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0022ゼロゼロニャンニャン パニック‼️地下鉄大暴走

「う~‼️のどいて~。風邪ひいた~」 リーゼント頭の冴えない男 ぬっくんが厨房に入っていきます。ここは横浜中華街のとあるお店。とは名ばかりで本当は世界の平和を守る秘密結社なのだ。


「ぬっくん、朝っぱらから悪いんだが、地下鉄に乗って元町中華街駅から横浜駅までおつかいに行っておくれ。ちょっと必要な品物なんだよ」とダルマ顔の社長が言いました。


「え~‼️俺 風邪引いてて、ほとんど声が出ないんすよ」 するとぬっくんのリーゼントの頭がモコモコと動きだしました。長いもみあげは後ろ足。タラリと1本たらした前髪はしっぽ。すくっと起き出し、はげ頭の上でのび~をする黒猫。なんとリーゼントの髪の毛は黒猫だったのです。


「にゃんにゃ~‼️俺が頭に乗って腹話術みたいにしゃべってやるから安心しろにゃ」人間の言葉をしゃべる世界でたった一匹の黒猫。その名も0022(ゼロゼロニャンニャン)


「ニャンニャンだけだとしんぱ~い。電車の中ではマナーというのがあるのよ」バイトの女の子 リンリンが皿洗いをしながら言いました。

「にゃんにゃ~?マナーってうまいのか?俺は電車に乗った事無いから リンリンもついてきてにゃ」


「え~‼️めんどくさ。ニャンニャン 電車の中では借りてきた猫のように静かにするのよ‼️それがマナーというものね」


しぶしぶ顔のリンリンとマスクをつけたリーゼントのぬっくんは元町中華街駅から地下鉄に乗りました。


「なんか混んでるにゃ~」 二人はつり革に捕まり揺られていきます。朝のラッシュでまあまあの混み具合。つり革に捕まっているぬっくんとリンリンの前の席に足を組んで化粧をしてる怖い顔のお姉さんがいます。

「おい、お前。何でこんなに混んでるのに足を組んで化粧してるにゃ?マナー知ってるか?」


ニャンニャンの腹話術でマスクをしたぬっくんがしゃべっているみたい。


(え~‼️ニャンニャン やめて~)ってのどが痛くて声が出ないぬっくんの心の叫び。横にいるリンリンも冷や汗です。


「あ、すいません」って怖い顔のお姉さんは赤い顔になり足をほどきました。ぬっくんは冷や汗からの熱が上がって意識もうろうでふらふら~


「横浜~‼️横浜~‼️」 地下鉄は横浜駅に着きました。「さあ、降りるよ」ってリンリンが叫びますが、ふらふらのぬっくんは降りる前に、乗ってきたいっぱいのお客さんに飲み込まれて、車両の真ん中に~‼️


「あ~~‼️ヤバい~」ホームで泣きそうなリンリンを置いて、地下鉄は発車していきました。ガタンゴトンガタンゴトン


(う……、声が出ない。ニャンニャン大丈夫か~?)って、電車の真ん中てぎゅうぎゅうに挟まれながらふらふらのぬっくん。なのですが…


「おい、俺の横、耳につけてるやつから音もれてっぞ。うっさいにゃ」

「そしてお前、でかいリュックは背負わないで前にもてにゃ」

「そしてお前、くしゃみするのにわざわざマスクはずすな。マスクしたままくしゃみしろにゃ」

「そしておい、俺の後ろのやつ~‼️スマホが背中に当たってるにゃ。混んでるんだから、スマホ見るなにゃ。マナー知ってるか?」

周りのスマホ見てた人達がぬっくんの目線をそらしてささっとスマホをしまいだしました。


その時です。ピロリロリン、ピロリロリン


ぬっくんの後ろの方で、怖いタコ顔のおやじが電話に出ました。両隣には子分のようなパンダのアイマスクをしたでかい男が立っています。


「あ~‼️その件はさ~‼️うんうん。あいつさ~、やっちまいな。ぎゃははは」

タコおやじは大きな声で電話で話しだしました。周りはみんな迷惑な顔ですが、怖いので見てみぬふり。


「おい、お前。こんなに混んでるのに何で大きな声で電話してるにゃ?お前、マナー知ってるか?」

(ぎゃ~、ニャンニャン、やめてくれ~)ってふらふらのぬっくんの心の叫び~‼️


タコおやじは電話を止めて、にらんできました。「ん?リーゼントのお前の頭 ニャンニャンじゃないか」なんと、タコおやじはライバルの親分でした。

「マナー、マナーうるせ~‼️猫をそのまま乗車させるのは一番のマナー違反だろが」


はい、解説しよう。電車に猫を乗せる場合、必ず専用のキャリーケースに入れて全身を隠し、有人改札で手回り品きっぷを購入する必要があります


「ヤバい、ばれたにゃん。ぬっくん逃げるにゃ~」ちょうど地下鉄は駅に到着してたので急いで電車から降りて、反対側に止まっていた戻りの地下鉄に駆け込み乗車しました。


戻りはラッシュで同じように混んでいました。座席がお尻半分だけ空いていたのでニャンニャンがダッシュして座ります。そこにそそくさと はげ頭のぬっくんが追いかけます。

「げほげほ、あ~、かつらが転がり落ちた~」ってニャンニャンをかぶり乗せて無理くりお尻半分のスペースにぬっくんは座りました。

駆け込み乗車して周りに配慮なく咳をしてなんだ、こいつ~って周りから大ひんしゅくの目。


ニャンニャンが大きな声で言いました。

「マナーってめんどくさい。というか人間ってめんどくさいにゃ~‼️」


周りの人達が座っているぬっくんをジロリと見ました。

ぬっくんが心の声で叫びます。

(ぎゃ~、必殺、寝たふり❗まさに猫をかぶる。くか~っ)



そして地下鉄は横浜駅に戻って行きました。ホームにはリンリンが心配顔で待っています。「ぬっくんとニャンニャン、大丈夫かしら?借りてきた猫は無理として、ちゃんとマナーを守ってますように~。でもおつかいの品物は猫用のキャリーバックだったとはね~。やれやれ」

 

おしまい




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