表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転落勇者の人生大逆転物語  作者: シュウさん
195/238

ゴマドレ最強伝説

肉や魚のなどのメイン料理の他、

肉マン、あんマンがしあがった頃合ころあいで、

タイミング良く、馬達の世話せわをしに行っていた

ヒナギク達が戻って来た。


「サスケ様、馬達の世話が終わりました。」

ヒナギクが、みなを代表して報告して来る


「おう、ご苦労くろうさん、

こっちの方も、ぐに出来るから、

馬車の後ろの荷台にだいから、

シートとテーブルを下ろして、

皆で食事が出来る場所を用意してくれるか」


「「「「は~い!」」」」


サスケは、蒸しあがった肉や魚と、

肉マン、餡マンを手早てばやべつべつ々の皿にうつすと、

カット野菜を魔導調理具に入れてスイッチを入れる、

すると、高性能で高火力なので、

直ぐに器具のふちから蒸気が出始めて、

一口大にカットされた野菜は、

アッという間に温められていった。

サスケは、カット野菜に軽く火が通った程度で、

魔導具を停止させると、

大きな皿の上に、蒸されてあざやかな色合いに変わった

カット野菜をめていって、

その上に、肉や魚を乗せると、

上から、満遍まんべんなくゴマドレッシングをかけていった。


「お~い、テーブルの準備は出来たか?」


「はい、大丈夫です。サスケ様」

「もう、お腹がペコペコです。」


「よし、じゃあ料理を運ぶとするか、

サリエは、そっちの皿を持って来てくれるか」

サスケは、メイン料理が乗った大皿を両手で持ち上げると、

肉マン、餡マンが乗った皿をサリエに運ぶ様にと指示しじを出した。


「はい、分かりました。」


サスケは、テーブルの上に大皿を乗せると、

そのとなりに、肉マン、餡マンの皿を置いて、

皆にテーブルに着く様に指示した。


皆が座ったのを見届みとどけると、

魔倉まそう』から、取り皿、ナイフ、フォーク、スプーンなどを、

人数分取り出して、皆へとくばっていった。


「飲み物は、お茶や果実水や水の他に、

熱いスープもあるから、それぞれ好きな物を俺に言ってくれよ」


「私は、お茶をお願いしますわ」

「果実水をお願いします。」

「水と熱いスープを下さい」


おのおの々の注文を聞きながら、

『魔倉』の中から飲み物を出して行き、

最後に自分の前に熱いお茶を置くと、

サスケの音頭おんどで食事の始まりとなった。


「では、いただきます!」


「「「「「「いただきます!」」」」」」

「キキ~!」


「うわっ!サスケ様、

このドレッシング美味おいしいですね、

何で出来ているんですか?」


「ああ、それはゴマのドレッシングだよ」


「へ~、ゴマで、こんなに深みのある味が出るとは、

知りませんでした。」

「ホントホント、お肉にも魚にも良く合うよね」

「野菜が本来ほんらい持っている美味しさが、引き立つ感じがします。」

「そうね、私、野菜は好きじゃ無いんだけど、

このドレッシングを付けると、ドンドン食べられるわ」

「私は、このモチモチしたパンみたいのが好きです。」


「ああ、それは饅頭まんじゅうって言う料理なんだけど、

俺やライさんが居た国では大人気だったんだよ、

挽肉ひきにくが入っている方が肉マンで、

甘いあんが入っている方が餡マンだ」


「私は肉マンが好きだな~

挽肉と一緒いっしょに入っている、

タケノコのコリコリ感がたまんないね」

「私は餡マンかな、お茶との相性が最強だと思います。」


皆の食事が、ある程度ていど進むのを見計みはからうと、

いち早く食べえていたサスケが、

デザートの準備じゅんびを始めるために席を立ち上がった。


「あっ、サスケ様、

手伝てつだいたしましょうか?」

サスケが席を立つのを見たサリエがたずねて来た。


「いや、大した手間てまじゃ無いから、

そのまま、皆と食事を続けていてくれ」


「そうですか、ありがとう御座ございます。」


サスケは、魔導調理具がめたのを確認かくにんすると、

中に水をそそいでからすすいで、食材のにおいを洗い流していく、

キレイに匂いが消えたら、中の水をててから、

残った水気みずけ布巾ふきんき取って、

魔法を使って乾燥かんそうさせた。

「よし、掃除そうじの方は、こんなもんで良いかな」


サスケは、次に魔導調理具の切り替えレバーを、

『温』から『冷』の方にすると、

『魔倉』からアップルジュースを取り出して、

調理具の中へと注ぎ込んだ。

「よし、スイッチ・オン!」

サスケが、魔導調理具のスイッチを入れると、

急激きゅうげきに冷やされたアップルジュースの表面がこおり始める、

「よしよし、計算通りだな」

サスケは、ジュースが凍り始めたのを確認すると、

大きなさじを持ってジュースをぜ始める

最初は、水気が多かったジュースが、

冷えて来るにしたがって、かたねばりをびて来る、

「よ~し、こんなもんかな」

さじぜるのが、困難こんなんとなって来たあたりで、

サスケは、魔導調理具のスイッチを切った。


「お~い、デザートが出来たぞ」

食事をえて、テーブルの上の皿などを片付かたづけ始めていた

ミルク達の元へ、人数分の小さな皿が乗った

お盆を両手で持ったサスケが戻って来た。


「ありがとう御座います。サスケさん

あら、そのジャムみたいなものの下にあるのは、

前に作って頂いた事があるケーキかしら?」

サスケの持つ、お盆の上の皿を見たミルクが、

尋ねて来た。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ