表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/75

第8話「カノン」

「うわぁぁ~~~!!!」


目の前に広がる街並み。

思わず歓声を上げてしまった。


ここはカケイドの街。

対魔族の最前線となる砦への補給や支援を(にな)っている。

人口約80,000人の大きめの街だ。

――――というのは、道中ダーツさんたちから聞いた情報だ。


門を抜けた先は大きな広場になっていて、ボクたちのようにここまで旅してきた

馬車があちこちに()まっている。

行商人だろうか、沢山の荷物が詰まっている木箱を積んだ馬車や

野菜を山積みにした荷車がいくつも行き()っている。

そのほかにも、それぞれの目的を持ってやって来た旅人でごった返している。

人がこんなにたくさんいる場所に、ボクは本当に感激していた。

魔族の城から旅立ってもう数か月は経っただろうか…長かった。

本当にここまで長かった。

数か月前までは普通の高校生だったんだよボク。

カノンのおかげで食事やその他物資に困ることはなく、ダーツさんたちと出会う

までは途中の村へ立ち寄ることもなく、まっすぐ大きな街を目指してきた。

ボクの目的は一刻も早く勇者に会うことだから。

対魔族の前線にもなっているこの街なら勇者がいる可能性が高いだろうし、

せめて情報は入手できるだろう。


「それにしても人多いなぁ……」


ボクが感慨深(かんがいぶか)げな感想をもらすと、ダーツさんが肩を叩いてきた。


「そういや、そろそろ【カケイド誕生祭】じゃねーか」

「カケイド誕生祭……? お祭りあるの!? うわあ! いいな!」


よく見れば、気の早い屋台がすでに何件も出てるし。

あれは親子連れかな、屋台を見て回っている。


「ああ、5日後に行われるからな。

 近くの街から商人や観光客がぞろぞろ来てるな。

 ま、せっかく来たんだし、祭りも楽しめ」

「うん!」


忙しそうに歩き回ってる人たち。

懐かしい雑踏(ざっとう)の音。あはは、そんなものに懐かしさを覚える日がくるなんてね。

どこからか文句を言い合う声や忙しそうに予定を話し合う商人。

その人ごみを見ていると、元いた世界を思い出す。

ここは確かに日本とは違う世界だ……だけど人間の世界だ。

そう思ったら緊張がゆるんでしまい、安心感から涙がにじむ。


「おいおい……街に着いたくらいで泣くか、ふつー?」

「ダーツみたいに無神経な野郎とは違うのよ。

 アキラちゃんは繊細(せんさい)なの」

「俺だって繊細だよ!? お前の言葉にざっくり傷ついたもの!」


冒険者で金髪男のダーツさんと忍者のカザリさん。

ボクの事であーだこーだ言い合っている。

我関(われかん)せずって顔のエルフのネロさんと戦士のタイラーさん。

彼らに護衛されながら順調に旅を続け、ついに人間の街へとたどり着いた。

ダーツさんたちと合流してからというもの、旅がとても楽しくなり、

彼らの冒険譚(ぼうけんたん)……自慢話から恋愛相談までいろいろ話した。


言っとくけど、ボクの恋愛話ではなくて戦士のタイラーさんの恋の悩みだよ?

とても純情で彼女いない歴イコール年齢、あだ名が聖戦士のタイラーさん。

かっこいいのに…なんで彼女いないんだ? と思ったけど。

相談されたボクも彼女いないし、何も答えられなかった。

将来を考えると不安になる。

ボクも聖戦士になったらどうしよう……

こんなボクを好きになってくれる女の子がいるんだろうか。

チラリとカノンを見つめ、こっそりため息をつく。


昔から一度もモテたことはないし、寄ってくるのは男の子ばかりだったし。

世の中のほとんどの男性は、周りに男しかいないことを悩んでいるんだろうな。

ボクも谷口くんや久保くんにグチってたなぁ。

世界の半分は女の子なのに、なんでボクたちの周りには男しかいないのか!

谷口くんはしみじみと、俺たちにはアキラがいて良かった。

心のオアシスだと意味不明のこと言ってたけど。

変なこと思い出しちゃったな……

そんなことよりまずは、その谷口くんを助けること。

そして日本へ帰って西野さんに会うことだよね。


エルフのネロさんはどうやら結婚しているらしい。

やたらと奥さんの自慢をされた。

一番困ったのは忍者のカザリさん。隙あらば抱きついてくる。

彼女はとにかく……そのぉ、胸がでかい……やわらかい。

このまま胸に顔をうずめて一生を過ごしたい……と思うほどの魔力がある。

女の子に免疫(めんえき)のない高校生のボクには、とにかく刺激が強すぎた。

ボクは思春期真っただ中の男の子ですよ?

常にカノンやカザリさんがいる中で、どうやって発散すればいいんでしょうね。

なるべくボクの中の野獣を起こさないでいただきたいものだ。


ここまでの旅で一番仲良くなれたのはダーツさん。

なんだかんだとアドバイスしてくれた。

女性の口説(くど)き方や人妻の攻略法とか……

お前には才能があるって言われたっけ。

うん、もうちょっと違うアドバイスが欲しかったな。

一応ありがたく覚えておきますけどね?

それから女体の神秘という大変ありがたいお話も聞かされましたよ。

途中鼻血を出してしまい、ダーツさんに爆笑されたけど。



結局ダーツさんはボクたちのことを何にも聞いてこなかったな。

……疑問はいっぱいあっただろうに。

色々聞かれると思ってた。

だってさ、悪魔とか狂暴な獣が出る森を子供がたった2人で旅してたんだ。

いくらなんでも怪しいよね。

そんな子と出会ったら、ボクでも理由を聞いちゃうよ。

ダーツさんたちは自分たちのことを話してくれたけど、

結局、何一つボクたちの素性を話すことはなかった。

わけありなんだろうから、聞かないであげようとか……

そんな風に気を遣ってくれたのかな。

ほんとに優しい人たちだよね……

人に事情を聞かれたときのために、事前に色々設定は考えてあったんだけども。

結局それを話すことはなかった。

できればダーツさんたちにウソをつきたくない。

皆……ごめんなさい。もし説明できる時が来たら、必ず本当の事を話します。



「アキラさん、具合でも悪いのですか?」


カノンが、少し表情が曇ったボクを気遣うまなざしで見ている。

いまや彼女なしではボクの人生が考えられない存在となったカノン。

いや、変な意味じゃなくて……そのままの意味。

変な意味もあるんだけど、いやそれはおいといて。

カノンがいなかったら、絶対、詰んでたからね……


「大丈夫だよ、カノン」


笑顔で答える。

ボクの方を見てたカザリさんが、(まぶ)しいものを見たかのように

手を顔の前にかざして身もだえている。

息遣いの荒くなったカザリさんが、一言だけぼそりとつぶやく。


「あなたが天使か……」


ダーツさんたちと出会ってから、ここに来るまでに2週間近くかかった。

まぁ、途中でダーツさんたちに依頼してきたっていう村に立ち寄ったので、

少し遠回りになったからだけどね。

もっと一緒に旅をしていたかった……

ボクにとって、ダーツさんたちは兄であり姉だ。

いや、ダーツさんは年齢的にはお父さん……の方が近いんだろうか。

そんなこと面と向かって言うと怒りだしそうだけど。

ボクには幼い頃から父親がいなかったから、お父さんがいたら

こんな感じなのかなって思っちゃった。


そういや、街に入るときもダーツさんたちがいて助かったなぁ。

彼らの顔パスですんなり通れた。

衛兵の人はダーツさんに、あとで酒おごれよと冗談めかして言っていた。

どうやら友人らしい。

そんな事を考えていると、ダーツさんが声をかけてきた。


「なぁ、お前らこれからどうするんだ?

 あ、いやいや、それは聞かない約束だったか。はっはっは。

 まぁ……なんだ。あそこに酒場が見えるだろ。

 俺たちに用があるときは、そこに来てくれ。大抵そこで飲んでるぜ」


「ダーツさん……」


また涙で目が(うる)む。

そのボクの顔を見て、カザリさんが「いいわ! いいわ!」と叫んでいる。


「じゃ、がんばれよ」

「はい! ここまでありがとうございました!」


去っていくダーツさんたちに手を振った。

ダーツさんたちも手を上げて答えてくれる。





ボクたちは街中を歩く。

目に映る印象は、中世の街並みって感じだろうか……

看板には鎧の絵や靴の絵が描かれていて、なんの店か一目瞭然(いちもくりょうぜん)だ。

街の門の入り口近くだからだろうか、宿屋も多い。

貴族でも泊るのかな? って思う立派なたたずまいの建物から、

素朴(そぼく)な民家程度なものまで幅広い。


しかし、暖かいところだなぁ。魔族の城があった地域は寒かった……

この世界の地図なんか見たことがないので、魔族の城がこの世界の

どこにあるかも知らない。

情けないけど、どっちの方角に向かって旅してるのかすらよくわかってなかった。


「さて、どこか宿に…って、カノン、この国のお金って持ってる?」

「はい、ございますよ。

 ルーシー様よりお預かりしております」

「え、ルーシーが? そ、そうなんだ……」


悪魔の紳士ルーシー。

彼がボクのために何かしてくれていたのがビックリだった。

どうやらルーシーはこの世界の通行証やお金、それから身分証明なども

用意してくれていた。

ダーツさんたちに出会ってなくても、この街に入れてたってことだ。

うぅ、有能すぎて怖い……

そういうことに頭の回らないボクがバカなだけだろうか…

でもこの世界のことはよく知らないからね……ということにしておこう、うん。

とりあえず、生活に必要なものは全部カノンが管理してくれている。

まぁ、お金はなるべく無駄遣いしないように使おう。


ボクたちは建物が少しくたびれた感じの安そうな宿屋を見つけた。

そこでボクとカノンの部屋をひとつずつ取った。

野宿は仕方なく一緒だったけど…さすがに部屋が一つはまずいよね。

とにかく、これで久しぶりにボクの野生を解き放つ時間ができる。

なんの話かって? 聞かないでよ。

2階に部屋があって、1階で食事ができるようになっている。

今はカノンと宿屋の1階で軽い食事を摂っている。


さて、これからどうしよう……

勇者探しをしたいけどこの街にいるのかな。それとももっと遠い場所なのかな。

まず情報を仕入れたい。

普通に考えれば、魔族の城に近いこの街にいそうな気がするんだけど……

あれ、でも待てよ?

15年前に魔王がいなくなって魔族が撤退してから、勇者たちとの戦争って

あったんだろうか?


「ねぇカノン。

 ボクがいない間に、勇者たちとの戦争ってあったの?」


ほかのお客に聞こえないように小声でカノンに聞いた。

するとカノンも小さい声でボクに答えてくれる。


「いいえ、撤退した後は勇者たちとの争いは一度もありませんでした」


ふむぅ……

勇者側は撤退させるだけで精一杯だったのかな…

でも魔王の日記にあった部下の裏切り、勇者との内通。

そして魔王の謎の失踪。

勇者側にとって、魔王軍を攻め込む絶好の機会だったんじゃないの?

それに裏切った部下って今はどこにいるんだろう。

魔法少女レレナのウソ発見器では、魔族の城に残った軍団長の中に

裏切り者はいなかった。

ってことは、やはり姿を消している第二、第五、第七軍団、

こいつらが裏切ってるって線なんだけど……

その後戦争してないっていうなら、こいつらは今どこでなにをしているんだ?


ああ、そうか……

アステリアたちの様子だと、残った魔族たちは第二、第五、第七軍団の

裏切りを知らなかった。

発覚したのって、裏切り者がいるってボクが教えたからだった。

確かに裏切ったやつらと、城にいる魔族は一度も戦ってない。

ってかさ…15年も同僚が帰ってきてないのに、戻ってこないことを

不審に思わなかったのか?

…まぁ、魔王の失踪もあって、そんな余裕もなかったのかな。

うーん、全然情報が足りない。



「あ、ボクちょっとトイレ……」


席を立ち、トイレに行く。

ダーツさんたちに勇者の事を聞くのは危険な気がするし……

なんでそんなこと知りたいんだ? とか追及されたくない。

この世界の人たちからすれば、勇者のことなんて当たり前に知ってる

情報かもしれないし……

誰にも怪しまれず、そこらへんの情報を仕入れる方法……

うーん、うーん。


あ、そうだ!


もしかして図書館ってないかな?

そもそもこの世界の文字が読めるのか疑問だけど。

そいや、ダーツさんたちとも会話が普通にできたんだけど。

なんでだ? うーん……今はそれを悩んでも仕方ない。

とにかく図書館があれば色々な情報を手に入れられるかもしれない。

よし、まず図書館があるかどうか調べよう。

ボクはこれからのことを考え込みすぎて、用を足し終わってるのに

トイレで棒立ちになっていた。

この世界の文明ってどの程度なんだろう。

ちゃんとトイレがあり水も流れる。中世っぽい世界なのに下水があるし。

確か中世の街って、トイレがなくて窓から捨ててたんだよね。

そうすると、ローマに近い文明なんだろうか。

ボクの知ってる中世とはやはり違うんだなと改めて思う。


「ごめんごめん、カノン、おまた……せ……?」


あれ、カノンがいない。

宿屋の1階を見回すもカノンがいなかった。

あ、もしかしてカノンもトイレ……なのかな。

そう考えた途端、顔が赤くなってしまった。

いかんいかん……

自分の席に戻り、エールを飲む。

エールって、まぁアルコール入っててビールみたいなもんなんだけど、

アルコール度数が低くてこの世界では子供でも飲むらしい。

だって他になかったんだ。メニューに水もお茶も牛乳もなくてさ……

冷蔵庫がある世界に見えないから、まぁ牛乳は無理なんだろうな。腐っちゃうし。

ボクが昔読んだ漫画や小説では、魔法で現代に近い文明を誇ってたけど、

ここはどうもほぼ見た通りの文明レベルっぽい。


ふぅ……

身長を伸ばすために毎日牛乳飲んできたのになぁ。

まぁ成果は出てないんだけども……

外を(なが)める。窓際だったので外の様子が見える。

手をつないで歩く親子連れを見つめたまま、考え事をする。

図書館あってほしいなぁ……

あったとして、誰でも入れるのだろうか。

まぁいまは考えても仕方ないか。


ってか、カノン遅いな……


ボクがまだ幼い頃、親戚のおねーさんに、女の子は何事も時間がかかるから……

と言われて、お祭りに行くのを2時間待たされた記憶が蘇る。


それから30分ほど経っただろうか……

さすがに遅いなって思って、トイレまで行き、失礼かなって思ったけど

外からカノン? って声をかける。


「………」


返事はない。

中に入るわけにはいかないので、外からもう一回声をかけるが、

やはり返事が返ってこない。

ボクは心臓の音が次第に大きくなるのを感じていた。


「すみません、ここにいた女の子、どこに行ったか知りませんか?」


宿屋のカウンターにいたおばさんに尋ねた。


「ん? いや、わかんないけど……トイレとかじゃないの?」


ボクはまたトイレに向かい、大きな声でカノンを呼んだ。


返事が返ってこなかった……

もうこの際仕方ないと女子トイレに入る。


しかし……


誰も……いなかった。


うそだろ……



外に飛び出すと、大声でカノンっ! と叫んだ。

全力で街中を走った。

叫んだ。

道行く人に、カノンの特徴を説明して次々に尋ねた。

心臓が激しく鼓動を打ち、息が苦しい。

でも走った。


「カノン……」


息の続く限り走った。

けれど手がかりはまるでつかめなかった……

力尽きて道端で座り込んでしまった。

ボクに黙ってどこに行ったんだ…

もしかしてさらわれた…なんてことないよね?

悪い考えばかりが頭に浮かぶ。

それを振り払い、冷静に考えなきゃと自分を(いまし)める。

トイレに行くといって席を離れたとき、周りに人はいなかった。

それから…トイレで考え込んだとはいえ、トイレに行ってた時間なんて

5分もないはずだ。

その間に悲鳴は聞こえなかったし、宿のおばさんもいなくなったことに

気づいてなかった。

あ、もしかして…宿屋に戻ってるかも……

そうだ。ボクを置いてカノンが勝手にどこかへ行くはずがない。

ちょっと買いたいものがあって離れたとか、そんなのだ。

あはは、カノンがいなくなったことに、すっかり取り乱しちゃった。

きっと戻ってるよね?

ボクはまた宿に走って戻る。


「カノン!」


宿のドアを開け、中を見渡す。

誰もいない。

もしかして部屋かも。

2階の自分の部屋とカノンの部屋へ行き、ドアを開ける。


そこには……誰もいなかった……


目の前がぼやけて視界がゆがんだ。

気がつくとボクの頬を幾筋(いくすじ)も涙が(つた)っていた。


宿屋を出てふらふらと歩き出す。

人間の街にいるはずなのに、カノンがいない……

それだけで、とてつもなく心細い。


カノン……どこいっちゃったの?


ボク、どうすればいいの?

どれだけ歩いていただろうか…

辺りは暗くなりはじめている。

気がつくとダーツさんが教えてくれた酒場の前にいた。

そうだ……ダーツさん……


酒場のドアを開ける。

ぼーっとまわりを見回す。

すると、誰かがボクの肩を強くつかんでゆすってきた。


「アキラちゃん! どうしたの!?」


ボクを心配そうに見つめる女性。


「あ、カザリさん……」


忍者のカザリさんが深刻な顔をして、ダーツさんたちのところへ

ボクを連れていく。

カザリさん、なんでこんな怖い顔してるんだろ……

なんとなくそんなことを思っていた。


ダーツさんの姿を見た瞬間、涙があふれ、そして走り寄って抱きついた。


「ダーツさん! カノンが! カノンがあああ!」





「なるほど……」


ダーツさんがうなる。

酒場の一番奥まった場所、誰にも話を聞かれたくない時、ダーツさんたちは

そこに陣取るらしい。

左横にはカザリさん。

カザリさんはボクの肩を優しく抱いてくれている。

ボクの右横にはエルフのネロさん。心配そうにボクを見ている。

目の前にはダーツさん、その隣には戦士のタイラーさんが座っている。


ボクはまだ泣いていた。

だって涙がどうやっても止まらないんだ。


「よし、一度その宿に行くか」


ダーツさんがそう言うと、全員がうなずいた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ