番外編(11月11日)
11月11日といえばポッキーの日と言う事でしたがそんな存在もすっかり忘れ、思い出した時にはもうすぐ日にちが変わる!と急いで書いたので、大分適当ですw
いじめられてる九十九君を楽しむ回です。
其ノ零
「よし、錦ちゃん!11月11日も残りわずかだ!」
「あと数分で終わりだが……?つーか寝させろよ、眠いよ」
「何を言う!この天津、錦ちゃんが好きそうな企画を考えたのに!今日のために昨日は寝ずに考えた!」
「いや、どうせポッキーゲームとかいう、僕の純な心を弄ぶくだらない遊びだろ?つーか炫も寝てるしお前も寝ろよ」
「そう、錦ちゃん。ポッキーゲームだ!」
「聞けよ」
「もし、誰かと唇が触れるまでで勝てたら、誰か一人錦ちゃんの好きなようにしていい!」
「よし、のった!」
「さすがの食いつき!」
「ふははは、これであんなことやこんなことを……!」
「動機がすでに不純!まあいいや、それでこそ我らが錦ちゃんだからね!参加者は、みかちゃん、疎さん、炫ちゃん、あたし、燕弧ちゃんだー!」
「僕は燕弧ちゃんとキスをする」
「予言したーっ!」
「つーかお前らと疎に面識なくねえか?本編で会ってねえだろ」
「知りません!」
「うわあ……世界観壊れた……」
「作者が書くの遅いだけでーすっ!では最初の挑戦者、みかちゃーん!!」
「よろしくね九十九君、でも気持ち悪いから絶対寸前で止めて」
「何故参加した!?」
「一応ヒロインだから」
「一応!?」
「さあ、時間の関係上もう始めます!双方加えて加えて……!のこった!」
「ふもうひゃねーんだかは(相撲じゃねえんだから)」
「おーっと、距離が縮まる!」
「(え!?今どんくらい?)」
「お、おお……」
「無理!」
「折った!錦ちゃん自ら折りましたー!」
「いや、威圧感が半端ねえんだよ、こええよ!」
「ちっ……臆病者、チキン、死んじまえ」
「キャラ崩壊!」
「さあ、どんどんいくよ!次はー、炫ちゃん!」
「炫寝てんじゃねえかよ。これじゃあ寝込みを襲うことになっちまうぜ。いくら僕が変態だからと言って、それはできない!」
「んー、じゃあ炫ちゃんは棄権!」
「適当な司会進行だな……」
「じゃあ天津いきます!」
「お前か……負ける気はしないぜ!シスコンだからな!」
「よし、天津ちゃん。あなたが勝ったら九十九君を好きにしていいわよ」
「御巫何を言ってるんだ!?」
「よーい、どん」
「唐突に!」
「どんどん距離が縮まっている。天津ちゃん、勝ちます勝ちます。あー、これじゃあくっついちゃうわ、近親相姦だわ」
「近親相姦は駄目!」
「天津ちゃん、断念……ちっ」
「やった、勝った!って僕は勝ってないんだ…」
「くっ……やるな錦ちゃん……」
「僕は別にお前とキスしても良かったんだぜ?」
「ちなみに燕弧は帰ったわよ九十九君」
「はあ!?一番の目的が消えた!もう駄目だ!」
「気持ち悪いから嫌だそうよ」
「傷つくなぁ!」
「んーじゃ、最後は疎さんだね!」
「よろしく頼むぞ、先輩!」
「うう……何かオチが見えた……!」
「しかしここでキスをしないと、錦ちゃんは参加した意味がなくなります!どーなるのか!」
「ふふふ…このほっひーへーふのはふしんといはれはわはしをはめふなお」
「何を言ってんだがさっぱりわかんねえよ!」
「よし、準備完了かな!よーーい」
「……どん」
「んぐっ!」
「錦ちゃんの勝ち!」
「何!?何が起こった!?」
「疎が一瞬でポッキーを食べたわ」
「ふふふ、キス魔と呼ばれた私は、毎年この日が祭典なのだ」
「っていうことで錦ちゃんは、疎さんになんでも出来ます!」
「理不尽だなあおい!」
「じゃ、後はがんばってね九十九君」
「はぁ!?」
「あたしも寝るわー。あー、楽しかった」
「ええっ!?」
「さあ九十九先輩、存分に願い事を叶えさせてやろう!」
「え、遠慮……」
「叶えさせてやろう!」
「だ、誰か助けて下さいーーっ!!」
※本編とは全く関係ありません※