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この作品には 〔残酷描写〕 が含まれています。

スケルトンが「人間」であるために

作者:通りすがりの村人A
多分誤字とかありますけどよろしくお願いします
転生したらスケルトンになりたい
ふとそう思ったことがあった
理由は自分の顔の出来が大体中の下か下の上くらいだったから。下の下ではなかったと信じたい…
そんなしょーもないことを考えながらのんびりと学校から帰っていた
グラウンドをみると野球部の連中が練習している
(毎日毎日同じことばっかして飽きんのかねぇ)
そんな風に思っていた時だった
頭に強い衝撃を感じたのは
恐らくボールが頭に当たったのだろう
(野球部、絶対許さねぇ…)
そう思いながら俺は意識を手放した




目覚める
(なんか体がスースーするなぁ)
そんなことを考えながら俺は意識を覚醒させる。そして辺りを見回して思った
(ここどこだよ!)
そう思ってしまうのも仕方あるまい
左を見る。岩である。右を見る。岩である。上を見る。岩である。自分の手を見る。骨である。
って骨!?
まさかと思い足も見る。骨である。体も骨。さっきからスースーする理由はこれであろう。
いや待て待て待て。一旦落ち着こう。状況を整理しよう。俺の今いる場所はどこだ?四方八方岩ってことは大方洞窟とかそんなんだろう。そして今一番重要な案件、なぜ俺は体が骨なんだ?まるでスケルトン…
その時俺はある一つの考えに辿り着いた
(俺ってまさか「転生」したのか?)
それはつまり俺は元の世界では死んだということになる
ということは俺の17年間の人生はボールが頭にぶつかって終わったことになる
……………………
いやこの考えはやめよう!大事なのはこれからどうするかだ。
まずは探索するか。とりあえず動かないことにはなにも始まらないし。
そう思いながら俺はスケルトンとしての人生?を歩み始めた





少し歩くとカタカタという音が聞こえてきた。
(同じスケルトンかな?)
そう思って歩いて行くとそこには案の定スケルトンがいた。
すると俺のなかでなにかが暴れだした
(殺セ!)
なにかはわからない、しかし決して抗えない。いわゆる本能というやつだろう。気付くと俺の体は勝手に動いていた。
向こうのスケルトンもこちらに気付いたらしく戦闘態勢に入った。
そこからは小学生の喧嘩みたいになった。お互い防御なんて考えず敵を殴って蹴って。痛いなどはなかったし腕が取れてもあまり気にならなかった。ただただ相手を殺したかった。時間にしてはおそらく数分くらいであろう。しかし、何時間にも感じた試合の結果俺はなんとか勝利を収めることができた。
腕は片方取れてるし体力も尽きたまさに五体満足だ。なんとなく「あぁ俺死ぬのかなぁ」なんて思ってたその時、突然俺の体に力が溢れてきた。取れていた片方の骨も勝手に生えてきて他の骨も若干太くなって頑丈になった気がする。
(成長したのか?)
よくある「敵を倒したら経験値がはいってレベルアップ!」みたいな感じだろう。
まぁとりあえず希望?の様なものも見えたことだし頑張ってみるか。
そう思い洞窟の探索を再開した。





しばらく探索を続けてみたがスケルトン以外にはなにも会わなかった。何匹か会ったので意思疎通を図ろうと思ったが見つけるたびに頭の中に
(殺セ!)
というのが浮かんできて出来なかった。おそらく他のスケルトンも同じ感じだろうから意思疎通は出来ないだろう。ただ敵を倒すたびに本能は若干抑えられるようになってきた。体もどんどん丈夫になってきてもう普通のスケルトンの攻撃は痛くも痒くもなくなり攻撃力も頭蓋骨を粉々にできるくらいにはなった。
(そろそろ探索も一旦終わるか)
そう思った時、スケルトンとは全く違う足音が聞こえた。喋り声も聞こえる。
(人なのか!)
俺は嬉しさのあまり跳ね上がりたくなった。スケルトンになって始めての人との接触である。スケルトンになってからあまり人と喋りたいとは思わなくなったがさすがにそろそろ人と喋りたいと思っていたところだ。声は若干成長して若干出せるようなったし大丈夫だろう。そんな軽い気持ちで俺はこの体で始めて人間に会いに行った。





壁に隠れながらこっそり見るとそこには黒髪のストレートの文系少女といった感じの娘と逆に短めの茶髪の元気そうな女の子がいた。
ゲームとかでよくいそうな正に「初心者」といった感じだ。
「今日はこのくらいにしよっか〜」
「えぇ、そうねまた明日探索を続けましょう」
自分の世界の言語と違うと分かるのになぜか意味が分かった。ことらへんも要確認する必要があるな。
そんなことを考えながら女の子二人の会話をのんびりと聞いていた時だった
また暴れ始めた
(殺セ!)
スケルトンを見つけた時とは比較にならない程の本能の呼びかけ。
(殺セ!殺セ!殺セ!)
嫌だ!さすがに人間を殺したくはない!
(殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!)
嫌だ…
(殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!)
いや…
(殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!)
やばい本能に呑まれる…
(殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!)
二人共ニゲテ…
(殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!
殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!殺セ!)
モウムリ…
そして俺は意識を手放した。





どうやら無理矢理本能に抗おうとすると意識を呑まれるらしい。俺はそんなことを二人、いや二人だったものを見ながらで考えていた。大方洞窟のスケルトンで油断していた所を俺に襲われたんだろう。
俺は俺が怖くなっていた。
二人を殺したことになんの罪悪感も覚えておらずむしろ洞窟のスケルトンよりも経験値がはいり嬉しいと思う俺。血の匂いが混じった空気を心地よいと感じる俺。そして、二人だったものをただの肉塊としか思わない俺。
俺は本当に人間だったのだろうか?それすらも曖昧になってくる。
俺は本当になんなんだ!
俺はなんだスケルトンか?
いいや違う俺は人間だ!
人を殺したのに?
あぁ、俺は確かに二人を殺してしまった。だか…
だが?
償えることはできる。俺は二人を殺してしまっただから、その十倍いや、百倍の人達を救ってやる!
本当にできるのか?
できるかできないかじゃない。やるんだ!
そして俺は二百人救い二人に償うためにこの洞窟の出口を目指して歩き始めた。


この物語はスケルトンになってしまった「人間」が「人間」であるために「人間」を救う物語
「人間」に疎まれる存在でありながら「人間」を救う「人間」の物語
ただし始まりは「人間」が「人間」でなくなってしまって「人間」を殺す物語


その物語が今


始まった
皆さんこんなの毎日書いてるんですね…

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