四話 「あれれ?いつの間にかハーレムに!?(すっとぼけ)」
冒険者となった俺とティアラは早速クエストを受注しに行く。やっぱりあれだ、ダンジョンといえばモンスター討伐がセオリーだろう。
「すいません、クエスト受注しに来たんですが、何かないですか?」
「えーと、お名前をいいですか?」
またしても綺麗なお姉さんが対応する。俺とティアラはとりあえず名前を言う。
「今の段階だとこんな感じです。」
お姉さんがクエスト一覧表を見せてくる。
・薬草 採取 最低100束 500J
ん?これだけ?てかモンスターは?採取しかないの?クエスト。俺はこの現状に戸惑いを隠せない。
「えっとー、これだけしかないんですか?」
俺が聞くと…
「はい、Gランクの方は採取クエストしかできません。討伐クエストはFランクからしかできません。なお、採取クエストの薬草をチームで1000束、なので100束ずつだと10回ほどクリアするとFランクに上がれます。」
「まじかよ…」
えーちょっと待って下さいよお姉さん。俺はダンジョンでモンスターを倒すために冒険者になったのに…採取クエストとかやってられるかよマジで。しかも1000束って…これはどのくらいのペースで見つかるかにもかかってくるな。
「や…やるしかないよね…がんばろ!」
ティアラにそう言われる。そうなんだよな…本当、やるしかないんだよな…まぁーこれぐらいの試練、これから起こるであろう試練に比べれば楽なのかもしれない。仕方ない、いっちょやりますか。俺はティアラの言葉でなんとかやる気を出した。そして俺たちはクエスト場をでてダンジョン塔へと早速向かうことにした。
*****
俺たちはクエスト場を出て5分ほど歩くとダンジョンの聖地メイビス・クォーツ塔に着いた。相変わらずでかい。塔の上の方は雲で覆われるほどだ。依然としてこの塔の上の方はまだ攻略できていない。ある階層を境目にモンスターが異常に強くなるらしい。まぁーそんなことは今の俺からそれば遥か先の話なのだろうけど…今は出来ることを一つずつやるしかない。それにしても結構の人がダンジョン塔を出入りしてる。やはり三大都市の一つだけあって多くの冒険者がいる。そしてその多くの冒険者がいても広く感じるらしいこのメイビス・クオーツ塔、階層によるらしいが半径は1㎞〜3㎞ほどあるらしい。俺たちは早速ダンジョンにはいる。
「んじゃ、行きますか!」
「うん!」
ダンジョンの前には幾つかの転移紋章があった。俺とティアラはまだ第一層しかそこからはいけない。俺とティアラはその紋章を踏んでダンジョン内へと転移する。
*****
第一層ブルーメン ・フラワー、そこには名の通り花が多く咲いていて本当にダンジョン内かと疑ってしまうほどであった他にも中に入ると草原が広がっている。普通ダンジョンといえば暗いイメージがあるがここは特別違う。最もここ第一層はモンスターが出ない不可魔物侵入エリアとなっており採取専用の場所となっている。そのため安心して採取クエストに取り組める。俺からしたら退屈なだけだが…早速俺とティアラは手分けして採取に取りかかる。ノルマは1人50束だ。
「じゃあやるか…」
俺とティアラは手分けして薬草を採取することにした。俺は面倒くさいのであまりその場から離れず、最小限の動きで採取をした。30分ぐらい経過した頃結構な数が集まった。50束を早くも集めた。最も運のおかげなのだが…行く所行く所に薬草が落ちていた。俺はノルマを達成したのでティアラの様子を見に行こうとする。すると…近くでなにやら揉めてる?声がする。俺はそっーとそっちの様子を見に行ってみる。
「もう、やってられないわ」
「ちょっとクレア〜拗ねないでよ〜」
「そうだよ、クレア、もうちょっとだけ頑張ろ!ね?」
何やら一人の女の子が薬草採取に嫌気がさしたのか拗ねている。それを2人がなだめているという構図だった。俺はノルマを達成して暇だったので声をかけてみる。
「どうしたの?」
俺が声をかけてみると活発そうな女の子が答えた。
「ね〜聞いてよ〜クレアが拗ねちゃたの〜」
わざとらしくぶりっ子で言ってくる。
「しょうがないじゃない、私はモンスターを倒すために冒険者になったんだから」
今度は先ほど拗ねていたツンツンした女の子が言ってくる。なるほどなぁ…分かるよその気持ち。俺もモンスター狩りたいもん。
そこで俺はある提案を持ちかける。てか、わざわざ話しかけた理由でもある。やりたくないことは最小限の動きで解説!これが俺のモットーの一つでもある。俺は3人にある提案を持ちかける。
「良かったら一緒にやらないか?その方が効率がいい」
「いいね〜、でも効率上がるの?」
「その辺は大丈夫だ。クエストにクリアするとポイントがもらえるが、5人までなら2人でクリアした時や3人でクリアした時と同じポイントがもらえる。つまり5人までなら数が多いことに越したことはない。」
「そうなのー?初めて知った〜。ならそれでいんじゃない。ね?クレア、」
「私はどちらでもいいわ」
「僕もそれでいいと思う〜」
どうやら交渉成立のようだ。あまりにもあっさりオッケーを貰えたのは意外だった。
「どうしたのー?セナ君」
ちょうどティアラが来た。俺は彼女に今の状況を説明した。
「面白そー!うん!みんなでやった方が楽しいよね」
ティアラの賛成も得て俺たちは一度クエストをやめ、再度五人でクエスト受注しに行った。
*****
俺たちはその後また、第一層に戻ってきて、後どのくらいの薬草が必要なのかを確認する。先ほどの俺たちで100束、3人は今日が採取クエスト2日目らしく200束らしいよって計300束なので残り700束である。なので俺たちは分担して350束ずつ集めることにした。
「んじゃあ、せっかくだから勝負ね、私達3人で350束、君たち2人で350束ね。先に買った方が一つ言うことを聞かせれる」
ん?人数違くない?俺たち不利じゃない?こんなめちゃくちゃな条件が通るわけ…
「あのー、人数おかしくない?」
「もー君は男の子なんだから〜きっと大丈夫!じゃあスタートね!」
お、おい。待てや。無理やり始めやがった。なんて破天荒な女の子だ。止めようとしたがすでに採取を開始してしまった。
「う〜セナ君、急がないと〜」
「分かった、ティアラ、俺も男だ。ここは腹をくくる。」
俺たちも早速薬草探しに入る。幾ら理不尽といえど勝負には負けたくない主義な俺は気合を入れて薬草採取を始める。
*****
「ふー疲れたー」 そろそろ200束に差し掛かる所だ。近くで先ほどツンツンしてた子が薬草を集めてる。たしか、クレアって子だって?結構な手捌きだ。やるなぁー。
「やぁやぁ、結構早いねー、なんかコツとかあるー?」
敢えてここはフレンドリーに接してみる。一応今は同じクエストをしている仲間だしね。
「別にない」
あっさり撃沈しました。本当クレアさん怖ぇーす。まじごめんなさい。どうやら初対面の人の人にはかなりあたりがキツイらしい。とりあえず俺は気まずくなったので距離をとる。
薬草集めを始めてから三時間ほどが経過した所どうやら彼女達350束集め終わったらしい。それから10分後俺たちも集め終えた。勝負は俺たちが惜敗してしまった。それは一旦置いといてとりあえず俺たちはクエスト場に報告しに行く。
*****
「1日に1000束も集めたの?」
受けつけのお姉さんが結構おどろいている。そりゃそうか飽きずにここまでやる奴なんてさほどいないもんな。
「では、クエスト完了です。ポイントを付加するので手を添えてください。」
また、冒険者登録した時の石版が差し出された。俺たちはその石版に手を添える…
「ポイントの付加が完了しました」
「Fランク昇格おめでとうございます。」
「Fランク昇格おめでとうございます、次回からモンスター討伐クエスト受注が可能になりました。」
俺たちはそれを聞いてみんなで喜んだ。
「ありがとう。君のお陰だよ。」
いやいや、そんなことあるかもです。心の中で調子に乗っていると…
「そういえば、約束忘れてないよね?勝った方がなんでも言うこと聞かせられるって奴」
おいおい、忘れてたよ。いや、忘れてたフリしてました。マジ一生奴隷とかやめてね?この雰囲気台無しだよ?
「んで、何して欲しいの?」 ティアラが聞く。
「私達とチーム組まない?ほら貴方も数がいた方が有利って言ってたし…気付いてないかもしれないけど1000束採取は1チームごと、つまり、すでに私達はチーム扱いになってるんだよ?」
「あはは、僕も途中で気付いたんだけどね、それに私達、丁度もう2人ぐらいチームに欲しいなぁって話してたところなんだよ?ねっ?クレア?」
「そうだっわね」
「うんうん、まぁーそういう訳ですよ。、勿論無理強いはしないよ。でももうクエスト場ではチーム扱いになっちゃってるし、それに合わなかったら途中で抜けていいからさ、チームに入ってくれない?」
俺はそう言われ、ティアラの方を見る。するとティアラも俺の方を見ていた。俺とティアラは目を見た瞬間お互いに笑った。どうやらティアラも同じ考えらしい。
「あーいいと思うよ。これからよろしくな!言い忘れてたけど俺はセナ・ディーゼルド」
「わ、私はティアラ・クインテットです、これからよろしくね!」
「私はエリー・ロイーゼ、よろしくね!入ってくれてありがとう!」
先ほどから活発な女の子、髪は茶髪というより少しオレンジっぽくて、肩まで伸びている。彼女は俺たちの返事を聞いて、嬉しそうにしながら早速自己紹介をしてきた。
「僕はハル・メローネット、ハルってよんでくれると嬉しいな」
ボクっ娘が印象な彼女。他にも髪は白くてショートヘアがよく似合ってる。
「私はクレア・ヴァーミリオン、よろしく」
先ほどからツンツンしまくりの彼女、髪は黒髪でロングヘアーだ。ん?てかヴァーミリオン家って聞いたことある。お嬢様か。
これで自己紹介大会は終わり。
「これからよろしね、ティアラ、セナ。ところで二人とも宿屋は決めた」
「あっ!」 俺とティアラは見事にハモる。完全に忘れてたわ。
「やっぱりね〜、じゃあ今回は私が見つけた穴場を教えてやろ〜」
チームというのは住む場所まで同じなのか。その辺はまだ出会って日が浅い俺とティアラもどうしようかと悩んでいたから丁度良かった。その辺はロイーゼさんに任せることにした。
「ありがと!エリー!」
「悪いなロイーゼさん。」
「ん?聞こえないなぁ〜セナ君よ。」
どうやら敬語が気に入らないらしい。
「悪いなエリー!」
俺は恥ずかしながらも言い直す。
「フフ、よろしい。じゃあ案内するからついてきて〜」
俺たちは早速宿屋に向かう。そして…俺はここでようやく重大なことに気づく。
男1人…女4人…
ハーレムじゃねえか!!と思わず叫びそうになった。いやいや俺よ浮かれるな。俺は咳払いをし、冷静な振りをした。これは慣れるまだ時間がかかりそうだ…
*****
チュンチュンー。
「セナっちよ起きたまえ」
誰かの声がする。どうやら朝らしい。眠かった俺はその声を無視する。
「ほうほう、無視とはいい度胸だな〜ならこうするまでだ」
ドサッ!!
「ホゲェ!」
俺の体に誰かが乗ってきた。重い。クソ重い。俺が目を開けるとそこにはエリーがいた。
てか顔近い。近いから!彼女は降りることをせず俺に圧力をかけてくる。
「重いんだけどエリー、起きるからどいてくれください。」
「ふむふむ、私の体重が重いと?」
どうやら重いと言ったのが気に入らなかったらしい。めんどくせぇなおい!俺が必死に言い訳を探していると…
ガチャン!!
ドアが開く音がする。この体勢を見られるのは色々まずくね?
「二人とももう朝食のじか…ん」クレアが言う。
「あっ…」
時すでに遅し。見られてしまった。
「ごめんなさい、見なかったことにするから許して、先に行ってるね」
「ちがっ…」
否定しようとするがすでに遅かった。クレアはすぐさま下の階に降りてしまった。
「あはは、ウケる」 エリーが呑気そうに言う
。いや、うけねーよ!
俺とエリーもすぐさま朝食を済ませるために下の階に移動する。
*****
朝食を済ませた俺たちは宿主に1人金貨二枚(2000J)を払う。夕食、フカフカベッド、朝食、なかなかいい値段だ。俺たちは宿屋を後にする。
「ねぇねぇ今日どうする?」ティアラが問いかける。
「早速モンスター狩りいこーぜ!」 俺は一狩りいこーぜ的なノリで言ってみる。
「そ、の、ま、え、にギルドに行くわよ」
却下らしいです。はい。
「そうそう、実は僕達三人はもう先にギルドに入ってたんだ。だから二人にもそこに入って欲しいの。」
「そうね、同じギルドの方が何かと都合がいいし」
ギルドかぁ…なるほど。おもしろそう。特に入る予定こそなかったが3人が入っているなら俺たちもそこに入った方がいいと考え、俺はその考えにのる。
「おっしゃ、ならギルドいこーぜ、ティアラもそれでいいよな?」
「うん!」
ひとまず俺たちはエリー、クレア、ハルが所属しているギルドに向かう。
*****
どうやら着いたらしい。ケイオス・フォレスト
と書いてある看板がある。これがギルドの名前っぽい。思ったよりも大きくて中からは結構こえが聞こえる。バリン!っとガラスらしきものが割れる声が聞こえる。すると今度はドガァ!という人が殴られたような音がする。大丈夫なのか?このギルド…活発そうなギルドだ、いや、活発で済んで欲しい。早速、俺たちは中に入ってみる。
「こ、こんにちはー」
中には沢山の人がいる。てか朝から酒飲んでる奴いるし。酒くさっ!血をダラダラ流している奴もいた。はしゃぎすぎだろ!
「マスターこんにちは!」
「おやおや、エリー、人が増えてるね、新入りかね?」
この人がギルドマスターか、いかついな、とにかくガタイがいい。殴られたら痛そう。手には血が付いている。絶対この人だろあの人殴ったの…何で殴ったのか知らんけどとにかく怒らせることだけはやめよう…
「えっーと、ギルドに入りたいんですけど、いいですか?」
ティアラが聞く。
「いいぞ。」 マスターが言う。え?軽っ。こんなに簡単でいいんすか?俺てっきり意気込みとか語らないといけないと思ってたわ。
「全員注目!!」 突然マスターが大声で言う。視線がこちらに集まる。
「ほら、自己紹介しろ」 どうやら自己紹介のために視線を集めたらしい。
「えっーと、ディーゼルド・セナです。」
「わ、私はティアラ・クインテッ…ツ…トです。」 ティアラが噛むと同時に笑い声が上がる。やめろよマジお前、俺まで恥ずかしくなってきた。
「とりあえず、そういうことだ。お前ら優しくしてやれよ」
マスターが言うと1人の男がこちらにやって来る。さっき血をダラダラ流してた奴だ。
「お〜い、新入り〜の女の子の方〜ティアラちゃんだっけか〜」
なんかキモいのやってきた。どうやら酒で酔ってるらしい。
「今度〜俺と一緒にダンジョンいこーぜ〜、な〜いいよな〜、 …ホゲェ!!」
マスターが酔ってる男の腹に一発グーを入れる。なにこの人、やっぱクソ強い。またもやそいつが血をダラダラと流す。俺がドン引きしていると…
「あー、マスターはああ見えても元Sランクだからね、僕達も初めて知った時は驚いたよー」
「もう、引退したらしいけどね」
マジかよ、Sランクとかぱないっすわ。たしかSランクって冒険者の最高峰にしか与えられない称号。この人そんな凄い人なのかよ。絶対ギルドでは悪さしないようにしないと、殺されるわこりゃ。道理で強い訳だこりゃ。
「それより君達〜ギルド登録終わったことだし…」
「早速モンスター狩りいこーぜ!」
本日二度目、一狩りいこーぜ大作戦。俺が言うと…
「違うわよ!」
またもや却下。
「ダンジョンにいく前に私達の陣形とか色々決めないと!」
「陣形?」 俺が言うと…
「そんなことも知らないのかしら、学校で習わなかったの?パーティーの特徴に合わせて様々な陣形を…」
クレアに怒られた。ついでにクレアの陣形大講座が始まろうとしていた所…
「と、り、あ、え、ず、色々話あいたいからあそこの席に集まって!」
エリーが席を差しながら言うのでとりあえず俺たちはそこに移動する。ついでにクレアの陣形大講座は強制終了となった。
*****
「とりあえず、二人ともステータス見せて欲しいんだけど。私達も見せるから」
あーそういえば冒険者登録した時にステータスの紙もらったな…とりあえずステータス公開大会をする。
ティアラ・クインテット
LV1 Fランク
ATK 5 (攻撃力)
DEX 8 (器用さ)
INT 7 (知力)
AGL 7 (敏捷性)
AVO 5 (回避)
GRD 5 (防御力)
REC 18 (回復力)
MP 30 (魔法ポイント)
スキル 回復防御LV2
ディーゼルド・セナ
LV1 Fランク
ATK 17
DEX 9
INT 6
AGL 16
AVO 14
GRD 12
REC 3
MP 30
スキル 剣術LV2 体術LV2
エリー・ロイーゼ
LV1 Fランク
ATK 8
DEX 17
INT 12
AGL 7
AVO 8
GRD 8
REC 6
MP 70
スキル リードLV2 魔法付加LV1
魔法支援LV1
ハル・メローネット
LV1 Fランク
ATK 13
DEX 12
INT 8
AGL 6
AVO 7
GRD 9
REC 5
MP 30
スキル 弓術LV2 遠距離支援LV1
クレア・ヴァーミリオン
LV1 Fランク
ATK 15
DEX 14
INT 14
AGL 20
AVO 14
GRD 12
REC 13
MP 40
スキル 剣術LV2 閃光移動LV1
と言った感じか。
「すごい…」 エリーが言う。
「何がすごいんだ?」 俺が聞くと
「もしかしたら、すごいバランスの良い陣形ができるかも」 エリーがそう言い。紙に陣形を書いていく。
セナ クレア
エリー
ティアラ ハル
「こんな感じかな〜」 どうやら陣形を書いていたらしい。
「セナっちとクレちゃんが前衛で私が中衛、んでティアちゃんとハルっちが後衛ね」
エリーがどんどん話を進めていく。てか名前の言い方が気になるな。それはそうと陣形は結構いいかもしれない。
「いいんじゃないか、それで」俺が言うと…
「うんうん、それでいいと思う。」
「僕も賛成!」
「いいんじゃないかしら」
「本当?良かったーじゃあ後リーダー決めないとね〜」
「それはお前でよくね」 俺が言うと
「うんうん、それでいいと思う」
「僕も賛成!」
「いいんじゃないかしら」
さっきと全く同じ言葉で返す。
「え?私でいいの?」
「いやいや、むしろお前しかいないだろ、仕切りまくってるし」
まぁー口うるさいのはともかくこいつはリーダーシップありそうだし適任だろう。
「ふっふふ、そんなに言うなら仕方ない私がリーダーをやってやろう、じゃ早速討伐クエスト行きますか!皆私についてこい!」
エリーが早速調子に乗っている。絶対こいつリーダーやりたかったやつだな。それはそうとついに初討伐クエストだ。俺たちはクエスト受注しにクエスト場に向かう……
ご視聴ありがとうございます。
昨日更新できなかったのでもう一話書きます。ではでは〜
あっ、感想とかその他もろもろ待ってますー