六話「そうだ、武器屋に行こう。」
転成された素材をどうするか悩んだ末、一応持っていることに決めた。
「じゃー、ありがとうございました〜」
とりあえず俺たちは店を後にする。
「どうしましょうか〜」
「んじゃあ、武器屋みにいこーぜ!」
俺が提案をしてみる。すると意外とみんな反応が良く、近くの武器屋に早速行くことにした。
*****
外にはガラス張りで沢山の剣や防具がならんでいる。そこに一つ銀色の輝きを放つ、剣に俺は目を盗まれる。しかし…
「一、十、百…1000000J(百万J)かよ!高すぎぃ…」
大丈夫なのか、この店…。俺が心配しているともう辺りには誰もいない。皆さんもう店に入ってるらしいです。俺はとりあえず店の中に入ってみる。
「うわぁ…コレ可愛いぃ〜セナっち見てください〜」
エリーが俺に緑色に光る指輪を見せてくる。
「なんだコレ、ただのアクセサリー?」
俺が言うとエリーがこいつ分かってねぇなぁーみたいな顔していってくる。
「いいですかー?これはただの指輪じゃないんですよ〜。これは魔法師にとって欠かせない魔力や攻撃力などを増幅させる効果があってですね〜」
「あ〜いや〜知らなかったんだよー。
わりぃ、わりぃ」
俺はそう言いとっさにその場を離れる。
少し先に行くとそこにハルとティアラがいたので声をかけてみる。
「あっ!セナ君」
「セナさん!」
「なにみてるんだー?」
俺が聞くとハルが弓を見せてくる。
「これなんだけどねぇー、一目惚れしたんだけどさぁー値段がねぇー。」
俺が弓についている値札をみてみる。
135000J(十三万五千J)…俺がさっき見た剣に比べれば安いほうだがそれでもかなりの高価な物と言えるだろう。
「私もなんですー。これ見てください」
ティアラが首に付けるネックレスのような物を見せてくる。値段はお察しの通りだ。
「やっぱ、結構どれも高いなー、あっ、そういえばクレアは?」
「あー、さっき剣が並んでる所にいましたよー」
ティアラがあっちの方を指差しながら言う。
ちょうど俺も剣を見たかった所だったので俺はそこに行ってみる。
するとそこにはなにやらある剣をじっーと見つめるクレアの姿があった。
「なんかいいのあった?」
俺が聞くとクレアの体がビクッとなる。どんだけ集中してみてたんだよ…
「別にあなたには関係ないわ」
ばっさり言われてしまう。警戒心が強いのだろうか。俺は無視してクレアが見惚れていた剣を手に取ってみる。
「へぇーいい剣だなーこれ」
俺が言うとクレアが嬉しそうにする。いやいやなんでお前が嬉しそうなんだ?俺が疑問に思っていると向こうから声がする。
「セナっちいいのあったー?」
エリーの声だ。
「んー今の所微妙かなー」
強いていえばあの剣だが…あれはさすがに高すぎて手に負えないからなぁー
「なら、オーダーメイドしましょうか?」
俺たちの会話を聞いていたのかこの店の店主が俺にいってくる。
オーダーメイドゥ? 何それそんな裏技が!
俺はその話に食いたのであった…
ご視聴ありがとうございましたー!
そういえばPVが一万超えてましたー!!
ありがとうございます!これを励みにこれからも頑張りますので宜しくお願いします。