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始まりの物語  作者: 柴田優生


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幼馴染について

そうして再び暇をもて余した俺は、ふとスマホを見た時、とんでもない量の通知がきていることに気づいた。「うげっ・・・」その通知の主は、俺の妹である、無叶優夢だった。忘れている人もいるかもしれないだろうから、一応説明をいれておく。俺の妹である無叶優夢という少女は、超絶ブラコンな義妹である。そんな優夢は、どうやら俺に好意を抱いているらしい。俺のどこに惚れる部分があるのかがわからないが、優夢の目には俺の良さが映っているらしい。そんな超絶ブラコンの優夢から、尋常じゃないほどの通知が送られていた。内容は、「構って!!」というのだった。いやはや、こんな「ブラコン」な妹を夢見る人も中にはいるだろう。確かに、こういう妹はかわいいのだが、少なくとも面倒くさいと思ってしまうのは確かなのだ。なんせ、俺は実妹としてみているのだが・・・。まぁ、生憎暇していたし、優夢に構ってやろうということで、俺は優夢にメッセージを送り返した。「わるい。色々あって気づかなかった」「もー!!心配したじゃんか・・・!!」「わるい。まさか、突然大雨が降り注ぐとはな・・・・・・。思いもしなかった」「天気予報でも晴れるって言ってたしねぇ・・・。仕方ない。・・・・・・じゃなくて!!」「まだなにかあるのか?」「構って!!」「・・・というと?」「電話して!!」「なんでだよ・・・。それに、今はホテルにいるんだ」「ほ、ホテル!?」「あぁ。だから、壁も薄いし、通話なんかしたら他の人に迷惑がかかるだろう」「え、ちょっとまって。今日って、真愛と遊びに行っているんだよね?」「あぁ。そうだな」「その真愛は今どこにいるの?」「ホテルのベッドで寝転んでいるが・・・」「なにしてるの!?お兄ちゃん!!」はて。この妹はなにを言っているのだろうか。「?なにかおかしいことを言ったか?」こんな土砂降りの中で、真愛を一人外に置く方が、なにしているの?って反応になるはずなんだがな・・・。と、俺が優夢の言った意味を考察していると・・・。「お兄ちゃん。そんな、真愛と初めてをいたすなんて・・・」ん?いたす・・・?「そっか。お兄ちゃん。まぁ、時代も時代だからね。中学生のうちに初めてをシてしまうのも、本当は悪いことだけど・・・・・・。まぁ仕方ないよね。そういう時期だから」・・・・・・はっ!?そう言われて、俺はやがて気づく。いたすって、そういうことか!!「ち、ちげぇよ!!ただ単に、帰るのが困難だから、仕方なくホテルで宿泊することにしたんだよ!!」「まぁ、本当は認めたくないけど・・・」「だから違うっての!!」その後、必死に弁明を繰り返した結果、優夢を納得させることに成功したのであった。

そんなこんなもあり、俺は久しぶりにテレビを鑑賞していた。スマホが世間に知れ渡った今、この小さい画面一つで、テレビの再放送などを閲覧することができるようになった。そうなった今、わざわざテレビを使用する人なんて、殆どいないのだ。そんな俺は、暇だし、せっかくの機会だからテレビを見ている。・・・・・・やはり、どの時代になっても、芸能系はおもしろい。何故こんなにおもしろいのか。そこがなぞであるのだが、番組を見ているとはやく時間が過ぎ去っていってしまう。そうして、俺がいい番組がないか。と探していると・・・。こっそりテレビを見ていた真愛に、一つの映像が目に止まったようだ。「大和。あれ」真愛が指した画面には「心霊」というタイトルが記されていた。あまり真愛のその辺の事情は知らないが、今はそういう気分なのか・・・?「見たいのか?」「う、うん」ふと真愛の顔を覗いた時、真愛の顔が強ばっていることに気づいた。(まさかこいつ・・・)気になったことができた俺は、その質問を真愛にするのであった。「お前、心霊は得意なのか?」「・・・・・・うん」その間は、恐らく「苦手」というサインだろう。真愛といい、優夢といい・・・・・・。何故心霊が苦手なのに見たがるのだろうか。いや、その挑戦心は真似をしたいのだが・・・・・・。結局結果はいつも同じなのだ。真愛の場合は分からないが、優夢の場合、見て叫んで俺に甘えるまでがいつものセットだ。「うん。って言ったけど、どうせお前怖いの苦手だろ」「ぎ、ギクッ!!そ、そんなわけないよ~?」と、アニメや漫画でしか言わないようなセリフを真愛が吐く。「その挑戦する志はいいことなんだが・・・。見た後、おまえはどうするんだ?」「まだ怖がるとは決まってないし!!・・・まさか、大和びびってるの?」正直なことを言ってしまえば、俺は心霊は慣れすぎている。そりゃあ、最初でこそ怯えていたが、優夢に見ようと迫られる度に、心霊についての耐性がついてしまった。「残念だが、俺は心霊は得意だぞ」「う、うそだ!!じゃあ、確かめてやる」そう言って、真愛は俺からリモコンを奪い取り・・・。そして、そのテレビ画面には心霊映像が映し出されるのであった。まぁ、でも真愛の反応も気になるし、仕方なく付きやってやろう。と、そうして俺はテレビに体を向けた。

その2時間後、案の定。恐らく心霊が苦手な真愛が心霊映像を見た結果・・・。「うぅぅ・・・」真愛からしたら相当怖かったのか、映画の途中から真愛が泣き出していた。「泣くなら見なけりゃ良かったのに・・・」「だって、大和の合否を確かめたかったんだもん!!結果大和は特に何もないようだし、怖かったし・・・!!」でも確かに、今回のホラー映画は結構迫力のあるものだったと思う。俺でも、少しびっくりする場面はあった。が、泣いたりするまでは流石にいかない。はぁ。どうせ泣くことは分かっているのに、何故もこいつらは見たがるのかなぁ・・・。「まぁ、夜も遅いし、そろそろ寝るぞ」「暗いのやだ!!」補足。陽村真愛という少女も、優夢と同様、怖いものを見ると、甘える性格になるらしい。普段の清楚系な真愛からは、あまり想像できない姿だな。と、その時、俺は新たな発見をするのだった。「そんなん言っても・・・もう23時だぞ」「真っ暗になるとオバケ出るじゃん!!」あくまで迷信だぞ。それ。「大丈夫だっての・・・」「恐怖で寝れない」次から次へと、文句が出てくるもんだなぁ・・・。「じゃあ、どうしたら寝るんだ?」その質問をしたとき、真愛から衝撃の答えが返ってくるのだった。「・・・・・・添い寝して?」・・・・・・と。

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