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ステ振りするならLUKでしょう?  作者: 北見 蓮
プロローグ
1/21

プロローグ 「幸運の貯蔵は十分か!」

ファンタジー挑戦します。


宜しくお願いします。


これは前世で不幸にまみれた少年が異世界に転生する話である。



「ここは、どこだ?」


目をさますと辺りは真っ白で何もなかった。


「ここは天国じゃよ、わたしは神様じゃ」



「お前は死んだんじゃ、うむ、まだ15歳か若くして死ぬなんてついてないのう」


「あ、そうだ俺たしか学校帰りにホモに絡まれて、その後コンビニで万引き犯扱いされて、店でたら犬にションベンかけられて、公園で遊んでたガキが俺の股間にボールをクリーンヒットさせた挙句小さい子庇ってトラックの下敷きになったんだっけ…ついてないなぁ…」


「そこでじゃ異世界いってみないか?」


唐突に神様がそんなことを行ってくる。俺は少しばかりか熟考する。簡単に言うと神様は人生を別の世界でやり直さないかと言っている。これに乗らない手はないのではないだろうか。それに、このまま不幸な人生で終えたくないしね。なら別の世界で再チャレンジしたい!そう考えた俺は神様に返事をする。


「ほんとですか!!行きたいです!」


「そうか、そうか、後初期ステータスも決めさせてやろう」


何、この神様優しい。前世の俺があまりにも不遇だったから気を遣ってるのだろうか。そして、神様はこう続ける。



魔力


知能


家柄



「君の持ち点は可哀想だから30ポイントと多めに振れるのじゃ、一項目に振れるポイントは30ポイントじゃ」


各項目に持ち点を振れということらしい。大抵の人間だったらどうだろう、とりあえず全てにバランスよく振り、そこからは徐々に調整するだろう。しかしだ、俺は考えた。普通のことをしてもダメだと。考えた末にあることに気づく。待てよこれ、運に全部振ったらやばくね?これは賭けだ。もし失敗すれば非常に悲惨なことになる。特に顔とかね。むしろ0点の顔とかみてみたいわ。だが、もし俺の考えが当たっていれば次こそ俺は幸せな生活ができるだろう。


「あ、全部運に振ります」



「何!?本当にそれで良いのか?」


「はい!次こそは幸運に恵まれた人生歩みたいので」


別にバランス良くステータスを振ってごく普通の生活を送ることだってできる。でも俺はリスクを負ってでも前の不幸な生活が帳消しになるぐらいの生活を手にしたかった。そのため俺は賭けに出た。


「分かったのじゃ。それでは転生するぞ」


転生リープ!!」


そう神様が言った瞬間、身体が薄れていく。同時に意識も朦朧としていく。俺はこうして異世界へと転生されたのだった。

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