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編集長
ヤシヒロとパイセンはデーマインに乗り出版界大手の輪林社に来ていた。
『今日は二人で週刊広青の一日編集長だ。』
『編集長…』
『どの記事でいくか。机上で考えよう!』
『記事…』
『ヤシヒロ君!気づいてくたかい?』
『……』
『インパクトのあるものがやっぱり売れるからね。』
『インパクト…』
『ヤシヒロ君はどんな記事でいきたい?』
『ライラー…』
ヤシヒロは事前に書いてきた記事をパイセンに手渡した。
『おにぎりをおかずにご飯を食べる?召喚者向けの記事だからね!ちょっと厳しいかな。』
『……』
『ここに俺が書いてみた記事がある。どれか好きなものを選んでくれ』
『自転車……』
『ええっ!ヤシヒロ君、それはヤバすぎだよ!』
『……』
『というか自転車の記事を書いた記憶がない。どこから紛れ込んだんだ。』
『ア……の呪い…』
『呪いって。そんなことないだろう。』
『……』
『自転車なんて載せてしまったら、輪林社が潰されてしまうよ。』
『……』
『他になにかないかい?』
『一輪車…』
『おおっ!いいね!週刊広青では使えないけど他の雑誌に使えるよ!』
『……』