の車だ。やっと来てくれたか……


「レノ……」


「あっ、来たね」


 母は急いで車を停止させて、後ろのドアを開けこちらに近づいて来た。当たり前だが、ひどく慌てた様子だ。それも、いつもの綺麗な黒い髪が少しはねているぐらいだ。母は仕事中だったにも関わらず、わざわざ自分のために来てもらったようだ、申し訳ない限りだ。


「レン! レノからだいたい聞いたわ、大丈夫?」


「ありがとう母さん。大丈夫、ただ病院に行かないと……」


「分かってるわ、乗って」


 俺はなんとか立ち上がる。指以外に折れてる箇所はないので歩くことぐらいはできる。ただやはり痛くて辛く、少々よろけてしまうが……


 少しばかり移動時間がかかって近くにある病院に到着。別に大きい病院ではなく普通の病院だ。そこの先生は、優しそうなおじさんで幼い頃から面倒を見てもらっている。だから、そこに向かった。


 治療は思ったよりもすぐに終わった。別に折れたといっても複雑骨折とかそこまでは酷くはないからな。治療方法などを説明したって仕方がないのでそこは省かしてもらう。そして、無事治療終了した。


「…………はいっ、治療は終わりました。後は安静にしなさい」


 先生は、帰って大丈夫と言ってくれたので、


「ありがとうございます」


 と、俺と母は感謝を言って部屋から退室した。


 先生曰く入院の必要はないらしく、すぐ帰ることができた。傷跡もほとんど残らないらしい。そして、俺は帰りも車で送ってもらった。


 この時、車に揺られながら俺はあることを決意した。治療中、いや前から少し考えていたことだが今回の事で決意が固まった。それは、中学を受験をしようということだ。前に言った時は、我が家の家計が厳しいために猛反対。


 が、あいつらと同じ学校には絶対に行きたくないという強い意志を伝えればなんとかなるかもしれないと思った俺はお願いしにいき。……結果はなんとか許可してくれた。


 希望する学校、つまりは今いる学校の偏差値は割と高くて、決して賢いわけではない俺には到底不可能だった。だが、皮肉にも俺は右手の人差し指に残る僅かな傷跡を見るたびに猛勉強できた。結果としては、合格することができたのは周知であろう。人間、窮地に追い込まれたら本気を出すことを身をもって経験した。


 受験を許可してくれた理由ってのがここにあるのだが、この件は示談であっさり解決した。示談というのは、簡単に言えばお金を慰謝料を貰えたりすることだ。相手も示談が良いらしく、大金をチラつかせてたらしい。そんなのどうでも良いけどね。


 ところでなんだが、改めて言うが俺は女子が苦手だ。その理由が実は先程のことにある。例のいじめの主だったメンバーは男子からではなく女子にやられたのだ。その時の記憶は脳裏に刻み込まれてしまったようで、それ以来女子にまともに話しかけることができないようになってしまった。具体的には、詰まったりごもったりしてしまう。もちろん逆も然りで、話しかけられてもアワワとしてしまい何も言えない。まあ、男子ですら苦手だが……となると……もう、人間自体が苦手なのかもしれないな……


 そんなことがあった俺は中学に入れば何かが変わると思い期待しつつ入学した。結果はご存知の通り、小学校の余韻というか影響を未だに受けている。つまりは今だに話せない。さっき、忘れられないことだ、と言ったがまさしくその通りで忘れようとしたが無理だった。忘れられないことと言えば齟齬を招くな、忘れたいが忘れられないことだと言い換えておこう。こんな理由があろうとはいえ情けないものだなと自分でも思うのは思う。が、自分ではどうしようもないことだとも思う。


 今は中学ももうすぐ卒業だが、結局誰とも仲良くなれないままで、友達すらできなかった……登校から下校までずーーーっと一人で過ごしてきたし。一人で過ごすことにはもう慣れてしまったとさえ言っても過言ではない。これまた皮肉にもある程度のことは自分一人でできるようにはなったが……そんな今の俺は前の学校であればいじめの対象であろうが、ただ進学校であるだけあって頭が回るのかそれはなかった。その点は良かったところだろう。


 長くなってしまった……つまり、俺にはこんなにも暗くて、忘れたい記憶があり現在も続いている。


 それなのに、世界を救いたいとどうすれば思えようか……


 カケラたりとも思えない。悩むことさえなかった。一時期は滅んでしまえとさえ思ったぐらいだからな。そりゃ、レノとかには迷惑はかけるけど、もし自分に滅ぼす能力があるなら迷わずしているだろうな。



 ―――――



 長い沈黙の後に俺は脳内会議を終わらせて結論づけた。


 やっぱり俺は、


「救いたくない……」


 俺は下を向きながらもう一度そう答える。しっかりと伝わるように……だけど、救いたくない気持ちが本心かと言われれば少し違う気がするのはなぜだろう。何かしらの違和感を感じるが、多分気の迷いとか気のせいなのだろうな。今まで全く地球において楽しいと思ったことがないわけではないからな。長い沈黙の後、静かにアレラはこうまとめづけた。


「分かったって。メガネ探しつつ、君の親も見つけよう」


 ……ん。確かにその提案ならのれそうだ。俺はメガネのためだけにここに来たのだから。黙ったままでいる俺に確認をとる。


「それでいいだろ?」


「分かった……今日は疲れたから寝る」


 ここですんなりと素直になるのも何か馬鹿らしいので、同意しつつもテキトーを装う。正直世界救うどうこうは置いといて、ちょっと行ってみたい気はする。


「じゃあ頼むな」


 アレラの言葉を待たずして、俺は岩の高台に登って寝転がる。一人になりたかった。


 はー、世界を救う…………か。なんて考えながら暗く広がる空を見れば、俺の心のように悩んでるようで黒く渦巻いていた。星一つぐらい見えないものなのかな?希望の一欠片の流れ星に無謀な願いでも込めたいものなのに。


 なんとか自分を励まそうと良い点を探してみる。そういや、珍しく詰まらずに女子と話せたな。その点は俺の成長か。詰まらなかった時って怒った時とか落ち込んだ時だよな。まあ、普通に女子と話す度にどちらかをいちいちしてられないけど。


 砂を擦る音が聞こえる。この感じはレノか?寝転びながら音の方を見る。レノは俺が見ていることに気づいたようで、目をパッとそらす。スタスタと歩いて岩の淵に座った。特に俺は話すこともないので黙っていると、気まずい沈黙が流れる。それを壊してレノはこう言う。


「今日のことは、本当なの?」


 その質問ってことは、何を聞こうか考えた結果やっぱり基本的なことにしとこうといったところか。予想はついてた質問に答える。


「残念ながらな」


 そう、残念ながら事実。嘘はついていない。レノも兄弟であるから多少の事は知っているだろう。俺が誰一人として友達と呼べる人がいないことに。友達の定義が……と言いたいところだがそんな事言ってる時点でいないのだろう。


「そう……」


 レノは絞り出してそう言って俺の横に寝転がる。こうして、レノとゆっくり過ごすのは久しぶりだな。俺は地面にある代赭色の砂を握りしめる。パラパラと地面に落としていると、レノは話した。


「あの空お兄ちゃんみたいに悩んでるね」


 ん?なんだ、俺が悩んでるってか?悩んでなんていないぞ、ロクでもない地球など滅んだって構わない。そのことは言ったはずだぞ。俺がそんな事はないと言おうとする前にレノは、


「でも、『妹のことが心配』的なこと言ってくれたのありがとう」


 なんなんださっきから湿っぽい事言い出して、いつもはパッと明るいやつなのに。ただでさえ俺は今落ち込んでいるから励ますというか明るい事は言えないぞ。それに、


「兄弟なんだから、当たり前だろ?」


 レノの方に首を向けるが、落ち込んだという表現ではおかしいが元気のない様子であった。様子通りにレノはやはり元気のない声でこう言う。


「そうだね……」


 ちょっと本当にどうかしたのか?まさかレノの元気さを誰かが奪ったのか?このままのテンションでいられるとこっちが色々と調子が狂う。ここは結構風が吹いて寒いからそろそろ戻るか。


「おいっ、もう戻るぞ」


 俺はこのまま寝転がってこのテンションの低さにいつまでも付き合ってられない。俺は立ち上がってレノを急かす。俺がパンパンと体の砂を落としていると、同意したようでレノも体を起こして移動を始めた。


「あっ、待って! これ、あげる」


「あ、悪いな、ありがとう」


 なんだ?黒いコートか、おおっ結構欲しかったんだよ。寒いし、流石にこの世界においてまで制服で活動はちょっとな……俺はそれを素早く着て再び移動する。


 元に戻ると、キャンプらしきものが建っていて、ソレラ達はその中で既に寝ていた。まだ燻る火を消しておく。キャンプでやることといえば星空を眺めることだが空を見上げても星一つ見えないよな。紫の雲しか見えないなー。まあ、旅行で来てるわけじゃないから仕方ないと思っておこう。


 となれば、起きてる意味もないし、そろそろ寝たいので寝よう。俺達は起こさないようにゆっくりと入って布団を被る。疲れたし今日は早く寝よう。


 ……あっ、日記!書くの忘れるところだった。俺の荷物はどこだ?辺りをグルっと見渡す。これは、ソレラのか、これも違うな。あっ、キャンプ内に運び込んでくれてたみたいで、自分の近くにあった。灯台もと暗しか、今探してたのが馬鹿みたいじゃないか。まあ近くて取りやすいから良いんだけどね。


 日記セットを取って今日書くページを開ける。んー、焚き火を消すとやっぱりちょっと暗いな。カバンの中をゴソゴソと漁ってライトを取り出す。スイッチを入れて迷惑にならない程度の灯りになるよう調整する。これで書けるかな、


 一月二十五日 紫曇り

 思えばたった一週間でこの展開になるのかと俺自身も驚いている。色々ありすぎて全てを書くには数万文字はいるだろう。だから簡潔に書くことにする。俺は、不本意ながらも校長のメガネ探しに行かされている。相手は魔王を倒してくれると思っているらしい。魔王がいることなんてその時まで知らなかったし、世界なんて救いたくないのでやめておくことにした。レノに何か悩んでるなんて言われた。虚言とまでは言わないけど迷言ではないだろうか。けど、珍しく湿っぽいレノの言葉だから少しは意識しておこう。この世界は思った通り危険で楽しくはないけど、なんらかの楽しさはありそうな気もする。いよいよ、明日はメガネ探しということで、寝たいと思う。おやすみ地球!

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