告白
その瞬間、少し落ち着きを取り戻していた俺だが、流石に、俺はもう冷静じゃいられなくなった。「てめぇ」「あぁ?」「んだよ!!」「なに優夢に手ェ出してんだ?」「なにって・・・・・。!?」その瞬間、こいつから、ものすごいオーラを感じる。「答えろよ。なぁ・・・・・・。なんで、優夢に手ェ出した?」「はっ。答えは簡単さ。強い。と、いうのが正義だと教えてやったんだ」現在、優夢は殴られた箇所を痛そうにおさえている。更には・・・「ゴホッゴホッ・・・。」と、咳が止まらなくなっている。あぁ。そうだ。なら、正当防衛だろう。「そうなんだな。そんなにお前達が、強さにこだわるなら、俺もお前達に分からさしてやるよ」そうして、俺は拳を固める。「歯食いしばれよ?」そう言った刹那、俺は・・・。「おまっ・・・!!」俺がそのお兄ちゃんに渾身の一打を当てた瞬間、まさに漫画のように一人ぶっ飛んでいくのであった。「これでも尚、俺に歯向かうつもりか?」そう言ったら、男達は怯んだのか。「お、覚えとけよ!!」と、言い残して、そいつらは去っていった。「今時、そんな台詞いう奴を初めて見たよ・・・・・・」問題はそこじゃない。「優夢!!大丈夫か?」「だ、だいっ、じょうぶ。だよ。お兄ちゃんもあまり無理に動かないで・・・・・・」「俺は大丈夫だ。別に、あの程度だったら痛くない。それよりも、自分の事を心配しろ」そうして俺は、すぐに優夢を優しく抱きしめる。「お兄ちゃん・・・」「心配するな。泣いても良いんだぞ。優夢は、よく頑張った。よく言った。そんな自分を誇れ」そのお兄ちゃんの一言に、私は救われて・・・「う、うわぁぁぁぁぁぁん!!!」と、そう泣きじゃくる事しかできなかった。
それから20分ほどたった頃だろうか。優夢は泣きつかれたのか、俺に抱かれながら眠りについていた。「ったく、こんなところで寝るんじゃねぇよ」一応、此処は学校の校舎裏だ。「今日くらいは、別にいっか」流石に、優夢を放置したまま、部活へ行くのも気が引ける。だから、今日くらいは家に帰ろう。そう思って、俺は優夢をおんぶして、家まで帰るのだった。「にしても、優夢のいる前で、武力なんか使いたくなかったなぁ」
次の日・・・・・・・。「んーー。」邪魔だ。なにが邪魔なのかというと、優夢が、ずっと抱きついてくるのだ。「ねぇねぇお兄ちゃん!!おんぶしt・・・・」「嫌だ」「えー。なんで」「恥ずかしいから」「私は恥ずかしくないよ?」「優夢がじゃなくてなぁ。俺が恥ずかしいんだよ」「仲良い兄妹っていいじゃん。それに、こういう姿を見せておいたらお兄ちゃんに変な虫つかないし」「変な虫って・・・言い方がなぁ」流石に抱きしめられると、呼吸が苦しくなるのである。・・・・・・別に、悪い気はしないが。「ね?いいでしょ?」「だめだ」「固いなぁ・・・」誰が町中でそんな妹をおんぶしながら学校へ登校しなければならないんだ。そういういつも通りの会話を繰り広げながら、俺たちは学校へ向かうのだった。
昼休み、いつものように優夢がやってきて・・・・・・。「抱っこして!!」「ガキか」「違うもーん」いや、いってしまえばガキではあるか。何とは言っても、優夢はまだ中学に上がったばっかなのだ。それに、性格や雰囲気もまだまだ子供っぽい。だから、まだ俺も、優夢もガキなのである。「えぇー。いいじゃーん・・・。あそぼ?」「嫌だ。今大吾と遊んでるから後にしてくれ」「お願い!遊ぼ!!」「後でにしてくれ。ほんとに後で」「・・・んー。わかった。あとでね?」そういって、優夢は渋々教室へ戻っていくのだった。俺は、今日も今日とて大吾に占って貰うつもりだ。こいつの占いは本当に凄い。なぜなら、どんな相談をしても、それっぽい答えが帰ってきて、更には全て当たっているのだ。本日は、恋愛を占って貰うつもりだ。「大吾ー。今日は恋愛について占ってくれ」「恋愛ですね。わかりました」俺はワクワク。と、胸を高鳴らせたが・・・。やがて、「え?」といって、大吾の顔がどんどん険しくなる。「え、えっと、どうなんだ?」「あぁ。正直、伝えない方がいい。というか、伝える方が失礼だな」「いいから。なんなんだよ」「いや、言えない」「・・・わかった」突然そんなことをいう大吾に疑問を抱きつつ、次の質問を繰り出す事にした。のだが・・・・・・。「なぁ。大和。もうやめよう」と、大吾の顔が真っ青になる。俺がした質問とは、3年後の自分について。なのだが、そんなに悪い未来なのだろうか?もしかして・・・。犯罪を犯していたり、何らかの事故に巻き込まれたのか・・・・・・?まぁ、でも大吾のいうことだ。きっと、気にしない方がいいのだろう。そう考え付けて、俺は教室を出るのだった。
教室を出た俺は、仕方なく優夢に会いに来てやった。「んで、何かしたいのか?」「うん!!お兄ちゃんに抱っこされたい!!」抱っこかぁ・・・。正直、あまり気力は湧かないが、まぁ幸い今は人の目が少ない。だったら、別に良いだろう。とそう俺は判断つけて、仕方がなく優夢をだっこする。「わー!!高いたかーいい!!」と、抱っこをされた優夢は、子供のようにはしゃぐ。その優夢を見た俺は・・・。(ちょっと、おもしろいな)と、そんな感想を思い浮かべるのであった。そうやって妹を甘やかしているときに・・・。「おぉーおぉー。随分と楽しそうですねぇー」「うげっ、進治郎・・・」「よっ。幼馴染の、陽村進治郎だよ。せっかくの時間に、お邪魔しちゃって悪いね」「別にいいんだけどな・・・・・・」なんか、進治郎であろうと、見られるのは少し恥ずかしいのである。すると、「や、大和・・・・・・?」と、そのとき、真愛が現れるのである・・・。「え、なにしてるの・・・?」僕が真愛の表情を視認したとき、俺は事の重大さに気づいた。その状況を目にした真愛の表情は、目にハイライトが灯っていなく、嘘だろ?といわんばかりに、目を大きく見開いている。そして、冷淡に満ちたその表情で・・・「なんで、優夢ちゃんを抱っこしているの?」と、そう言うのだった。・・・・・・余談。その後は、真愛も進治郎に抱かれて、昼休みは甘々な時間を過ごすのであった。
放課後、いつものように優夢に呼び止められる。「一緒に帰るのは別にいいが、今日こそは部活に行くから、待たせることになるぞ」「あ、いや。その、違くて・・・・・・」「?」「あのね」そして、優夢から紡がれたその一言は衝撃を回避せざるを得なかった。「無叶大和君。私と、付き合ってください」




