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「おはよう。」

作者: どくだみ


朝。私は近所の人に、“おはよう”と挨拶をする。


返事が返ってきて、少しだけ嬉しくなった。





違う日の朝。また近所の人に、“おはよう”と挨拶をする。


何も返ってこなくて、少しだけ悲しくなった。





ある朝。近所の人に、“おはよう”と挨拶をされた。


“おはよう”と返すと、何だか幸せな気になった。





別の日の朝。また近所の人に、“おはよう”と挨拶をされた。


“おはよう”と返し損ねて、心がもやもやとなった。








朝。みんなが“おはよう”と言って、それにみんなが“おはよう”と返した。



どこからともなく笑顔が生まれて、その日は素敵な一日になった。




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― 新着の感想 ―
[一言] どくだみ先生らしいあたたかい詩でした! あいさつって意外と難しいですよね。あいさつをしても返してくれない子が多いのは悲しいことですが、「しなさい!」と言って強要するものでもないですし…… …
2017/01/24 04:31 退会済み
管理
[一言] 何事も基本は挨拶から。 社会人になってから、挨拶の大切さを実感しています。 私は挨拶ができる人=良い人と取ってしまいます(笑) それくらい挨拶は大切ですね! 素敵な詩をありがとうございま…
[一言] おはようという言葉を全面的に押し出した超短編を書いた直後、本作に気づいた黒椋鳥です(笑) その作品書き終わった後に本作を見て……荒んだ心が洗われました(^o^;) 挨拶……素敵ですよね。 何…
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