ケモ耳パラダイス
「お前たち、サスケ様に自己紹介をしなさい。」
「はい、
では私からお話させて戴きます、この娘たちの母親でダンミーツと申します。」
母親と言うが、姉にしか見えない程に若々しく、
出るとこは出て、引っ込むところは引っ込んだナイスバディだ。
「長女のウルです。19歳です。」
母親に似て色っぽい。
「次女のベルです。17歳です。」
こちらは、スリムなクールビューティーだ。
「三女のスクルです!15歳です!」
三女は元気いっぱいの可愛いタイプだった。
「サスケ様は、館の管理と、
畑や馬の世話を出来る奴隷を探されていらっしゃる、
私はお前たちがちょうど良いと思うのだが、どうだ?」
「はい、長女のウルと、三女のスクルは、
名主様のお屋敷で下女をしていましたので館仕事は大丈夫ですし、
私と次女のベルは畑や馬の世話が出来ます。」
「いかがでしょうか?サスケ様。」
「うむ、4人とも貰おう!
合わせて幾らになるか、カモネーギ。」
「はい、サスケ様には今後もお世話になると思いますので、
4人で150万ギルでは、いかがでしょうか?」
「うむ、では200万ギル払おう!」
「値段が上がってますよ!?お頭。」
「ウサ耳には、それだけの価値があるのだ!」
「私たちの時は、タダで手に入れたくせに・・・」
「俺はリンのネコ耳も好きだが、ウサ耳と比べるとなぁ・・・」
「酷いです!お頭。」
「ハッハッハッ、冗談だよリン、
俺はネコ耳も同じぐらい好きだぜ。」
「良かったです~。」
「と言う訳で、200万ギルで買うぞカモネーギ。」
「ありがとうございます。サスケ様。
そう言う事でしたら、200万ギルでお買い上げ戴きまして、
隷属の首輪は当店のサービスとさせて戴きます。」
「そうか、悪いな。」
「いえ、滅相も御座いません。」
「じゃあ、200万ギル丁度だ、数えてくれ。」
サスケは『魔倉』から金貨を取り出して、
カモネーギに手渡した。
「・・・199・・・200、
はい、確かに200万ギル頂戴いたしました。
では、隷属の首輪を付けますので、サスケ様の血を付けて頂けますか。」
「分かった。」
サスケは、4人の首輪に血を付けて行った。
「またの、ご来店をお待ち申し上げて居ります。」
サスケたちは、カモネーギに見送られて奴隷商を後にした。
「俺たちの本拠地はピロンの街なんだが、
所用があって、この街の『豚の骨亭』に宿泊しているから、
お前たちにも、しばらくは泊まって貰う様になるからな。」
「「「「はい、ご主人さま。」」」」
「ダンミーツさん達は、ご主人さま呼びで良いんですか?お頭。」
「ああ、彼女たちは手下じゃないから良いだろ。」
「なる程、分かりました。」
宿に戻ったので、
新しい奴隷たちと情報交換をする事にする、
サンたちは、まだ宿に戻っていない様だ。
「俺は、お前たちの主人になったサスケだ、
さっきも言った様にピロンの街で暮らして居る。
仕事は冒険者をしていて、
そこのリンの他に3名の戦闘奴隷と共にパーティーを組んでいる。」
「やっぱり、リン様は戦闘奴隷だったんですね、
隷属の首輪らしい物を付けているけど身綺麗なものだから、
ファッションでチョーカーを付けているのかと思いました。」
「アタイの事はリンで良いよ、
お頭は、美味しい食事を作ってくれたり、
毎日、お風呂に入れてくれたりする優しいご主人さまだから、
あんた達はラッキーだったね。」
「ご主人さまが、食事を作られるんですか?」
「お風呂って、貴族さまが入っているって言う、あのお風呂ですか?」
「料理は趣味だから、忙しい時以外は俺が作るんで手伝ってくれ、
あと、風呂は貴族が入っているのと同じだ、
俺は風呂好きなんで毎日入るから、お前たちも入る様に。」
「「「「はい、ご主人さま。」」」」
「ただ今、帰りました。お頭。」
「お待たせして、申し訳ございません。」
「ただいま~。」
サンたちが宿に帰って来た。
「おう、ご苦労だったな、
結果は後ほど聞くとして、新しい奴隷を購入して来たから紹介するぞ。」
「「「はい、お頭。」」」
「奥から、母親のダンミーツ、長女のウル、次女のベル、三女のスクルだ。」
「「「「よろしくお願いします。」」」」
「こっちは、彼女からサン、ロリー、ジュリーだ。」
「「「よろしくね。」」」
「じゃあ、ちょっと早いけど、
みんなで食堂で飯でも食いながら、交流を深めるとするか。」
「「「「はい、お頭。」」」」
「「「「はい、ご主人さま。」」」」




