表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転落勇者の人生大逆転物語  作者: シュウさん
236/238

密会

フェルナリア皇国に置ける3大勢力である、

サスケ公爵、ブチクラース侯爵、タクサンノ侯爵による、

新たな国造りの話し合いが開かれてから、1週間が経過してり、

皇国内の貴族達には、サスケらが話し合った通りに、

両侯爵から、国造りのあらましや今後の日程などが伝えられていた。


そして今夜、皇国の皇都から然程さほど離れていない場所という好立地こうりっちにある、

チョイヤーク伯爵が納める、チョイヤーク領にある館に多くの貴族達が集まっていた。

その館は、チョイヤーク伯爵の本拠地の城では無く、

人目をはばかる話し合いをする時に使われる、避暑地の別荘であった。


「しかし、あの成り上がりの偽勇者め!

ゆう事欠ことかいて、この歴史ある皇国の皇帝制度を廃止するだと!」

本日の集まりのホストでもある、デレテモ・チョイヤーク伯爵は、

先日亡くなった前皇帝の腰巾着として有名で、

前皇帝亡き後、大きく失脚しっきゃくするであろうとのうわさささやかれている人物であった。


まことにチョイヤーク殿のおっしゃる通りであるな、

しかも、それにブチクラース閣下が賛同さんどうされてられるというのだからな、

私には、閣下のお考えが全く理解出来んよ」

チョイヤーク伯爵に追随ついずいして発言したのは、

ブチクラース家と同じく、先祖せんぞ代々に渡って、

武にけた者を多数に及び輩出はいしゅつして居り、

皇帝に絶対の忠誠ちゅうせいささげる右派として有名な、

メガウト・ナグリトバス伯爵であった。


まったく持って、両伯爵様方がおっしゃる通りであります。

ここは、我が皇国の行く末をうれう我々が一丸となって、

あの、偽勇者サスケめの野望をふせがねばなりませんぞ!」

両伯爵の尻馬に乗って発言をした男は、

ヤラレン・キャーラ男爵といい、サスケに寄って失脚しっきゃくしたギッテル子爵に組していたため

現在は当りさわりのない閑職かんしょくへと追いやられてり、

サスケには深い恨みを抱いていた。


「うむ、私がタクサンノ閣下から、おうかがいしたお話では、

3週間後に行われるという、あの成り上がりが主催しゅさいする、

他国の王族方をまねいてのパーティー会場にて、

大々的に発表をされるとの事であったから、

その席にて、重大な失態しったいおかせば、

あの成り上がりめも責任を取って、失脚せざるをえまい」


「おお!それは良い考えであるな!

当日の警備に当たる兵に、私の手の者をもぐり込ませて置けば雑作ぞうさも無い事だ!」


「では、私は料理人でも買収して、

食中しょくあたりの元でも、料理に混入こんにゅうさせるとするかな」


「それは、良いな!」

如何いかにも!」

「「「「「グワッハッハッハッ!!」」」」」

馬鹿笑いを上げている貴族達は一人として、

その様子を、厳重な館の警備をスンナリとくぐった少女忍者達が、

天井裏からのぞき込んでいるのに気付かなかった。


『ねぇねぇヒナギク、帰りに、この館の厨房ちゅうぼうに寄って、

あの連中が食べる料理に、蓖麻子油ひましゆでも入れて行かない?』

『当日の料理を楽しみにしてるタンポポの気持ちは良く分かるけど、

料理を作った料理人さん達に迷惑めいわくが掛かるから、

止めて置きましょう』

その少女達の、恐るべき内容のヒソヒソ話が、

料理人の身の安全を思い、実行へと移されなかったという

その幸運にも・・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ