Future
ガイアで核兵器が使用された時点で、宇宙連合の介入が可決された
核爆弾の影響は宇宙全体へと及ぶ
あらゆる次元、パラレルワールドの時空を歪ませる
由々しき事態だ
これ以上、見過ごすことはできない
平和を願う宇宙人類たちの注目が、ガイアへと集まった
様々な星から善なる者たちが、ガイアの解放計画に参加した
ガイアに閉じ込められた仲間への憂慮
目を覆いたくなる世界大戦の惨状
もう、いち未開の星の出来事ではない、宇宙全体の問題だ
ガイアのアセンションも間近に迫っていた
ネリシア国への介入による前回のアセンションの失態を、今回は巻き返す
連合は何としても、ガイアのアセンション成功と、悪の勢力からの解放という結果を得るため、全精力を注いだ
ガイアの周囲に張り巡らされたグリッドにより、直接的な介入、侵攻が不可能なため、間接的にガイアへとアクセスを試みた
宇宙中のチャネラーというチャネラーが一斉にガイアへ向けて交信した
グレートセントラルサンの高波動を、ガイアへ集中豪雨のように降り注がせた
高次元からパラレルワールドへの潜入
アストラル界(四次元領域)を利用してスターシードへと接触、援助
隙を突いて、直接ガイアの地表へと精鋭部隊を送り込んだ
地球上の暦で1940年代からスタートした宇宙連合の介入は徐々に水面下で進んでいた
アルたちのようなガイアから脱出できずにいたスターシードたちにも、地獄で仏、闇夜の提灯のような小さな希望が少しずつ与えられるようになっていた
それは、不思議な夢だったり、偶然の奇跡に遭遇するような形でもたらされた
起こる出来事は全て必然
偶然など無い
僅かな希望の光が、ガイアの世界中の片隅でポツリ、ポツリと灯り始めた
世界大戦は終結し、世界は平和への道を歩み始めた
戦争からの急速な復興
文明、科学の発展、安全保障、食糧難の解消、医学の進歩…
世界はめざましく急進的に様変わりした
人々の心は置いてきぼりになり、経済ばかりが豊かになり、バランスが崩れた
アンバランスな発達は、悪の勢力によるコントロールの妨害が原因だった
2013年頃から、連合の直接的介入がスタートした
三次元へと降り立ち、ガイアの周囲は、連合艦隊により包囲された
悪の勢力を捕獲、連行するという強行手段に出た
グリッドの阻害を越えて、それらの行動を可能にしたのは、ガイア全体の波動が今までにないほど高まり、地道な活動によりライトワーカーたちが次々と覚醒したことが大きい
この10年で、世界の光は輝きを増し、悪の勢力は立て続けに失脚した
ライトワーカーに次いで、スターシードたちも本来の波動を取り戻しつつある
ガイアの外側と内側から、かつて無い最高潮の波動を保ち続け、遂にはアセンション(次元上昇)は成功した
同時にグリッドは連合により、全て取り除かれ撤去された
ガイアは三次元として残されるパラレルワールドと、高次元へと進化する二極化が進んだ
テレビの中の別次元は、じきに遠ざかり消えていくことになる
パラレルワールドの細分化は進み、急進的進化を遂げるライトワーカーを中心としたスターシードの次元、ゆっくりと進む長期的な視野で転生しながら進む次元等、分かれていく
今後30年程で、体感することになる
私もようやく、自力でアセンションできた…
現代に転生中のアルも覚醒に成功した
宇宙からの援助とガイアそのもののアセンションにより、ライトワーカーたちの波動も押し上げられた
スターシードたちは皆、ガイアのアセンションの時期に合わせてブループリントを作成した
輪廻転生を繰り返すうちに、仲を深め、作戦を練り、協力しあう関係になっていた
何度も何度もガイアで転生する中で、地表で、霊界で顔を合わせ、相談し励ましあった
出身星やソウルの違いを越えて、仲間意識が芽生えた
ガイアの支配された暗黒時代を共に過ごし、光を失わず希望を持ち続けた
仲間たちがいなければ、心が折れていただろう
地獄のような世界で、孤独と疎外感に苦しんだ
それでも、決してひとりではなかった
ずっと宇宙の仲間たちは共に闘っていた
アセンションが実現して、解放されたガイアでしみじみと実感する
ずっと、見守られていた
ひとりじゃない
宇宙はひとつ、ワンネス
次元上昇して、高波動を取り戻して思い出す
大いなる宇宙、One
ガイアを支配していた悪の勢力は、完全に力を失った
そもそも高次元では存在できない
波動の低い者たち
別次元で消滅していく
残り僅かな勢力が一掃されるのも時間の問題だろう
前回の失敗からの悲願だったガイアのアセンションの成功
宇宙連合の介入によるガイアの解放
そして、輪廻転生からも解放された
これからは、もう宇宙中に転生できる
ガイアも宇宙も進化していく
宇宙全体が次元上昇していく
この星から、ガイアから始まる宇宙の未来
特別な星
心を現実化することができる予言の星
その一歩を踏み出した
ここから始まる壮大な物語
今、ここから