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少女、日常☆劇☆  作者: 酒仙寺
11/17

鬼ごっこ後編


三波「さってと……とうとう、お前だけだぞ!!健太ァ!」


都子「……君ら、抵抗しなさすぎじゃ?……」

男子B「いえ!抵抗しましたが、健太の姉ちゃんの脚の速さにどうにも争いきれませんでした!」

男子D「胸に飛び込みたかったです」

都子「素直でよろしいが、説教が必要だね……」

女の子C「うわぁ……」



健太「あいつら……!!」

健太「(落ち着け、とりあえず深呼吸……)」スーハー


健太「(まだ、居場所はバレていない状況だけど、どう動くべきか……はっ!なら……)」


健太「都子さんの胸に飛び込むしか……!」

三波「なーに、言ってんじゃお前は」

健太「ウワァ!!ど、どうして……!?」


三波「そんな驚かなくたっていいだろ?……って、そうかあんたまだ好きだったんだね!」

健太「う、うるせー!お姉ちゃんには関係ないことだろ!!」


三波「そんな君に二つの権利をあげよう」

健太「な、なんだよ……!」

三波「一つはここで私に捕まって何も知らないでいるか。知らない方がいい情報をここで聞いて悲しみにくれるか」


健太「んだよ、それ!!?姉貴なんかにつかまりたくねぇっつの!」

三波「そう……」

健太「へっ、負けを認めやがれってんだ!!ーー」

三波「あいつ、彼氏いるよ」


ズコッッ!!!!

三波「あっ、転んだ」

健太「な、なんだよ……それ!!」

三波「まぁ、この前来た時聞いてなかったもんね。いやぁ、でも残念だったね?やっぱあんな可愛らしい子をとらない人なんていないもんね〜。性格も問題なしだし、都子の方も案外満更でもないのかもねぇ……ーーーってどこ行くねぇーん!!」

健太「先に帰ってるよ、このバカ姉貴!!!」


三波「馬鹿姉貴は余計だ。バカ姉貴は……まぁ、弟の初失恋。見届けるのも姉の責任か……」

都子「なに思い耽ってる風だしてるの?気持ち悪い……」

三波「気持ち悪いって!……ってあれ?他の子は?」

都子「時間も時間だし帰らしといた。健太君は?」


三波「あぁー……あいつは甘酸っぱい青春に向かって走り去っていったよ……」

都子「ふーん?……まぁいいや。後で聞くよ」

三波「あれ?今日泊まるんだっけ?」

都子「来るときそう言っていたでしょうが……」


三波「あらまぁ……!」

都子「はぁ……こんな姉を持つ弟君がかわいそうでしょうがないね……」

三波「じゃぁ、後で慰めといてよしよしさせといて」

都子「任せろ……子守は得意だ」


三波「(うーん、これは面白い事になりそう……)」



都子「さぁ、ドント来い……!」

健太「!?!?……バカ姉貴!!」

三波「♫〜」


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