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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

ガラス

作者: 須川透
掲載日:2026/01/24

 人は、とても単純。

 ある日を持って、人を避ける。

 避けられた当の本人は、何もわからない。

 一体、何があったの?私の何がいけないの?

 何度も吐くまで考えるだろう。

 

 でも、自分自身は、自分。

 

 それに変えられるものは、何もないのだろうと思う。

 

 ただし、これだけは言えると信じていることがある。

 

 他人の目から見た私は、他人にすぎない。勝手な他人のガラス。勝手な他人の妄想で簡単に評価なんて決まってしまう。

 

 不気味で公平と言われるやり方なのだろう。

 

 そのガラス越しで、一体何がわかるというのだろうか。

 

 何も知らないのに、良い顔だけ都合よくできる人間は、一体何者なのか。しっかり考えろと神様を教えているのではないだろうか。

 

 お堅い方達は、そんな能天気言うなとおっしゃるだろう。

 だが、数字だけ見てるあなたたちは、一体どうだろう?そちらの方は、コンクリートよりも堅くて、きっと新しい場所に踏み込めないのだなと笑ってあげたい。

 

 私たちは、狭くて冷たいガラスの中で生きている。

 

 割れたらどれだけ自由なのか。割れたらどれだけ不便なのか。

 私には、知る由もないのだろう。

 

 きっと誰かが、手を差し伸べることを願って私は今日も生きようか。

 

 ガラス越しでしか物を言えないような人間の言葉は、私にとってみじんこにもならない。お呼びでない。

 

 欲しいのは、ただ拍手だけ。

 

 壇場に上がって、拍手喝采もらって、私はこれから胴体とおさらば。

 

 もう怖くない。さようなら。

あとがき透です。

これは、公開処刑が当たり前のような時代であるヨーロッパの物語を描きました。

少し、現代に似ているのではないかと考えました。救い出せないものとそうでないものがあります。

自信を持って、前に進めるかどうかなんて、結局誰もわからないでしょう。

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