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第22話 ダンジョン設置

短めです。

 寮は4人部屋が100ポイント、2人部屋が500ポイント、1人部屋が1000ポイントか。1人部屋高すぎだろ。現状の生徒じゃ、2人部屋はきついはずだ。


 2人部屋って余りそうだよな?ほとんどの生徒は節約するはずだから、今なら、実質1人部屋で使えそうだ。



「お?意外と綺麗だ。やっぱり人少なかったな」


 まだ時間があるし、学内を見て回るか。邑灘学園は複数のゲートを管理してるらしい。ゲートは、地下に専用の部屋があって、ポイントを払えば利用できる。数にも限りがあるから、ポイント制にして制限しているようだ。


 学園にゲートがあるのは不思議じゃない。なんせ邑灘学園は、都市結界の外にあるからだ。ゲートを利用するのが1番の理由で、ここの生徒は異界にも入る。学園に近い異界はE、D級が多くて、育成施設には最適なのもある。


「すみません、ちょっと中に入ってみてもいいですか?」


 入口で管理人に聞いてみると、地下はダンジョンルームと呼ばれていて、中に入るのは自由、ゲートが設置してある部屋の扉でポイントを払えばいいらしい。

 

 ダンジョンルームに入ると、先輩達が十数人屯している。順番待ちか、休憩かは分からないが、俺は一通り見て回る。F級5部屋、E級12部屋、D級4部屋、C級1部屋があった。在校生のレベル的にE級の需要が1番多いんだろう。F級にも結構人が順番待ちしてるな。


 これなら、俺が学内にゲートを設置しても使ってもらえそうだ。俺達はレベルが上がらなくなってきたし、学園に有効利用してもらった方がいい。


 昔は、どうやって管理してるのか謎だったけど、今ならなんとなく分かる。中学の時、アビスシステムとは意思の疎通が可能、という話を聞いたことがある。その時は聞き流していたが、おそらく此方の意思を伝える手段が、学園か協会にはあるんだろう。人類はアビス神にリソースを渡して何らかの力を貰っていると予想できる。ここでは主にダンジョンだな。

 リソースを渡す手段はきっと探索者証だ。俺が探索者証を作った時、アビスに繋がったし、間違いないだろう。人類は、リソースを渡しているという事実を知らないかもしれないが。一部は知っているのかな?どうだろう。


 

 俺は、F級ダンジョンを学生寮の敷地の外側に設置した。俺がいる寮から50メートル程離れた場所だ。あとは誰かに見つけてもらうだけ。仮にダンジョン核を破壊されてもダミーだから問題ない。俺の手元に戻ってくるだけだ。

 

 後日分かることになるが、ダンジョンは無事、学園の手によって管理されることになる。


 とりあえずF級ダンジョンは放置だ。俺はE級ダンジョンをメインにしないとレベルが上がらないからな。異界にも行きたいし、ゲートも見つけたい。

 早く強くなるには、新しいゲートを見つけるのが1番効率がいい。レベルも上がるし、能力も手に入る。


 中学の時からやることは変わらないかもな。入学初日はポイントも稼いだし、やることも見えてきた。俺が学園に来た理由は、成長資源が欲しいからだ。深化後は必要になる資源が常人より多くなったから、誰よりも強くならないといけない。


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